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玄奘三蔵絵(げんじょうさんじょうえ)は、大阪府大阪市都島区の藤田美術館にある大和絵である。国宝に指定されている。
玄奘三蔵絵は、「西遊記」で知られる、法相宗の祖師・唐像玄奘三蔵法師の一生を一二巻の絵巻に仕立てたもので、国禁を犯して仏法を求めてインドへ旅立ち、多くの経典類を携えて17年後に帰国する物語を描いたものである。
「大乗院寺社雑事記」には信円が作らせた旧本があった事が記されているが、この旧本は何らかの理由で失われ、鎌倉時代末期になって新調されたのが、現在ある新本玄奘三蔵絵である。
新本の絵師は金銀濃彩を駆使した壮麗な色調や運筆などから、当代随一の絵師・高階隆兼(たかしなたかかね)ではないかと推定されている。
玄奘三蔵絵は、異国の地を魅力的に描いた貴重な絵巻物である。
玄奘三蔵絵は、「西遊記」で知られる、法相宗の祖師・唐像玄奘三蔵法師の一生を一二巻の絵巻に仕立てたもので、国禁を犯して仏法を求めてインドへ旅立ち、多くの経典類を携えて17年後に帰国する物語を描いたものである。
「大乗院寺社雑事記」には信円が作らせた旧本があった事が記されているが、この旧本は何らかの理由で失われ、鎌倉時代末期になって新調されたのが、現在ある新本玄奘三蔵絵である。
新本の絵師は金銀濃彩を駆使した壮麗な色調や運筆などから、当代随一の絵師・高階隆兼(たかしなたかかね)ではないかと推定されている。
玄奘三蔵絵は、異国の地を魅力的に描いた貴重な絵巻物である。
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