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大正九(1920)年生まれ。
平成五(1993)年、重要無形文化財「鋳金(ちゅうきん)」の保持者(人間国宝)に認定される。
鋳金(ちゅうきん)は、金属が高温で熔けるという性質を利用した技法で、熔かした金属を、鋳型(いがた)に流し込んで冷却し、固まったのち型から取り出して仕上げる。
師でもあった父(鋳金師齋藤鏡明氏)を10代で亡くし、家族を養うために鋳金工房を継ぎ、実務を積みながら手さぐりで修行を重ねる。戦争で全てを喪失し、一からの出発の中で恩師と出会い、さらに技に磨きをかけた。
「簡素でいて堂々とした、宇宙のような広がりを感じさせる作品を創りたい。」2種類の金属を使った「吹き分け」という技法で独自の境地を開いた。八十代のいまもなお現役として。力強く迫力ある作品を造りつづけている。
平成五(1993)年、重要無形文化財「鋳金(ちゅうきん)」の保持者(人間国宝)に認定される。
鋳金(ちゅうきん)は、金属が高温で熔けるという性質を利用した技法で、熔かした金属を、鋳型(いがた)に流し込んで冷却し、固まったのち型から取り出して仕上げる。
師でもあった父(鋳金師齋藤鏡明氏)を10代で亡くし、家族を養うために鋳金工房を継ぎ、実務を積みながら手さぐりで修行を重ねる。戦争で全てを喪失し、一からの出発の中で恩師と出会い、さらに技に磨きをかけた。
「簡素でいて堂々とした、宇宙のような広がりを感じさせる作品を創りたい。」2種類の金属を使った「吹き分け」という技法で独自の境地を開いた。八十代のいまもなお現役として。力強く迫力ある作品を造りつづけている。
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