NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/10


形彫根付 Katabori-netsuke 

Jp

 形彫根付(かたぼりねつけ)とは、根付のうち、木や牙歯類、陶器、金属、漆、琥珀、珊瑚類、ガラスなど、様々な材料を用いて立体的に人や動植物などを象ったものをいう。
 根付は、江戸時代にお金を入れるための巾着(きんちゃく)や煙草入れ、矢立て、印籠(いんろう)などの提げ物(さげもの)が帯から落ちないよう、紐で留めるために用いた留め具のこと。おおむね一九世紀半ばまでのものを古根付(こねつけ)、それ以降のものを現代根付(げんだいねつけ)と呼んで区別している。
 江戸時代初期は実用性を重視した簡素なものが多く、時代と共に装飾性も重視されるようになり、江戸時代中期に入って爆発的に流行した。明治時代に入ると海外から高い評価を得て輸出が盛んになり、その後、一時衰退に向かうが、近年になって様々な分野から技術者や多種多様な素材が参入。再び注目されつつある。
 今日は、古根付・現代根付ともに日本独特の文化を伝える美術品として扱われ、特に海外での評価が高い。
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2008/3/4


久慈琥珀 Kuji-kohaku Kuji Amber

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 久慈琥珀(くじこはく)は、岩手県の久慈市で産出される琥珀である。
 琥珀は、太古の植物の樹脂が化石化してできたもので、久慈地方はその産出量、品質ともに優れており、歴史的にも国内唯一の産地として知られている。
 世界で最も古いものとしては三億年前の琥珀が発見されているが、久慈地方産の琥珀は、今から約八千五百万年前の中生代白亜紀後期に属するもので、宝飾品類に加工されるものとしては世界最古の琥珀である。
 この地方では古来より採取が行われており、各地に残る古墳時代の遺跡から出土した琥珀も久慈地方産とされ、平安時代にはすでに琥珀工房が存在していたことが判っている。
 近年では学術的に貴重な虫入り琥珀の発見も相次いでおり、奥深くて軽く、暖かみのある自然素材の宝石として親しまれている。
 太古からのメッセージを封じ込めた小さな粒は、地球が見つづけてきた時の流れの一瞬を今に伝えている。
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2007/9/7


螺鈿 Raden 

Jp

 古代より貝殻の秘める神秘的な色合いに魅せられた人々により生み出された、貝殻を用いた伝統的な装飾技法が、螺鈿(らでん)である。
 アワビやカワシンジュガイ、ヤコウガイ、アコヤガイなどの貝殻の内側にある、虹色光沢を持った真珠質の部分を薄く研磨し、それらを様々な模様に切り出して、漆地や木地の、彫刻された表面にはめ込んでいく。
 大変緻密な細工を必要とし、それ故に高い芸術性が認められている技法でもある。
 発祥は定かではないが、ギリシャ、ペルシア周辺だといわれ、シルクロードを通して中国へと伝来し、日本にもたらされたのは奈良時代頃だといわれ、唐代の優れた技術による作品が残されている。
 製作においては貝に限らず、琥珀や鼈甲、金属片が使われるものも螺鈿と呼ぶが、金及び銀を用いた場合は平文(ひょうもん)、或いは平脱(へいだつ)と呼ぶ。
 真珠質のきらびやかな輝きが埋め込まれたそれら逸品は、技法の誕生から数千年経た今も、人々を魅了し続けている。
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2007/8/2


追戸横穴墓群 Oido-yokoana-bo-gun Oido Yokoana Tombs

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 追戸横穴墓群(おいどよこあなぼぐん)は、宮城県遠田郡涌谷町小塚追戸沢にある史跡である。町の文化財に指定されている。
 箟岳丘陵(ののだけきゅうりょう)の南斜面、追戸から中野にわたる一帯には数百基に及ぶ横穴群が存在する。
 7世紀後半から8世紀前半に作られたとされ、中には全長が9m、3つの台床と家型の立面形をしている玄室を持ち、側壁にノミ痕が残されて朱彩が施されている墳墓もある。
 トンボ玉やヒスイ、メノウ、コハク玉破片、水晶などが出土しており、有力な豪族であったと推定されている。
 現在は、追戸横穴歴史公園として墓群を保存、整備・公開されており、誰でも横穴墓群が造られた古代の様子などについて、気軽に学ぶことができる。
 追戸横穴墓群は、日本の古代史を紐解く史跡である。
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2007/1/11


螺鈿の菓子器 Raden-no-kasiki Raden Kashiki (Raden Sweets Bowl)

Jp En

 螺鈿(らでん)は、伝統工芸に用いられる装飾技法のひとつであり、螺鈿の菓子器は、琉球漆器の伝統工芸品である。
 螺鈿細工は、夜光貝やアワビの貝の真珠質の部分を砥石でみがき、一定の厚さに揃え、文様の形に切って漆塗面にはめたり貼ったりする技法で、光線の当たり具合により貝の部分が青や白に美しく光るのを利用した加飾法である。
 漆塗面は文様に従って彫っておき、貝を糊漆ではりつける。貝自体に線彫装飾を施す事もある。
 貝に限らず琥珀、べっこう、金属片が使われるものも螺鈿と呼ぶが、金、銀を用いた場合は螺鈿とは呼ばずに平文(ひょうもん)、或いは平脱(へいだつ)と呼ぶ。
 螺鈿の菓子器は、中国より伝わった技術に沖縄独自の技法を加えた琉球漆器の、代表的工芸品である。
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