NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/16


植木鋏 青影 200mm Ueki-basami Aokage 200mm 

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 植木鋏「青影(あおかげ)」は、少し小ぶりの使いやすい、本格派の安来青鋼(やすきあおはがね)を使用した植木鋏である。
 安来青鋼は、クローム、タングステンを含むため、熱処理の時に安定感を増し、切れ味が良く、耐久性が高い。
 この商品は、切れ味が落ちても、研ぎなおす事によって、末永くいつまでも使用出来る。
 「青影」は、感触調整の簡単なネジタイプを採用しており、刃の背部分を曲面に加工する事で、枝の間などの狭い所の作業にも使いやすい。
 さらに、はがね堂加工によるオーバーミラー研磨により、はがねの性能を最大限に引出している。
 「青影」は、小ぶりである為に使いやすい、全長200mm、刃渡り65mmの、バツグンの切れ味を誇る植木鋏である。
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2007/6/1


鬼岩公園 Oniiwa-kouen Oniiwa Park

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 松野湖から注がれる可児川の渓流には、多くの巨岩・奇岩がそびえ立つ。「臼岩」「太郎岩」、「鋏岩」、「屏風岩」、「行者岩」等の木曽駒ケ嶽山系の花崗岩を見る事が出来る、飛騨木曽川国定公園の景勝地に「鬼岩公園」がある。
 「鬼岩」のいわれは、800年ほど昔にこの岩山に「関の太郎」という鬼人が住んでいたという伝説によるもの。近隣には全長約180メートルの「鬼の岩屋」があり、この中をくぐりぬける「鬼の岩屋くぐり」も体験出来る。この地方では鬼は福を呼ぶものという考えがあり、節分には「鬼は内、福は内」と言う様に、縁起を担ぐこともあるようだ。
 春には桜、夏は緑樹、秋は紅葉と渓谷一帯は四季折々に変化する樹木に囲まれ、数千万年の歳月の風雪に洗われて巨岩・奇石となった花崗岩が、美しいコントラストとなって渓谷を彩っている。
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2007/2/15


飴細工 Ame-zaiku Candy Craft

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 飴細工は水飴を加工して、様々な形、色に整えた菓子である。
 歴史は古く、平安時代に唐から来た職人が東寺に供えたものが最初とする説、江戸時代に煙管職人が客寄せのために作ったとする説などがある。
 日本だけのものではなく、東南アジアやヨーロッパなどでも行なわれており、屋台の売り物からケーキの飾りまで様々な種類がある。
 日本の飴細工は屋台や縁日で職人が作るものであり、熱した水飴に三色の食紅を練り合わせて色を作り、鋏と筆で形を整える。
 飴が冷めるまでの一分程度の間に加工を行なわなければならず、熟練の職人技を必要とする。
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2007/2/7


博多鋏 Hakata-basami 

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 博多鋏は、福岡県福岡市博多区にて造られる工芸品である。
 約700年前、南宗の帰化人である謝国明が博多に持ち帰ったものが、唐鋏と称された。
 幕末、博多箔屋に住む刀鍛冶の安河内卯助が、鍛冶に刀剣づくりの技術を用いる技法を編み出す。
 明治二十(1887)年、卯助翁の弟子・高柳亀吉が独立し、唐鋏を博多鋏と改称した。
 博多鋏は双方の刃物が全く同じ条件に仕上がらなければならなく、硬さ、厚さ、大きさも、寸分の狂いも許されないという、非常に難しい技術が必要とされる。
 長い歴史が形作ったシンプルなフォルムに、モダンな菱紋が博多鋏の特色であり、博多織等の伝統技術も支えてきた、博多の職人にとって大切なツールである。
 博多鋏は、刀剣技術を取り入れた、日本独自の技法で造られた、切れ味抜群の伝統工芸品である。
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2006/12/18


握り鋏 Nigiri-basami Nigiri-basami Japanese style scissors

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 鋏(はさみ)は、洋ばさみと和ばさみに大別される。一般的に和ばさみは「握りばさみ」のことをいう。日常的なことの大半は洋ばさみが使われるが、裁縫に関しては握りばさみに軍配が上がる。開いた状態なので、糸を切るのも一度の作業で済むからだ。先を使って細かい作業ができる点も、裁縫向きだ。
 江戸時代創業の「うぶけや」は、二百二十年以上の歴史をもつ打刃物の専門店。屋号は屋号のうぶけやは「うぶ毛も剃れる(包丁・かみそり)、抜ける(毛抜)、切れる(はさみ)」ところから命名。江戸の粋な衆が愛用したという毛抜きはもとより、握りばさみも高く評価され、親子何代にもわたるファンもいる。
 鋼(はがね)を使った握りばさみは、打ち物でつくられ、型抜きの安価のものとはまったく別物。手に収まりがよく、少しの力で糸を切ることができる。しかも切り口はシャープだ。その切れ味が持続するのは、良質な鋼を使っているからである。
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2006/12/15


将棋遊び Shougi-asobi Shogi Game

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 将棋といえば、一般的に盤と40枚の駒を使って二人で行う「本将棋」を指す。先手と後手が盤の上で交互に駒を動かし、最終的に相手の玉将(ぎょくしょう)という駒を詰めた者が勝ちとなる。
 駒には八つの種類があり、それぞれ異なる動きをする。相手の駒を取って自らの持ち駒とし、好きな場所に打ったり、相手の陣地に進むと駒を裏返して、新たな動き方ができるようになったりするなど独自のルールに基づき、王将を追い詰めていくのが醍醐味だ。
 本将棋以外には、自分の駒で相手の駒を縦横にはさむことで、相手の駒を取っていく「はさみ将棋」、将棋盤上で金将4枚を振り、出た目におうじて駒を進めていく「まわり将棋」などがある。
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2006/12/11


越前打刃物 Echizen-uchi-hamono Echizen forged blades

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 福井県越前市の伝統工芸に越前打刃物がある。700年の伝統の中職人が腕を磨き、独自の切れ味を生み出している。
 越前打刃物の歴史は南北朝時代に遡る。伝統はひとりの刀匠から始まった。1337年、京都の刀匠千代鶴国安が刀剣製作に適した地を求め、府中(現武生市)に来訪し、そのかたわら近郷の農民のために鎌を作ったのに端を発する。それ以来、武生は農業用刃物の一大産地となり、それらは北陸独自の行商というかたちで全国に広まった。
 現在は、日本古来の火づくり鍛造技術・手仕上げを守りながら、包丁、鎌、刈り込み鋏などを主製品として製造している。
 熟練した技と芸術的要素を兼ね備えた日常生活品として認められ、1979年、国の伝統工芸品の指定を受けた。
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2006/11/29


菊和弘 Kiku Kazuhiro Kiku Kazuhiro Forged Blades

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 総火造というのは、江戸時代の日本刀の製法を応用させた技法のこと。機械類は一切に使わずに千度の炎と鍛冶金槌裁きのみを使って一本の鉄から叩いて造り出す、昔ながらの手作業にこだわった伝統製法である。
 菊和弘 総火造刃物は「東京都伝伝工芸」に指定されている、本物の鍛冶師が造り上げた究極の工芸品である。
裁ち鋏も通常の刃部と持ち部を溶接融合したものではなく、一本の鋼からなる一体成形の技術を駆使した軽くて手に馴染みやすい、非常に使い易い鋏なのである。
 鋼には日本最上級の安木鋼 日立青紙二号を使用し、焼き入れには松炭を使用。細部にまでこだわり造り上げた最高級の伝統刃物に仕上がっている。
菊和弘はこの日本の伝統技法「総火造」を後生に残すために様々な後継者育成事業等にも積極的に参加している。
 まさに「日本の職人」の一人なのである。
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