NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/6/25


ニペソツ山 Nipesotsu-yama Mt. Nipesotsu

Jp En

 北海道中央部・東大雪。その最高峰として君臨するのがニペソツ山だ。
 標高2013m。麓から頂へと続く道は険しく、いくつもの鋭い尾根を越えていくこととなる。
 しかし、北海道の山としては類を見ないそのアルペン的山容から、道内きっての東大雪の鋭鋒として、多くの登山者たちを魅了してやまない場所でもある。
 間近に見れば、まさに人を寄せ付けんとするかのような厳しく、急峻な岩肌。いきり立ついくつもの尾根。それらを乗り越えて頂に立てば、十勝連峰からトムラウシ、そして表大雪の山々を手中に収めんばかりの絶景をその目に収めることができる。
 また、周辺はナキウサギの生息地としても知られていて、荒々しい山とは対照的な、かわいらしい姿を目にすることも出来るかもしれない。
 壮大な自然の真ん中に自分がいることの素晴らしさを感じる。それが、この山に人々が魅入られる理由なのかもしれない。
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2007/5/22


うさぎの吊るし飾り Usagi no tsurushi-kazari Rabbit Hanging Ornament

Jp En

 つるし飾りは別名「つるし雛」とも言われ、江戸時代以来の伝承文化であり、伊豆稲取温泉に伝わる風習である。娘の幸せを一針の糸、古い端切れに託し、祈りを籠めたひな祭り。その雛壇の両脇に揺れる和裁細工が、雛のつるし飾りである。
 この風習は、九州柳川地区では「さげもん」、山形酒田地区では「笠福」、伊豆稲取では、雛のつるし飾り、通称は『つるし雛』と呼ばれており、この3地域のみが、歴史的な伝承の由来や雛細工の文献、写真等、口伝や資料を今に伝えているのだという。
 つるし飾りは、願い事をお飾りの形に託すのが大きな特徴で、110個の飾りにはそれぞれいわれがある。うさぎの赤い目には呪力があり、病気を治すと信じられており、神様のお使いとも言われている。
 季節ごとに、それぞれに合ったお飾りを増やしてゆくのも楽しい。お気に入りの小物は、暮らしを彩り、心を豊かにしてくれることだろう。
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