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2007/8/3


ばんば踊り Banba-odori Bamba Dance

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 ばんば踊りは、宮崎県延岡市で毎年8月に行われる「まつりのべおか」にて踊られている民俗芸能である。
 まつりのべおかは宮崎県北最大の夏祭りで、市民5000人以上が巨大な輪となってばんば踊りを踊り明かす「ばんば総踊り」や、1万発もの花火が打ち上げられる花火大会など、2日間にわたって盛大に開催される。
 ばんば踊りは、口説唄と呼ばれる物語風の長い歌詞を持つ踊りで、その起源は延岡のそれぞれの地区で踊られていた盆踊りとされる。
 踊りと密接な関係にある音頭の文句に、江戸後期に民衆文化として親しまれた歌舞伎、浄瑠璃の内容がふんだんに盛り込まれており、江戸時代後期に盛んになったと言われている。
 ばんば踊りは、長く人々に親しまれている踊りである。
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2007/5/10


さいとりさし Saitorisashi Saitorisashi

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 さいとりさし(刺鳥刺)は、鳥取県に伝わる踊りである。
 さいとりさしとは、殿様が鷹狩に使う鷹の餌として小鳥を捕ることを意味し、また、それを仕事とする人の職名でもある。
 その昔、天下御免の鑑札をもつさいとりさしが、権力をかさにきて、各地を荒し回っていた。
 さいとりさし踊りは、このさいとりさしの横暴と世の中の封建制に反発し、民衆が酒席などで狂言風に歌や踊りを演じたものが始まりだと伝えられている。
 やがて、鳥を捕ることから転じて「嫁をとる」「福をとる」など祝狂言として伝承されてきた。
 四、五人で、そろいの法被、鉢巻き、手にトリモチの棒、腰にはこれ見よがしの鑑札、といった格好でユーモラスに歌い踊るその姿は、滑稽で愉快なものである。
 さいとりさしは、江戸から今に伝わる庶民の伝統芸能である。
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2007/2/15


日本舞踊 Nihon-buyou Japanese Dance

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 日本舞踊は日本の伝統的舞踊の総称であり、現在においては歌舞伎舞踊、上方舞、新舞踊などをさす。
 名称の通り歌や楽器にあわせて「舞い」「踊る」ことを行なうもので、江戸時代に歌舞伎の祖である出雲の阿国が歌舞伎踊りを行なったことが始まりとされる。
 歌舞伎舞踊は歌舞伎の劇中や単体の演目としても行なわれ、所作事とも言い、舞台で演じられる。対して上方舞は座敷内で行なうものをさし、主に関西方面で演じられた。
 新舞踊は大正時代に生まれたもので、演歌、民謡、歌謡曲などの音楽に振り付けをして自由に踊る。
 伝統芸だけではなく、現代の歌曲も柔軟に取り入れる多面性を持ち、現在も進歩を続ける芸能である。
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2007/1/26


大野楽 Oonogaku Onogaku Performing Art

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 大野楽は、大分県日田市前津江町大野に伝わる舞台芸能である。
 大野楽の由来記には元弘元(1331)年、大旱魃(かんばつ)により奉納したのが始まりと伝えられる。八幡大菩薩(応神天皇)の誕生を祝って奏したのが始まりとも言われるが、正確な起源は不明である。
 はじめの頃は、旱魃、長雨、疫病流行などの際に奉納したらしいが、主として降雨祈願であったようである。
 近世では、五穀豊穣、疫病災難払い、天皇即位を祝うために氏神・老松天満社に奏楽していた。
 県の無形民俗文化財にも指定されている。開催は不定期で、10月の下旬に行われている。
 大野楽は、総勢100名あまりの人々が練り歩き、舞い踊る。その様子は勇壮にして風雅であり、大変きらびやかな楽である。
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2007/1/25


かんこ踊り Kanko-odori The Kanko Odori Dance

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 かんこ踊りは、三重県伊勢市とその周辺で踊られる盆踊りである。別名シャグマ踊り。
 かんこ踊りは胸に「かんこ(羯鼓)」と呼ばれる締め太鼓を下げ、両手のバチで打ち鳴らしながら踊る民俗芸能で、かぶりものや背にかつぐものが、大型で華やかな風流芸能である点も特徴である。
 お盆に先祖の供養、或いは新盆の供養のために踊られるもので、10〜15人が輪になって踊る。
 頭に「しゃぐま」と呼ばれる被り物をかぶったりするタイプと、花笠をつけたりして優雅に踊るタイプの2通りがある。
 「しゃぐま」は馬の毛を糊で固めたもので、腰蓑と調和し、美しく幻想的な世界を作り出す。
 かんこ踊りは、白装束で太鼓を抱え、打ち振りながら、時には激しく踊り、練り歩く。そのさまは大変派手で、勇壮である。
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2007/1/11


四ッ竹 Yotudake The Yotsudake Bamboo Instrument

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 四ッ竹とは、琉球舞踊「ちゃーびらさい」などを踊る時に使う、沖縄の楽器である。
 四ッ竹は、4枚の竹を2枚づつ両手に持ち、打ち鳴らす楽器である。本来竹だけで使うものだが、近年はゴムで指に止めて使う事が多い。
 四ッ竹を使った踊りは、四ッ竹踊りとも言い、女踊りには四ッ竹を取り入れた綺麗な踊りも存在する。
 この四ッ竹を使い踊る「ちゃーびらさい」とは、沖縄の言葉で「ごめんください」という意味があり、四ッ竹を打ち鳴らしながら軽快に、優雅に踊るさまは、まさに沖縄の風土的な踊りと言える。
 四ッ竹は、最近では京都の新作踊り「京炎そでふれ」でも使用されており、琉球文化が本土にも波及していく好例と言えよう。
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エイサー Eisaa The Eisa Dance

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 エイサーは、沖縄の旧盆に行われる、盆踊りの様な行事である。
 1479年の「李朝実録」の中に、当時の那覇の記録としてエイサーが出ていて、この頃が始まりと考えられている。
 エイサーという名は、琉球歌謡集「おもろさうし」からという説や、「エイサー、エイサー」の囃子からという説があるが、どちらも確証はなく不明である。
 エイサーは自分のシマ(地域)の各家々を回る。このようにして家々を回り歩くことを道ジュネーと呼ぶ。特に15日の御送りを済ませた後に始める所が多いが、最近は旧盆の3日間行う所もある。
 エイサーの主体は太鼓と踊りである。地謡の演奏に合わせて太鼓を叩いていく際に、激しいアクションを見せる。数十人の太鼓踊りの統一感、一斉の躍動といった勇壮さが、エイサーの大きな魅力の一つとなっている。
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2007/1/10


おわら風の盆 Owarakazenobon Owara-Wind Bon Festival

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 編みがさを目深にかぶり、そろいの法被や浴衣を着た男女が胡弓や三味線の情緒あふれる音色に合わせ民謡「越中おわら節」に乗せて山裾の町を優雅にゆったりと舞踊り流す「おわら風の盆」。富山県八尾町に伝わるこの民謡行事は、風水害を治め五穀豊穣を祈る行事として、約三百年前に始まった。
 由来は諸説あるが、元禄十五年(1702)年に起こった「町民パレード説」が有力。当時土地の草分けの商家が所有していた「町建て」の重要文書が役人から返還された祝いに、三日間町民が歌い踊りながら町を練り歩いたのが起源で、これが町の名刹聞名寺における盂蘭盆行事となり、さらに風の盆に移ったというものだ。
 毎年9月1日から3日にかけて行なわれ、合計30万人前後の見物客が八尾を訪れ、町はたいへんな賑わいをみせる。
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