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2008/3/10


東大寺 お水取り Toudaiji Omizutori Todai-ji Temple Omizutoi Ceremony

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 東大寺お水取り(とうだいじおみずとり)は、東大寺境内にある二月堂で、毎年の三月一日から始まる「修二会」(しゅにえ)で行われる儀式の一つであり、修二会そのものを表す別称でもある。
 修二会は、その正式名称を十一面悔過法(じゅういちめんけかほう)といい、二月堂の本尊である十一面観音に東大寺の僧侶が人々にかわって罪を懺悔し、「天下泰平」や「五穀豊穣」などを祈願する法要である。
 天平勝宝四(752)年二月に実忠和尚によって始められたといわれ、これは東大寺の大仏開眼(同年四月)よりも先で、以来千二百年有余年、一度も途絶えることなく続けられている。
 お水取りは三月一二日深夜に若狭井(わかさい)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式で、この他にも二月堂の舞台で火のついた松明を振り回す「お松明」も有名な行事である。
 奈良の人々にとっては春を告げる儀式でもあり、お水取りが終わると、ようやく桜の花咲く春が本格的にやってくる。
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2007/5/2


讃岐獅子頭 Sanuki-shishigashira 

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 お正月や神仏の祭礼に登場する獅子頭。その歴史は古く、応神天皇のころに中国から伝来し、奈良東大寺の大仏開眼供養でも使われた伎楽面に由来するといわれている。やがて獅子舞のように、人がかぶって踊りながら五穀豊穣を祈願する御祭りなどに使われるようになった。
 讃岐獅子頭は、明治時代に創案され、あご、耳、取っ手など一部を除いて張子の手法によりつくられる。毛はモンゴルの馬毛である。
 粘土細工や木の型に和紙を貼り重ね、各パーツを型抜きしたのち、糊、漆などで素地を作り、目や鼻をくわえてさらに装飾し完成となる。乾漆つくりのため、軽くて丈夫。また、耳と口は、激しい動きに耐えられるように仕上げられている。
 今では、県内はもちろん全国からの注文を受け、一つ一つ手作りで、約一年かけて作り出され、その地の祭りのために送り出される。
 そして、毎年祭りの後に修理に戻ってくる讃岐の獅子頭たち。
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