NIPPON Kichi - 日本吉

2007/9/4

下川原焼土人形 Shita-kawarayaki-tsutiningyou Shitakawara Pottery Earthenware Dolls

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 弘前に下川原焼土人形(したかわらやきつちにんぎょう)が生まれたのは、文化七(1810)年、津軽藩九代藩主である寧親(やすちか)が、九州の筑前で陶磁器作りを学んだ下川原の高谷金蔵に玩具を作らせたのが始まりだと伝えられている。
 雪深い地域のため、暖房器具がない当時、冬の陶器作りは不可能だった。そのため陶工たちの仕事が空く冬の期間に土人形を作るようになった。
 この人形は、赤土と砂を混ぜ合わせた粘土を作り、型枠にはめて形を整え高温で数時間窯焼きする。色づけは鮮やかで、地塗りの白の上に黄・紫・赤の三色が映えるのが下川原焼土人形の特徴である。
 鳩笛や人形笛、土人形では干支もの、節句もの、武者人形、招き猫などが親しまれており、すべて手作りである。現在も当時と変わらない手法で受け継がれている。




 

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住所
036-8227 青森県弘前市大字桔梗野1-20-4
名前
下川原焼土人形製陶所
電話
0172-32-6889




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