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徳川家康を祀る神社のことを「東照宮(とうしょうぐう)」といい、幕府によって建立された日光、久能山などをはじめ、徳川氏に臣従した大名家が競って各地に建立したため、一時は全国に五〇〇社を超える東照宮があったとされる。明治に入り廃社や合祀が相次ぐにつれ、その数は減っていき、現存するのは約一三〇社とされる。
市街地から離れた山村、松平町にある松平東照宮(まつだいらとうしょうぐう)はその現存する社のひとつである。松平郷領主、松平親氏(ちかうじ)が祀られているという。親氏は信仰と慈悲の心が深かったといわれており、領内に菩提寺となる高月院を初めとした、多くの寺社仏閣を建立した人物である。
大正時代まで松平家が住んだとされ、境内には屋敷跡や徳川家康産湯の古い井戸跡などの史跡がある。また、敷地全体が松平家の屋敷跡であるため、神社の周りの石垣や濠が、当時の趣を感じさせてくれる。
市街地から離れた山村、松平町にある松平東照宮(まつだいらとうしょうぐう)はその現存する社のひとつである。松平郷領主、松平親氏(ちかうじ)が祀られているという。親氏は信仰と慈悲の心が深かったといわれており、領内に菩提寺となる高月院を初めとした、多くの寺社仏閣を建立した人物である。
大正時代まで松平家が住んだとされ、境内には屋敷跡や徳川家康産湯の古い井戸跡などの史跡がある。また、敷地全体が松平家の屋敷跡であるため、神社の周りの石垣や濠が、当時の趣を感じさせてくれる。
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