NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/19


沼田町 夜高あんどん祭り Numatacho Youtaka-andon-matsuri 

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 沼田町の夜高あんどん祭り(よたかあんどんまつり)は、北海道雨竜郡沼田町にて毎年八月の第4金・土曜日に行われる祭りである。
 昭和四九(1974)年、富山県小矢部市と親善交流が始まり、昭和五二(1977)年、交流団が小矢部市を訪問し、夜高あんどんの美しさと勇壮さに魅せられ、夜高あんどん祭りが始まった。
 大小様々なあんどんが街を練り歩き、最後にはあんどん同士をぶつけ合う北海道唯一の喧嘩あんどん祭りで、あんどん運行の前には夜高踊りパレードも行われる。
 大型のあんどんは高さ7m、長さ12m、重さ5トンにもなり、ヨイヤサッという掛け声に導かれ黒装束や法被姿の引き手が巨大あんどんを引き回す。
 派手な電飾のあんどんが激しく動き、忙しなく打ち鳴らされる拍子木と太鼓が祭りをクライマックスへと導く。
 沼田町の夜高あんどん祭りは、まさに真夏の一大絵巻である。
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2008/4/8


氷のトンネル Koori-no-tonneru 

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 北海道の中で2番目に小さな村の西興部(にしおこっぺ)に、真夏でも雪が残り渓谷を覆っている涼やかな「氷のトンネル」がある。
 冬の間、北見山地北部のウエンシリ岳の麓に、降雪や雪崩などで厚く雪が積もり、春になると下を流れる沢によって内部が溶けトンネルを形成する、夏の一時期に見られる珍しい雪渓。
 トンネル内の幅は4m、高さは3mほどで、積雪の多い年には長さが500mにも達する。
 壁には亀甲の様な特徴のある模様が見られ、自然の神秘にはただ驚かされるばかりである。夏の時期でも内部は4度程とひんやりとした冷気が漂っている。
 是非、訪れたい場所だが2001年に崩落事故があり、今では幻の名所になってしまっている。
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2008/3/10


花ござ Hanagoza 

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 藺草(いぐさ)を織って作った敷物は、古来よりござや畳表として利用されてきた。
 藺草はイグサ科の宿根性多年草で、内部組織が海綿状に満たされた円筒型の茎を持つ。そのためござや畳表は弾力性があり、断熱効果もあるという。また、調湿効果もあるといわれ、暑い真夏に畳やござの表面がひんやりと感じるのはそのためである。
 ござは畳が普及する前の一般的な敷物であったといわれているが、藺草を様々な色に染め、伝統的な技法で花模様や幾何模様などを丹念に織り上げて作る、花ござと呼ばれるものが古くから伝わる。
 熊本県は藺草の産地としての五〇〇年近い歴史を持ち、伝統工芸品として花ござが今も伝えられている。
 自然の色を生かした色やカラフルな色に染めた藺草をふんだんに使って、特殊な技術で織り上げると、模様が鮮明に浮き上がり、光沢のある美しい花ござが生み出される。
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2007/8/21


識蘆の滝 Shikiro-no-taki The Shikiro Waterfall

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 識蘆の滝(しきろのたき)は、滋賀県東近江市永源寺高野町にある落差25mの滝である。
 永源寺境内裏手の渓谷にある上段20m下段5mの2段滝で、滝壷に落ちた水は伏流となる。
 室町時代後期、文武両道に優れた武将・小倉実澄が建てた「識蘆庵」が名の由来で、庵主は毎朝この滝の清浄水を汲んで仏前に献じたと言われており、滝の左側には小さな不動明王が祀られている。
 落差もあり、紅葉に映える飛瀑は壮観そのもの。水量豊富な段瀑であるが、なんといっても上段の斜瀑が魅力的である。
 2段の滝がねじれるように落ちているという珍しい形の滝で、エメラルドグリーンに澄み切った滝つぼの美しさと、碧い清流とのコントラストが美しい。
 識蘆の滝は、真夏の暑いさなかにも、一服の涼を楽しめる素晴らしい瀑布である。
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2007/8/9


今山八幡宮 Imayama-hachiman-guu Imayama Hachimangu Shrine

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 延岡市の市街地を一望できる今山。その山頂に今山八幡宮がある。木々が青く生い茂り、真夏でもひんやりとした心地よい清涼感漂う参道を上ると、左右に控える狛犬達が歴史の古さを感じさせる社殿があらわれる。
 今から1250年余り前の天正勝宝二(750)年、時の領主土持直綱が領内の守護神として宇佐八幡宮の分霊を受け、城の鬼門の方位に勧請(かんじょう)したといわれている。
 書物「宇佐大鏡」の記述によると、当時この地は宇佐八幡宮の神領であったことが窺知されており、献納物を納めていたことが明らかで、当時の領地の住民にとって宇佐詣は容易ではなかったが、この勧請により参拝が容易になったといわれている。 合わせて10柱の神々が祀られており、歴代の藩主が領内の守護神社として崇敬した。
 現在は宮崎県北一の大社として、氏神・産土神と仰がれ、多くの信仰を集めている。
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2007/8/6


神越渓谷 Kamikoshi-keikoku Kamikoshi Gorge

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 神越渓谷(かみこしけいこく)は、愛知県豊田市御内町にある全長7kmの景勝地である。
 観光客で賑わう香嵐渓(こうらんけい)の上流にあり、訪れる人も少なく、森を渡る風や水音だけが聞こえる秘境となっている。
 渓谷は、自然の川を利用した管理釣り場ともなっていて、神越渓谷ます釣り場は、所々に大岩や、落ち込みがあり、強い瀬、ゆるやかな淵などさまざまで、渓流釣りの醍醐味が味わえる数少ない管理釣り場と言われている。
 また、5月中旬~6月上旬には川サツキが花開き、巨岩の上に稀にセツコクが着生することがあり、その美しさは目を引く。
 巨岩奇石が積み重なって連なる中を、清流が水しぶきをあげながらほとばしっており、ところどころに紺碧をたたえる淵も存在する。
 神越渓谷は、真夏でも長く水につかることのできないほどの冷たい水が流れる名勝である。
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2007/8/2


湖水ケ池 Komizu-ga-ike Koshimizugaike Pond

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 湖水ケ池(こみずがいけ)は、宮崎県児湯郡新富町日置にある周囲おおよそ1km、南北に長く延びた面積7ヘクタールの池である。
 毎年7月の中旬から8月の中旬ぐらいまで、池一面に蓮の花が咲く。緑の蓮の葉の間からのぞく真っ白な蓮の花は、凛として美しい。
 常時渇水することなく、夏は湖水ヶ池全体が蓮の葉に覆われ、白色の蓮を中心に桃色の蓮も交じり、色鮮やかな光景となる。
 この蓮池で、古くから伝わる独特のレンコン堀りが、冬の風物詩として地元の人によって今も続けられている。
 レンコン栽培は、高鍋藩七代藩主・秋月種茂が冬場に困窮する農民を救う為に植えたのが始まりといわれている。
 池のそばには元禄のころの創建と伝えられる水沼神社がある。水波女神が祭られており、水難除けや農耕の神様として古くから親しまれている。
 湖水ケ池は、盛夏には蓮で埋め尽くされる美しい池である。
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2007/7/30


オホーツク庭園 ohotsuku-teien Okhotsk Garden

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 北海道紋別市街の中心部に、オホーツク海が一望出来る流氷展望台があり、これを目印とする紋別公園(もんべつこうえん)がある。「オホーツク庭園」はその紋別公園の一部にあり、多くの木々に囲まれ日本の情緒溢れた美しい庭園が整備されている。
 庭園では、木々の静かなざわめきが時間の経過を忘れさせてくれ、人工ではあるが岩肌を流れ落ちていく3つの滝は涼を誘う。日本庭園の趣きを持つこの庭園は紋別八景の一つに数えられ、自然な景観を楽しませてくれる。
 春、桜の季節にはお花見、真夏の暑い季節には夕涼み、そして紅葉の季節には紅葉狩りと四季折々の情景が楽め、多くの人々が訪れている。
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