NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/25


三陸リアス式海岸 Sanriku-riasushiki-kaigan  Saw-tooth Sanriku Coastline

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 三陸リアス式海岸(さんりくりあすしきかいがん)とは、青森県南東部~岩手県沿岸部~宮城県の牡鹿半島までの、総延長600kmのリアス式海岸の事である。
 三陸とは青森県の陸奥、岩手県の陸中、宮城県の陸前の総称で、リアス式海岸とは海岸線に対して垂直方向に伸び、河川により浸食されてできた開析谷が、谷が沈降してできた入り江になり、それが連続して鋸の歯のようにギザギザに連なっているような地形をいう。
 三陸海岸の沖合いは、寒流の親潮と暖流の黒潮が三陸沖でぶつかり、世界四大漁場と呼ばれるほど豊かな漁場が広がっている。
 また、海岸の断崖絶壁は、ミサゴ、ウミウ、ウミネコ等の野鳥の格好の繁殖地ともなっている。
 三陸リアス式海岸は、太平洋の荒波と風雨によって造り出された景勝地が、点在する海岸である。
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2008/1/24


三納城跡 Minoujou-ato 

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 三納城(みのうじょう)は宮崎県西都市の西方の台地に建てられていた難攻不落の城であった。
 築城に関しての正確な記録は残っていないが、南北朝時代の建武二(1335)年、伊豆より赴いた伊東祐持が都於郡(とのこおり)を治めていた頃、支配下においていた四八の城の一つで、飯田備前守が城主であったという記録が残されている。
 城の西方は断崖絶壁、南側には三納川が流れ、北方は山地に接する堅固な構えを誇り、南方には曲折登坂の追手口を配していた。さらに高台に本拠地をかまえ周りには防御のための壕や堀が設けられていた。
 天正五(1577)年には島津家との争いに敗れて豊後に逃げ落ちた伊東氏の最後の砦となり、今では周りを樹木が覆っている。
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2007/12/25


断魚渓 Dangyo-gei 

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 断魚渓(だんぎょけい)は島根県邑智郡(おおちぐん)邑南町に流れる江川の支流、濁川(にごりがわ)上流に位置する渓谷である。
 火山岩の一種、流紋岩を濁川が侵食して、自然に形成されていった高低差一〇〇mほどの渓谷である。落差の大きな滝は見られないが、自然の水路が二四あるといわれ、それぞれに嫁が淵、神楽淵、箕の腰、などの様々な名前がつけられている。
 名前の由来は、その名のごとく「鮎の遡上を遮る断魚の淵」であるといわれている。
 昭和一〇(1935)年、国に名勝に指定されており、文化的遺産としても名高いという。両側には断崖絶壁がそそりたち、四季を通して勇壮な景色が楽しめる。
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2007/12/10


大分 岡城 Ooita Oka-jou 

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 大分の岡城(おかじょう)は、大分県竹田市竹田にあった城である。
 文治元(1185)年、源義経を迎えるために緒方三郎惟栄(おがたさぶろうこれよし)により築城されたと伝えられる。
 建武元(1334)年、大友氏の一族である志賀貞朝が大がかりな改修を加え、岡城と名付けた。
 四方を断崖絶壁の谷に囲まれた難攻不落の城として知られ、天正一四(1586)年には4万人近い島津軍を1000人で守った。
 江戸時代は岡藩7万石・中川氏の居城とされたが、明治四(1871)年、廃城となった。
 城の形が牛の寝ている姿に似ていたことから別名・臥牛城(がぎゅうじょう)とも呼ばれる。
 日本さくら名所100選に選定されており、毎年4月に雅な大名行列の桜まつりが行われている。
 岡城は、長い歴史を誇る、歴戦の城跡である。
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2007/12/7


海馬島 Todo-jima Todo Island

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 北海道の道北の日本海に浮かぶ礼文島。その礼文島の北端のスコトン岬の真北にある無人島が海馬島(とどじま)である。
 海馬島の周囲は4km。夏期のみ礼文島から漁船で渡ることができるが、周囲を断崖絶壁で囲まれているため、岩場や岸壁に船を着けて上陸する。波が高いと船を着けられないこともある。
 島には、灯台と漁のための小屋が一つあり、海岸には朽ちかけた番屋跡が見られるのみ。
 台地状の島は、貴重な高山植物の宝庫であり、花の浮島と呼ばれる礼文島と同種の固有の植物が群生している。夏場にはアザラシが姿をみせ、冬場にはトドが上陸して体を休める。オオセグロカモメやウミウの繁殖地になっている。
 海馬島は、手つかずの自然が残る、貴重な島である。
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澄海岬 Sukai-misaki Cape Sukai

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 北海道の道北の日本海に浮かぶ利尻島と礼文島。その礼文島の西北部にある澄海岬(すかいみさき)は、島を代表する景観の一つである。
 観光バスで訪れることもできるが、礼文島最北端のスコトン岬からゴロタ岬、澄海岬へと歩いて巡る4時間のルートも用意されている。
 断崖絶壁、奇岩怪石の海岸線と入江や岬に群生するエゾカンゾウやエゾシシドウなどの高山植物の織り成す景観は、まさに日本海が造り出した秘境といえる。
 岬から見おろすと、海底の砂地がくっきりと見え、海底に触れられると思わせるほどの海水は、透明度の高い礼文島のなかでも代表格である。
 澄んだ海水は光の射す角度により、色が微妙に変化する。天気の良い日は、南国の海のように鮮やかなブルーを描き出し、刻々と変化する自然が与えてくれる贈物である。
 透明な海に心を鷲掴みされ、いつまでもいたくなる場所である。
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2007/11/5


日豊海岸 Nippou-kaigan Nippo Coast

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 日豊海岸(にっぽうかいがん)は、九州東部の大分県中部から宮崎県北部にかけての海岸線に設置された国定公園である。
 四国と九州を分断する豊後水道を形成した九州山地の地盤変動によって、陸地が沈水してできたリアス式海岸となっている。
 日豊とは現在の宮崎県である日向国と現在の大分県である豊後国とを指し、大分県佐賀関半島から宮崎県日向市の美々津海岸に至る、約120kmに及ぶ出入りの激しい海岸である。
 日向灘に突きだした日向岬から観る海岸は、そそり立つ断崖絶壁と、白い飛沫をあげて押し寄せる波の素晴らしいコントラストの絶景となっている。
 水温が高く透明度もあり、テーブルサンゴ類、キクメイシ類、ミドリイシ類などが生育している。
 日豊海岸は、多くが海中公園となっている景勝地である。
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2007/10/4


浮島海岸 Futou-kaigan Futo Coast

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 浮島海岸(ふとうかいがん)は、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科にある、延長900mほどの海岸である。
 伊豆有数のダイビングスポットであり、透明度は高く環境がよい。また、海水浴場の裏側には、干潮時に塩溜まりができるポイントがあり、磯遊びや観察が楽しめる。
 近くには堂ヶ島や恋人岬などの見所もあり、マリンスポーツのメッカとなっている。
 知る人ぞ知る、海の沈む夕日の大変美しい絶景スポットとしても有名で、美しく光る海と入りくんだ海岸線、いくつもの奇岩に包まれた、磯釣りの穴場でもある。
 また、灯明ケ崎遊歩道は、浮島海岸の北端から絶壁や奇岩の海岸線沿いに田子まで約1時間の散策が楽しめ、途中には磯特有の草花が群落している。
 浮島海岸は、雄大な自然と海に恵まれた景勝地である。
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