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奥嵯峨の祇王寺とは別に、祇王・祇女(ぎおう・ぎじょ)の出身地といわれる滋賀県野洲町にも妓王寺(ぎおうじ)という寺がある。
平家物語に登場する妓王はこの地に生まれた。父親の戦死後、母とともに都へ向かい、男装して舞いや歌を披露する白拍子(しらびょうし)となる。
その美貌と優しさから平清盛の寵愛を一身に受けた妓王は、干ばつに苦しむ故郷を救うために、清盛に願い出て水路を掘らせ、一帯は息を吹き返し、有数の米どころとなった。村人たちは感謝を込めてこの水路に「妓王井川(ぎおういがわ)」の名をつけた。
ある日、仏という美しい白拍子に清盛は心変わりをしてしまう。暇を出された妓王は深く悲しみ、妹の妓女、母とともに尼となって都を離れる。思わぬ結果に「明日は我が身、日が昇ればいつかは沈む。」と悟った仏は、邸を逃げ出し妓王のもとを訪れ、ともに尼となる。
妓王寺は村人の感謝の念と、妓王と妓女、母親、そして仏の菩提を弔うために建てられたもので、四人の像が安置されている。
平家物語に登場する妓王はこの地に生まれた。父親の戦死後、母とともに都へ向かい、男装して舞いや歌を披露する白拍子(しらびょうし)となる。
その美貌と優しさから平清盛の寵愛を一身に受けた妓王は、干ばつに苦しむ故郷を救うために、清盛に願い出て水路を掘らせ、一帯は息を吹き返し、有数の米どころとなった。村人たちは感謝を込めてこの水路に「妓王井川(ぎおういがわ)」の名をつけた。
ある日、仏という美しい白拍子に清盛は心変わりをしてしまう。暇を出された妓王は深く悲しみ、妹の妓女、母とともに尼となって都を離れる。思わぬ結果に「明日は我が身、日が昇ればいつかは沈む。」と悟った仏は、邸を逃げ出し妓王のもとを訪れ、ともに尼となる。
妓王寺は村人の感謝の念と、妓王と妓女、母親、そして仏の菩提を弔うために建てられたもので、四人の像が安置されている。
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