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俳句や和歌をしたためるために用いられる色紙短冊和本帖。千年あまりの歴史を誇る京のブランドである。
色紙とは、もともと染紙のことを指す。平安時代には、詩歌の流行を背景に、歌集や詩書の中には染紙を用いて装飾性を持たせたものが数多くあったという。この中には、金銀の泥絵(でいえ)や切箔(きりはく)、さらに野毛などを蒔いた華麗なものの多くあった。これが現在のような色紙短冊として完成したのは鎌倉時代からである。室町時代には色紙短冊の文化が大変盛んになり、狩野派や土佐派の流れを汲む美しい金銀泥絵が用いられ、それは後小松天皇御製料紙や豊公醍醐の花見の短冊にも表れている。
近年書道や和歌、俳句の流行などにより、色紙短冊の需要が増加している。それに応えるために、業界を上げて後継者の育成と高品質の和紙の確保に取り組んでいる。
色紙とは、もともと染紙のことを指す。平安時代には、詩歌の流行を背景に、歌集や詩書の中には染紙を用いて装飾性を持たせたものが数多くあったという。この中には、金銀の泥絵(でいえ)や切箔(きりはく)、さらに野毛などを蒔いた華麗なものの多くあった。これが現在のような色紙短冊として完成したのは鎌倉時代からである。室町時代には色紙短冊の文化が大変盛んになり、狩野派や土佐派の流れを汲む美しい金銀泥絵が用いられ、それは後小松天皇御製料紙や豊公醍醐の花見の短冊にも表れている。
近年書道や和歌、俳句の流行などにより、色紙短冊の需要が増加している。それに応えるために、業界を上げて後継者の育成と高品質の和紙の確保に取り組んでいる。
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