NIPPON Kichi - 日本吉

2008/4/22

神棚 Kamidana 

Jp


 神棚(かみだな)とは、家や事務所などにおいて、神道の神を祀るための棚である。
 古来、伊勢神宮の神官が、神宮の御神符を全国各地に頒布したことから始まったとされ、一般家庭においては江戸時代初期から中期に掛けて広まっていった。
 設置場所も決められており、基本的には最上階の天井近くに、南向きまたは東向きに設置する。
 棚には小型の神社を摸した宮形(みやがた)を中央に配置し、左右に榊、灯明を配し、神棚の前方に注連縄をかける。この他、真榊や飾り徳利、御幣など各家庭でさまざまな縁起物が飾られる。
 宮形の中には信仰する神の神札を納める。収める箇所は三箇所のものと一箇所のものがあるが、どちらにも伊勢神宮の神札である神宮大麻と地域の氏神様、他に崇敬する神社の神札を納める。
 本来ならこれら宮形を載せるための棚のみを神棚というが、現在では宮形も含めて神棚と称されることが多い。
 人々の、日々の信仰の糧として今も多くの神棚が日本全国に祀られている。

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