NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/5


名取夏まつり Natori-natsu-matsuri 

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 名取夏まつりは宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)漁港で開催される夏まつりで、名取市三大祭りの一つである。毎年八月初旬、太平洋を臨むゆりあげビーチをメイン会場として屋台が並び、様々なイベントや仙台すずめ踊りの練り歩きなどを楽しむことができる。
 午後三時頃、ハッピ姿の漁師による大漁祈願の大漁船パレードが開催され、雄大な眺めに観客は大声援と拍手を送る。船上では大漁祝い唄と閖上太鼓が演奏される。
 夕方になると先祖の霊を供養するために約1000基の灯篭が流され、揺らめく水面を静かに流れていく光の美を堪能する。
 フィナーレを飾るのは午後19時30分から始まる約4000発の花火大会だ。
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2008/7/15


福島 灯篭流し花火大会 Fukushima Tourou-nagashi-hanabi-taikai Lantern Floating in Fukushima

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 先祖や死者の霊を弔うために、灯篭や供え物を海や川に流すのは、「灯篭流し」と呼ばれ日本の伝統的な行事として各地で行われている。
 福島県田村市船引町の船引地区でも、町の繁華街を流れる大滝根川に二〇〇〇個以上の灯篭を流し、夏を締めくくる行事になっている。
 この灯篭流しは、昭和二四(1949)年、戦後間もない頃、戦没者を供養する盆の送り火として灯篭が流されたのが始まりで、その後も続けられ、昭和三〇(1955)年には花火大会も行われるようになり、夏を彩る行事として定着していった。
 今では各団体が趣向を凝らした灯篭を制作して審査も行われている。
 時代と共に少しずつ内容を変えながらも、大滝根川の川面にゆらめきながら映る淡い光、そして夏の夜空をひと時染める花火が、今も昔も変わらぬ人々の思いを乗せて流れていく。
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2008/7/14


松島灯籠流し花火大会 Matsushima-tourou-nagasi-hanabi-taikai Matsushima Lantern Float Festival Fireworks Display

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 宮城県松島町でおこなわれる「松島灯籠流し花火大会(まつしまとうろうながしはなびたいかい)」は、毎年八月一七日に松島海岸及び松島湾一帯で開催される伝統行事である。
 七百有余年もの昔、奥州随一の禅寺である瑞巌寺(ずいがんじ)の法要で、僧侶たちが経文を読踊し、海に一〇八の灯籠を流したのが始まりだと伝えられている。
 先祖の霊を供養するために、心を込めて流す無数の灯籠が、松島湾の海の上をゆらゆらと流れていく。その中で、夜空には水中でのスターマインや尺玉など、約八〇〇〇発の壮大な花火が打ち上げられ、灯籠と花火の独特で幻想的な風景が映し出される。
 ほとんどの島に松が存在するという、大小二六〇余りの美しい島々が点在する松島。昼間とは違った、日本三景松島湾の華麗な姿をみるために、大勢の観光客が訪れる。
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2008/6/10


定義如来夏祭り Jouge-nyorai-natsu-matsuri The Summer Festival at Jogi Nyorai

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 定義如来夏祭(ぞうげにょらいなつまつり)は、宮城県仙台市にある定義如来西方寺の祭りで、毎年八月の第一土曜に開催されている。
 西方寺は仙台市の都心からずっと離れた山形県に近い山奥にある。平安末期、平家随一の忠臣だった平貞能(たいらのさだよし)がこの地に落ち延び、「定義」と名前を変えて庵を結んだ事から始まるとされる。遺言通り、側近らによって墓に小さな堂と阿弥陀如来が据えられ、後世に語り継がれて来たという。
 八月に行われるこの夏祭りは、平貞能の魂を鎮め、なぐさめる祭りである。神輿、練り行列、奉納演芸などが披露され、夜も更けてくると漆黒の空に美しい奉納花火が打ち上げられる。
 花火が彩る夜空に、西方寺の五重の塔のシルエットが映え、美しく幻想的な姿を見せるという。
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2008/6/6


青森花火大会 Aomori-hanabi-taikai Aomori Fireworks Display

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 青森花火大会は、東北三大まつりのひとつである青森ねぶた祭りの最終日に行われる。花火とねぶたの海上運行との競演が堪能できる花火大会である。
 ねぶた祭りでは、歌舞伎や神話を題材にしたねぶたと呼ばれる巨大な灯籠が、囃子に乗って青森の中心街を練り歩くが、海上運行は、ねぶたを台船に載せて青森湾内を運行する。
 祭りの最終日、ねぶた賞を受賞した5台のねぶたが、お囃子の中を海上運行し、花火大会が始まる。
 暗い海に浮かび上がる極彩色のねぶたの頭上に、光の軌跡を刻み込むような早打ちの花火が華開く。色と光に満ちたねぶたと花火の競演は、見る人に、すぐそこまで来ている秋の足音を一瞬打ち消してくれる。
 9000発の花火と幻想的なねぶたの作り出す時空に、すぎ行くみちのくの短い夏を思うのである。
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神明の花火大会 Shinmei-no-hanabi-taikai The Fireworks of Shinmei

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 山梨県の「神明(しんめい)の花火大会」は、江戸時代には、三河の吉田(愛知県)、常陸の水戸(茨城県)と並び、日本三大花火の一つともいわれた由緒ある花火大会である。
 もともと神明社の祭りに神明の花火として打上げられたのが始まりであるが、長く中断していたものを、平成元(1989)年に復活し毎年開催されている。
 開催地の山梨県西八代郡市川大門は、国内有数の花火産地でもある。
 スターマイン、仕掛花火、4号玉、そして競技花火では参加業者のオリジナル花火など、約2万発の花火が壮大な光絵巻を夜空に描き出す。
 なかでも直径約60cm、50kgの2尺玉は、頭上に500mの大輪の華を咲かせ、見る者の度肝を抜く。この花火大会を見るために、県内外から約20万の人々が訪れる。
 復活した神明の花火大会は、街の持っていた特性とエネルギーを発揮し、山梨県内最大規模の花火大会となっている。
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諏訪湖祭湖上花火大会 Suwako-sai-kojou-hanabi-taikai The Lake Suwa Festival Fireworks Display

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 信州の夏の風物詩、諏訪湖祭湖上花火大会(すわこさいこじょうはなびたいかい)は、毎年八月中旬に開かれる、全国でも有名な花火大会である。
 終戦直後である昭和二四(1949)年から続いている花火大会で、終戦記念日にあたる八月一五日の夜七時、戦争犠牲者へ捧げる黙祷から幕を開ける。
 諏訪湖に浮かぶ初島を中心に、湖上に設置された打上台から四万二千発余りの花火が彩りをみせる。湖面に映る花火も見事で、他の花火大会では味わえない光景を楽しむことができる。
 特に、大きな半円が次々と花開くように描かれる水上スターマインや、湖をまたぐ全長二キロメートルのナイアガラは、圧巻である。
 また、四方を山に囲まれた土地であるため、賑やかな花火の音が山に反響し、迫力満点である。
 長野県の花火生産額は全国一で、昔から花火師が多く存在していることから、諏訪湖の花火は技術的に優れているといわれている。
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2008/5/19


馬市まつり Umaichi-matsuri 

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 馬市まつり(うまいちまつり)は、青森県つがる市木造にて、毎年八月下旬、または九月上旬の金・土・日曜日の3日間に渡って行われる祭りである。
 旧・木造町では明治三六(1903)年より「馬っこ市」と称される馬の競り市が始まり、東北三大馬市に数えられていた。
 昭和五〇(1975)年、農業の機械化が進んだ事から馬の競り市が年々衰退していったため、馬っこ市は、巨大な馬ねぷたを曳いて町内を練り歩く「馬市まつり」に変わった。
 日中は津軽を代表する下山囃子に合わせ、流し踊りと馬ねぶたを運行し、夜は新田火まつりで松明を手にした女性の円舞、馬ねぶたへ点火する昇天の儀式があり、花火が夏の夜を彩る。
 馬市まつりは、かつて農耕に貢献した馬達に対する感謝祭である。
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