NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/1


矢作町 花の塔 Yahagi-cho Hana-no-tou Hana-no-tou (Flower Augury) Festival

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 矢作町花の塔(やはぎちょうはなのとう)は、愛知県岡崎市矢作町の誓願寺(せいがんじ)と矢作商店街振興組合が毎年五月の第二土・日に開催する春のイベントである。
 花の塔が行われる誓願寺は、その昔源義経を慕う浄瑠璃姫の悲恋の伝説が残されており、義経から浄瑠璃姫に形見に残した薄墨の銘の入った笛が保管されている。
 「花の塔」とは、全国的に行われているはなまつりと似た風習で、誓願寺境内に設置された様々な草花で飾った花御堂(はなみどう)のお釈迦様に、甘茶を注いで礼拝、五穀豊穣を願う。参拝者には甘茶が振舞われる。その他、東西二つのお堂では、農作物の吉凶を占う「おためし」が行われる。
 四百年続くこのお祭りを、矢作商店街振興組合や中・高校の生徒など、地域の人々が一体となって盛り上げる。
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2007/2/26


福島 大鹿桜 Fukushima Oosika-zakura 

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 土津神社近くの磐椅神社境内にある「大鹿桜」は、樹齢1100年と言われ、「石部桜」、「杉の糸桜」、「虎の尾桜」、「薄墨桜」などの会津五桜の一つ。
 947〜957年の天歴年間に、村上天皇の勅使が登山参拝の折、京都から持ってきて移植したものと伝えられ、現在はその子孫の樹である。東北には珍しい八重小菊咲きのサトザクラで、名前の由来は「花の色が白色から次第に鹿の毛の彩りに変化するから」という説や「2本の桜の木が地面から生える様が鹿の角の様に見えるから」という説など多々ある。
 別名「扇桜」で、花の中心からおしべが緑化したものが出ており、花の中から葉が出ている様に見える。磐梯山麓の中腹(標高580メートル)に位置し、高地に生育しているのも珍しい。
 社殿入口には樹齢800年の鳥居杉があり、山桜が宿り木したという「えんむすび桜」もある。
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福島 糸桜 Fukushima Ito-zakura 

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 杉村薬師堂(薬王寺)の境内には、「石部桜」、「大鹿桜」、「虎の尾桜」、「薄墨桜」など会津五桜の一つの「杉の糸桜」がある。
 白い花が流れ落ちる様に見えるエドヒガンザクラ系のシダレザクラで、1573〜1592年の天正年間に船窪村の農民が宮城郡から移植したものと伝えられている。
 始めは3本の老木であったが、現在は子孫である1本の古木とその両脇に若木2本が、4月の中下旬に微紅色の花を華麗につける。胸高の幹周囲約3・2メートル、樹高約6メートルで、樹齢は約200年と言われている。
 「新編会津風土記」杉村の項に、「垂糸桜本堂の左右に二株あり、左にあるものは大正の頃船窪村の農民本州宮城郡より、株の桜を持来て栽しとぞ、今周数囲の古木となり、右に有ものは其実生にて枝葉繁茂花時愛すべし」とある。
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三春の滝桜 Miharu-no-takizakura 

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 根尾谷の薄墨桜(岐阜県本巣市)、実相寺の神代桜(山梨県北杜市)と並ぶ日本三大桜の一つで、福島県田村郡三春町にあるベニシダレザクラの古木。
 樹齢1000年とも言われるが、この「三春滝桜」は至って元気で、人々が情を込め守ってきた事が伺がえる。単に「滝桜」とも呼ばれ、毎年4月中下旬に、四方に広がった枝から薄紅の花が、流れ落ちる滝の様に咲く事から、この名がある。
 天保の頃、加茂季鷹の詠歌によってその名を知られ、三春藩主の御用木として保護された。樹高は12メートル、根回りは11メートル、幹周りは9・5メートル、枝張りは東西に22メートル、南北に18メートルの華麗な枝垂れ桜の名木。1922年、国の天然記念物に指定された。1990年、新日本名木100選の名木ベスト10に選ばれ、桜の名所ランキングでは常に第1位の評価を得ている。また、「日本さくら名所100選」には滝桜を含む約2000本の三春町のシダレザクラが選ばれている。
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虎の尾桜 Tora-no-o-zakura 

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 三重塔で知られている法用寺の観音堂前にあるサトザクラは、808年に植えられたと伝えられている。花の中から花弁が突き出した珍種で、古い親の木が枯れても、根元からひこばえが生じ、親に代わって成長する性質がある為、現在の木はその何代目かに当たると考えられている。名前の由来は、東側に低く張り出た三幹の樹幹が、虎の横たわる姿に見立てた説と、重弁になる花からおしべが弁化して細く立つ旗弁の形を虎の尾と見立てた説がある。
 「石部桜」、「杉の糸桜」、「大鹿桜」、「薄墨桜」などの会津五桜の一つで、5〜10枚の細い花弁を持ち、淡い紅色なのだが、終わりに近づくにつれてその紅色が濃くなってゆく。 
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薄墨桜 Usuzumi-zakura 

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 花は八重にして一重も混じっており、早咲き、遅咲きがある珍しい桜で、植物学上からも貴重な名木。
 伊佐須美神社の御神木で、咲き始めは薄墨を含んだ白色から次第に紅色を帯び、終わりには中心部が濃い紅色となる。「杉の糸桜」、「大鹿桜」、「虎の尾桜」、「石部桜」などの会津五桜の一つであり、特筆すべきは花の香り。「香りの薄墨桜」と称されており、開花すると神社境内は桜の香りに満ち溢れ訪れた参拝客を魅了する。「新編会津風土記」にも薄墨桜の香りの素晴らしさが記されているほどで、薄墨桜の傍らには会津藩主・松平容保の歌碑があり「世の人の 心や深く 染めぬらん うすずみ桜 あかね色香に」と香りの素晴らしさを称している。
 毎年4月29日には、氏子や参拝客にうすずみ桜の花びらを入れた餅が振舞われる「花祝祭」が行われます。
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2007/2/16


石部桜 Ishibe-zakura Ishibe Cherry Tree

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 中世会津の領主・葦名氏の重臣、石部治部大輔(いしべじぶだゆう)の館の庭にあった遺愛の樹と伝えられている事から「石部桜」と名付けられた。いまは、館の名残は残っていないが、桜の周囲は田んぼに囲まれているので、遠くからでもすぐ分かる。
 樹は地に伏した基幹から、8本の幹が立っていて、エドヒガンなのでソメイヨシノより開花が早い。開花時期は4月中旬から下旬にかけてで、満開時、競う様に咲く景観は大変に素晴らしい。「杉の糸桜」、「大鹿桜」、「虎の尾桜」、「薄墨桜」などの会津五桜の一つであり、推定樹齢600年は県内でも有数のものである。会津若松市の天然記念物で、福島県緑の文化財に指定されている。
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