NIPPON Kichi - 日本吉

2008/5/22

園部城 Sonobe-jou 

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 京都府園部町の「園部城(そのべじょう)」は、日本で一番最後に造られた城である。
 園部の地には戦国時代から城が構えられていたが、現存する遺構は明治元(1868)年に建てられたものである。
 諸藩が廃城へと動いていたのに対し、新政府側であった小出氏の園部陣屋は、守りを更に堅めていった。その為、三層の天守閣に相当する櫓も築いて大改造を施し、園部城へと昇格する事になる。これは戊辰戦争によって、御所が攻められそうになった場合に速やかに明治天皇を迎え、幕府と戦う体制を整えておく必要があったからで、結局、園部が戦場になる事はなく明治政府が落ち着いた。大改造後わずか四年で、そのほとんどが取り壊されてしまう事になる。
 現在は、園部高校、園部公園、国際交流会館、園部町役場、裁判所などの施設が立ち並び、その面影を残す箇所や地形が多く残っている。特に、櫓門や巽櫓、番所は今でも現存し、園部高校の校門として使われていて趣がある。

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住所
622-0004 京都府南丹市園部町小桜町
名前
園部城


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