NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/6/24


大野勇太郎 Oono Yuutarou Yuutarou Ohno

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 1935年、東京都生まれ。株式会社大野精密・代表取締役社長。
 北豊島工業高校卒業後、8ミリカメラ製作会社へ入社。1978年に歯車製作の株式会社大野精密を起業。大野氏は江戸時代のからくり人形を高精度の歯車製作の技術を駆使して現代に蘇らせている。
 工学書で「からくり人形」の存在を知ったことをきっかけに、細川半蔵の著書「機功図彙(からくりずい)」という解説書の複製を入手。本業の合間に解読を進め、それから約二〇年もの間、茶運び人形・指南車・からくり時計などを作り続けている。細川半蔵とは江戸時代に「からくり半蔵」と呼ばれた技術者である。
 顔と衣裳を除いた、約八〇点ほどの部品を使い組み立てられる人形は、なるべく当時の方法を残すようにして作られているという。江戸時代と現代が融合した機能美がここにある。
 今後は弓を引いて的に当てる「弓張り童子」の復元をしたいという大野氏。江戸時代の先達に敬意を持ちながら、からくり人形を通じてものづくりのロマンを現代に伝え続けている。
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2007/12/25


CARNA Kaana Carna Folding WheelChair

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 CARNA(カーナ)にはラテン語で「生活の女性守護神」という意味である。
 およそ八年の歳月をかけて作られたCARNAは、「スニーカーのような車椅子」を思わせる軽快でスタイリッシュなデザイン。軽量素材のチタンを全面的に使用し、コンパクトに折畳め、ユーザーの身体へ合わせた微調整にも対応。そして何より長時間座リ続けても心地よい。まさにユーザーが欲しいと思う「自分の脚」そのものといえる。
 現在CARNAはニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久展示品となっている。
 車椅子CARNAはその意味のごとく、いつもそばにいて、そっと生活を支えてくれる大切な存在となりうるだろう。
 
■CARNA
・H850×W610×D900
・重量9・5キロ(シート3キロ)
■デザインディレクター
 川崎和男
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2007/3/26


お神輿 O-mikoshi Omikoshi / Mikoshi (portable miniature Shinto shrines)

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 日本の神社の祭の際に、神霊が御旅所など、渡御するに当たって一時的に鎮まるとされる輿。輿であるから通常は担ぎ上げて移動するものを指しすが、それを台車に乗せて曳くものなど、別形態のものを指すこともある。
 形状は、小ぶりな神殿をかたどったものが多く、他に、神木、人の性器をかたどったもの、人形を置いたものなどもあり、大きさの単位は、ふつう台輪とよばれる部位の幅で測られる。重さは普通の神輿でも大体1トンぐらい、大きな神輿は約2トンもしくはそれ以上のものもある。
 狩猟と採集による移住を繰り返した時代に行われた収穫祭の祭壇が起源で、農耕が始まり人々が定住するようになると、神に対しても居所としての神社が誕生した。そして神の乗り物として神輿が継承され現在のような形になった。
 神輿が全国的に普及したのは平安時代ごろとされ、それは御霊信仰の普及に伴うものであった。
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