NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/1


京都御苑 Kyoto-gyoen 

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 京都御苑は、京都御所、仙洞御所を囲む面積約63haの公園で一般に開放されている。
 広さ東西約700m、南北約1,300m。この広大な場所は、江戸時代には御所を囲むように有栖川宮などの宮家や近衛・九条・一条など二百もの宮家や公家の邸宅が立ち並ぶ公家町であった。しかし明治の東京遷都の後、留守となった邸宅跡が荒廃したため、皇宮付属地として整備される。そして戦後、国民公園として開放され、現在は環境省の管轄である。
 この御苑の中にある京都御所は、794年の平安遷都時の内裏の場所とは異なる。当時の内裏は現在の場所より西に2キロのところにあったが、幾度の火災に見舞われ、元弘元(1331)年、光厳天皇がこの場所で即位したことにより、正式に「御所」となり、以後明治に至るまで五百年の間、天皇の住まいとなった。
 平成17年には、敷地内に京都迎賓館が開館している。
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2007/4/24


金剛能楽堂 Kongou-nougakudou 

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 金剛能楽堂とは、京都府京都市にある能舞台である。
 室町時代に創建した旧金剛能楽堂が移築され、現在の場所(京都御所付近)に平成15年に開館した。新金剛能楽堂には小川治平衛氏の庭園も移築され、かつての姿を残している。
 能は江戸時代までは「猿楽」と呼ばれていた。「金剛流」は能楽5流派のひとつであり、奈良の法隆寺に奉納した猿楽座の坂戸座を源流としている。5流派のうち4流派の宗家は東京を本拠地としているが、金剛流は唯一関西を宗家としている。
 その芸風は豪快で華やか、その中に凛とした優美さを供えたもので「舞金剛(まいこんごう)」といわれている。
 古きよき能舞台が、時代を超えて21世紀の建築物の中で蘇り、今の時代を生きている。
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2007/4/23


葵祭り Aoi-matsuri 

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 葵祭り(あおいまつり)は毎年5月15日に行なわれる賀茂御祖神社と賀茂別雷神社の例祭のことである。
 京都の三大祭の一つであり、欽明天皇の御世に行なわれたのが始まりとされる。賀茂祭、北の祭とも称された歴史の古い祭りとして知られる。
 路頭儀、社頭儀に分かれており、道中の儀である路頭儀は500人におよぶ平安貴族の衣装をまとった行列で、馬、牛車を従えて京都御所から下鴨神社、上賀茂神社を巡る。
 行列が上、下両社に到着した後は御祭文の奉上、御幣物を奉納し「あずまあそび」の舞を修める社頭儀が行なわれる。
 長さ1キロにおよぶ典雅な平安行列はさながら王朝絵巻のようであり、市民や観光客を楽しませている。
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時代祭り Jidai-matsuri 

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 時代祭りは毎年10月22日に行なわれる平安神宮の祭礼の事である。
 京都の三大祭の一つであり、明治二十八(1895)年に平安神宮の創建を祝い行なわれたのが始まり。
 京都の歴史と文化を表す祭りであり、明治維新、江戸、安土桃山、吉野、鎌倉、藤原、延暦の七つの時代の著名人、志士、武士、公卿、夫人などの様々な衣装をまとった十八の行列のほか、江戸時代、中世、平安時代の婦人列は京都の5花街が輪番で奉仕され、京都御所から平安神宮までを練り歩く。
 総勢約二千人、およそ2キロにもおよぶ行列は、京都の時代風俗をいながらにして一度に見ることが出来る歴史行列として人気が高い。
 京都の町衆により構成される市民組織の手により作られ、運営されている祭りである。
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2007/2/27


橿原神宮 Kashihara-jinguu Kashihara Jingu Shrine

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 橿原(かしはら)神宮は奈良県橿原市、畝傍山の東南麓に位置する神社である。
 神武天皇が造営し、即位した場所である神武天皇の宮(畝傍橿原宮)を、日本書紀の記述に基づいて明治二十三(1890)年に創建した。
 祭神に神武天皇と皇后、媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)を祀る。
 広大な神域は50万平方メートルにおよび、周囲には神武天皇御陵を含め、多くの陵墓が存在する。
 本殿は京都御所の賢所、神嘉殿を移築したもの。手前の内拝殿は初詣や紀元祭などの祭典に使われる。
 4月3日の神武祭は古代衣装の行列や、能、狂言、古舞國栖奏(くずそう)などが演じられ、多くの人が鑑賞に訪れている。
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2007/1/24


近水園 Omizuen Omizuen

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 近水園(おみずえん)は、旧足守藩主木下家の庭園。旧藩邸の背後に続く宮路山の麓に造られた、池を中心とした池泉回遊式の築庭方式を取っている。
 造営時期は定かではないが、6代藩主木下キン定の18世紀初めと推定されており、県下では岡山市の後楽園、津山市の衆楽園と並ぶ大庭園だ。
 池のほとりには、池に乗り出すように数奇屋造りの「吟風閣(ぎんぷうかく)」が建てられている。ここから見渡す庭の眺めは宇野山を借景とした眺望が開け、格別美しいという。吟風閣は、京都御所を築く際の残材で建てられたもので、当時は茅葺の切妻屋根だったが現在は銅板葺きになっている。
 ほかに、この地ゆかりの歌人、木下利玄の歌碑や隠れキリシタンのマリア灯篭も見ることができる。
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2007/1/6


松江筆 Matsue-fude Matsue Brushes

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 島根県松江市の特産品で、ふるさと伝統工芸品に指定されている。
 松江筆は400年の伝統をもち、江戸時代(1686年)京都御所の筆づくりの技を導入し作り始められた。松江筆は、作ろうとする筆に応じた原料毛を取り揃えている。その種類は56銘柄にもなる。ヒツジ・タヌキ・イタチなど、使用する獣毛により弾力性や粘着力が変わってくる。約10の工程を経て仕上げていく。
 筆の穂先を赤と緑に染めた「ぼたん」が人気だ。書画用筆、宮中歌会用の御題筆、赤ちゃんの誕生を祝ってその髪の毛でつくる胎毛筆など独特のもので、1本から注文を受けている。
 松江筆は全て手作りでていねいに仕上げ、書きやすい筆を目指している。
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2006/12/15


水無瀬神宮 Minase-jinguu Minase Shrine

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 後鳥羽・土御門・順徳の三天皇を祀る由緒ある神社。1240年に藤原信成・親成親子が後鳥羽天皇の離宮水無瀬殿の跡に御影堂を建立したのが始まりだ。
 本殿は京都御所の旧内待所の旧材を用いて、寛永年間(1624〜1643年)に移築したもの。神門は大阪府指定重要文化財、所蔵の後鳥羽天皇像と後鳥羽天皇直筆の置文(遺言)は国宝に指定されている。
 また、境内より湧き出る「離宮の水」は、全国名水百選として大阪府下でただひとつ環境庁より選ばれ、江戸初期の数奇屋風書院造りの茶室も設けられている。
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