NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/14


武蔵御嶽神社 日の出祭 Musashi-mitake-jinja Hinode-sai 

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 武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)は、東京都青梅市御岳山にある神社である。祭神は、櫛真智命(くしまちのみこと)、大己貴命(おほなむちのみこと)、少彦名命(すくなびこなのみこと)。
 紀元前九〇年、崇神天皇の時代に創建されたと伝えられる。山岳信仰の興隆とともに鎌倉の有力な武将たちの信仰を集め、厄除け・延命・長寿・子孫繁栄を願う多くの人達の参拝によって栄えてきた。
 宝物殿には、日本三大鎧のひとつとされる国宝の赤糸縅大鎧(あかいとおどしのおおよろい)が展示されている事でも知られる。
 日の出祭(ひのでさい)は、毎年五月の七日と八日に行われている春の例祭である。
 徳川綱吉奉納の御輿を囲む鎧武者と雅楽の演奏者などの武者行列が、御岳山駅から神社まで練り歩くという、まるで歴史絵巻のように勇壮な行列は、毎年多くの見物客を集めている。
 武蔵御嶽神社の日の出祭は、壮大で華麗な祭りである。
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2008/1/8


伊豆沼・内沼 Izu-numa Uchi-numa Izunuma and Uchinuma

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 伊豆沼・内沼は、宮城県の仙北平野の中にある4平方キロメートルの低地湖沼である。
 この地方は比較的気候が安定しており、水が凍りにくい為、ハクガンやシジュウカラガンなど様々な種類の水鳥が滞在する場である。水辺にはヨシをはじめとするたくさんの植物が生息し、水生植物や昆虫類、魚類の宝庫でもある。
 昭和六〇(1985)年、生物にとって貴重な生息地であることが認められ、湿原の保存に関する国際条約であるラムサール条約の登録湿地となった。
 野鳥を観察したり、ハスを眺めたり、日の出時の三万羽のガンがいっせいに羽ばたく様を見ることができる。この羽音は環境省「日本の音風景百選」の一つに選ばれている。
 四季を通じて自然と親しむことができる。
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2007/12/14


袱紗 Fukusa Fukusa

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 袱紗(ふくさ)とは、儀礼的な贈答のときに、贈り物の上にかける、絹布で作られた正方形の布のこと。
 もともとは貴重品の納められた箱物の上に塵よけとしてかけられていたものだが、現在では冠婚葬祭などの儀礼的な贈答に欠かすことができないものとなっている。
 江戸時代に贈り物の習慣が盛んになると、飾り裂として美的要素が加わり、贈り主の贈る心を込めた絵柄が次々と作られた。冠婚葬祭別の贈る目的に相応しい意匠模様を工夫し、松竹梅や鶴、おしどり、高砂や鳳凰、宝船、日の出などをモチーフにしたという。
 家紋を表とし、絵柄を裏とするのが正式な形だが、現在では絵柄を省略した紋のみの袱紗が一般的によく使われている。
 袱紗は、礼を重んじる日本ならではの美しい風習であり、いつまでも伝えていきたい日本の美の集大成である。
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2007/12/10


錦ヶ浦 Nishiki-ga-ura 

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 錦ヶ浦(にしきがうら)は、静岡県熱海市熱海~上多賀にある相模湾沿いの地域である。
 国道135号線沿いに広がる海岸線であり、素晴らしい眺望を誇っている。
 朝日の光がこの浦の青い海や奇岩・洞窟に注ぐと、眩しい5色の光となって輝く。美しい京の錦織の名をかりて「錦ヶ浦」と呼ぶようになったと言われる。
 熱海の南西に位置する絶壁の名勝で、魚見崎から南へ約2kmにわたり入り組んだ断崖が続いており、錦ヶ浦遊歩道として整備されている。
 近隣にある日本庭園「天翔」では、世界最大の盆栽や鳳凰の松、鉢ごと回転する惑星の名のついた松の盆栽などがあり、広大な地に10の庭園、150種類2千本のバラが咲き、オールドローズガーデンやハーブガーデンなどが楽しめる。
 錦ヶ浦は、扇崎展望台からの眺めも美しい景勝地である。
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2007/12/6


佐波神社三番叟 Sawa-jinja Sanba-sou The Sanbaso Dance at Sawa Shrine

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 佐波神社三番叟(さわじんじゃさんばそう)は、静岡県西伊豆町の仁科に鎮座し、漁の神様を祀って崇神(すじん)天皇から造船の地を賜ったと伝えられる佐波神社において、毎年一一月二日と三日の二日間行われる秋の例祭で奉納される人形浄瑠璃である。
 二日の夜に「日の入り三番」、三日の朝に「日の出三番」が神社境内で奉納される。
 慶長年間(1596~1614)に伊豆金山奉行であり元は猿楽師であった大久保長安によって、周辺地区に人形浄瑠璃がもたらされたといわれ、同社での初演は文政八(1825)年に行われた社殿の大改修を祝って奉納されたものだとされている。
 千歳、翁、三番叟の三体の人形にそれぞれ三人の人形師が付き、太鼓や笛、謡などの奏者と合わせた、総勢二二人によって古式豊かに式三番叟が上演される。
 地元の若衆によって連綿と受け継がれる郷土芸能は、人形に命を吹き込み、見るものを幽玄の世界へと誘ってくれる。
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2007/11/26


保泉院 木造閻魔大王坐像 Hosen-in Mokuzou-enma-daiou-zazou 

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 東京都の日の出町にある、豊かな緑に抱かれた古刹、保泉院(ほせんいん)。そこに、見る人の心まで覗き込むような迫力に満ちた坐像が手厚く安置されている。
 それが、木造閻魔大王坐像(もくぞうえんまだいおうざぞう)である。
 文明五(1473)年、仏師の了戒によって造られたといわれ、高さ89cmほどの檜の寄木造りで、鎌倉期彫刻の特徴である豪快な造作を良く現している。
 この造りは、日本各地に見られる江戸時代初期に造られた他の像の先駆的な例といわれており、歴史的にも貴重なため、東京都の文化財にも指定されている。
 江戸時代に入って彩色が施されており、今もその彩色の一部が残っている。
 つりあがった眉やカッと見開かれた目は、まさに地獄の裁判官である閻魔大王の持つ迫力を伝えている。
 地元の人々の間では「平井のえんま様」として親しまれており、五百年を経た今も、この世に睨みを利かせている。
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2007/11/5


日の出山瓦窯跡群 Hinode-yama-gayou-seki-gun The Group of Tile Kiln Site at Hinodeyama

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 日の出山瓦窯跡群(ひのでやまがようせきぐん)は、宮城県加美郡色麻町四竈東原にある窯跡群である。国の史跡に指定されている。
 奈良時代初期、東北の政治行政の中枢であった陸奥国の国府、多賀城の瓦を生産したといわれる窯跡群で、6地点が確認されている。
 田畑が広がるのどかな場所に、今でも窯跡の大きな穴があちこちに残っている。
 瓦には重弁蓮華文軒丸瓦(じゅうべんれんかもんのきまるがわら)・重弧文軒平瓦(じゅうこもんのきひらがわら)・丸瓦(まるがわら)・平瓦(ひらがわら)があり、須恵器の圷(あくつ)や高台付圷は静止糸手法でロクロから切り離される特徴が見られる。
 現在は史蹟公園化された中に、窯跡7基が保存されている。また、窯跡にはつつじが植えられており、周囲には植えられた芝生と共に豊かな緑を成している。
 日の出山瓦窯跡群は、かつては東北有数の瓦工場であった、貴重な遺跡である。
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2007/10/26


納沙布岬 Nosappu-misaki Cape Nosappu

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 納沙布(のさっぷ)岬は、北海道本島再東端の岬。根室半島の先端、北緯43度22分、東経145度49分に位置する。
 海に広がる根室海峡の向こうには、貝殻島や水晶島、国後島などの北方領土の島々が手の届きそうな位置に浮かぶ。
 また納沙布岬は、「流氷岬」と呼ばれるように流氷が見られる岬としても有名。冬にはダイナミックで幻想的な景観が楽しめる。 
 元旦には北海道一早く初日の出を拝める場所として、「納沙布岬初日詣」が行われる。
 岬の先端には明治五年に建てられた道内最古の灯台が立つ。また、周辺は北方領土への思いを込めて造られた望郷の岬公園になっており、巨大なアーチの下に強風でも消えないトーチが焚かれている。公園内には北方四島をイメージしたモニュメント「四島のかけ橋」や望郷の家、北方館などの施設がある。納沙布岬は、四季折々、訪れる人々に様々な感慨を与えている。
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