NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/28


しとどの窟 Sitodo-no-iwaya Shitodo Cave

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 しとどの窟(しとどのいわや)は、神奈川県湯河原町にある、古くから知られた洞窟である。
 しとどの窟は滝の裏にある珍しい洞窟で、洞口は非常に大きいが、奥行きは10mくらいしかない。洞内には、20体あまりの石像が置いてある。
 平治の乱に敗れ伊豆に流されていた源頼朝は、治承4(1180)年8月、ついに平家打倒の兵を挙げるが、石橋山合戦で大庭景親軍に大敗を喫してしまう。
 頼朝は主従わずか7名で山中に逃れ、洞窟や大木の洞に隠れて敵の追手をかわしたという。その、頼朝が難を逃れたという洞窟こそ、しとどの窟である。
 しとど(鵐・巫鳥)とは、小鳥のことで、頼朝が洞窟に入る際に小鳥が飛び立ったことからこの名が付けられた。
 しとどの窟は、歴史の転換点となった、伝説的洞窟である。
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こけ庭 Koke-niwa Moss Garden

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 日本の庭は、概ね自然を取り込み、自然と融合した形で世界観を作っていく。分類上いくつかの種類があるが、地面の大部分がこけに覆われた庭を、こけ庭と称される。京都の西芳寺の庭が有名で、そのために西芳寺は別名、こけ寺と呼ばれる。
 こけ庭に利用されるこけは、主にスギゴケ類、ハイゴケ、ヒノキゴケ、ホソバシラガゴケ、コツボゴケなどである。
 こけは水分吸収を土からではなく空中に散布している水分から行っている。そのため、日陰で湿度が高いところを好む。必然としてこけ庭も、湿気の多い日陰となる。それがさらにその庭の侘び・寂びを強調することになる。
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