NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/25


注連飾り(東北地方) Shimekazari(Touhoku-Chihou ) Shimekazari (Tohoku region)

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 注連飾り(しめかざり)とは、神社などに用いられている神域と外界とを隔てるための注連縄(しめなわ)がもとになっているといわれている。
 新年を迎えるにあたり玄関先などに吊るされ、外部から災いや厄が家の中に入るのを防ぐ魔除け・結界として、また新年に向け不老長寿や五穀豊穣などの様々な願いを込めて飾られてきた。
 東北地方の注連飾りには、紙垂(しで)や、橙(だいだい)などと一緒に、餅・昆布・松葉・魚などの食べ物を飾る風習が多く残されているという。
 昆布には「よろこんぶ」などのめでたい意味、魚は一家の無病息災を祈るほか、家格や大漁を誇示する意味などが込めれていることもあったという。
 このように食べ物を飾りつけることで、旧年中の豊作への感謝と、また新年も実り多き年であるよう、五穀豊穣を願う気持ちが込められているのかもしれない。
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2008/2/5


ガウンガウン祭り Gaun-gaun-tatsuri 

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 深田神社でおこなわれるガウンガウン祭りは、旧暦2月2日に近い日曜日、2月下旬頃に野元の深田神社で開かれる春の大祭であり、鹿児島県指定の無形民俗文化財となっている。ガウンとは、「願」とか「くわ」がなまった事に由来するもので、五穀豊穣を祈願する祭として知られる。
 境内を田んぼに見立て、田植えの様子を派手な化粧に野良着のテチョと呼ばれるおやじをはじめ、太郎、次郎、牛に扮した男の4人で滑稽に演じる。一定したせりふはないが、3人それぞれ決まった持ち場を担当し、即興劇が執り行われる。
 この祭りの主役は子どもたちである。鍬の形をまねた枝で、子どもたちが劇中役者を倒し、倒す回数が多ければ多いほど豊作になるとされているため、枝を手にした子どもたちが群がり、機会をねらって役者を倒そうと必死になる。
 その後、松葉を苗に見立てて境内に植え、最後に餅まきをして豊作を祈る。
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2007/11/15


徳島 法輪寺 Tokushima Hourin-ji 

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 四国霊場第九番である法輪寺(ほうりんじ)。
 弘法大師が四国を巡られる途中、この地で白蛇を見つけた。白蛇は仏様の使いであるといわれていることから、この場所にお寺を建立し、白蛇山・法淋寺と名づけたのが始まりされている。
 ご本尊は弘法大師が刻まれた涅槃釈迦如来像(ねはんしゃかにょらいぞう)で、お釈迦様が涅槃に入られた様子を表したもの。八十八か所唯一の、貴重な涅槃像である。
 昔、松葉杖なしでは歩けない人がこの寺に参拝に来た際、参道で突然足が軽くなり、松葉杖なしでも歩くことができ、ついには足が完治したという逸話が残されている。そのため、現在でも本堂にはたくさんの草鞋(わらじ)が奉納されている。
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2007/8/10


愛媛 松葉城跡 Ehime Matsuba-jo-ato 

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 愛媛の松葉城跡(まつばじょうあと)は、愛媛県西予市宇和町下松葉にある史跡である。
 築城年代や築城者については定かでないが、嘉禎二(1236)年、宇和地方は西園寺公経(さいおんじきんつね)の荘園となり、西園寺氏が松葉城の前身となる岩瀬城に入城したのは、永和二(1376)年であったといわれる。
 松葉城は、後に黒瀬城に居城を移すまで約170年間、西園寺氏の居城として栄えた。
 肱川上流・宇和盆地の標高400mの山中に位置し、現在は山頂に巨大な岩盤が残るのみで、城の南は15mの岩盤の絶壁であり、北部斜面も深い谷となっている。
 城跡までの登山道も良く整備されており、子供づれでハイキングを楽しむ市民も多い。 
 愛媛の松葉城跡は、宇和町では知らない人はいない城跡である。
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2007/4/6


信玄公かくし湯まつり Shingen-kou-kakushiyu-matsuri 

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 信玄公かくし湯まつりは、山梨県南巨摩郡身延町にある、下部(しもべ)温泉で毎年五月中旬に行われる祭り。
 下部温泉は戦国時代、甲斐の国の守護であった武田信玄が訪れ、合戦で受けた傷を癒したという伝承が伝わり、「信玄の隠し湯」とも呼ばれている。
 温泉療法医選出「名湯百選」にも選出されており、湯治客が多い。
 祭りは伝承にちなんだもので、信玄一行が下部に到着した所から始まり、武田二十四将、金山衆、なぎなた隊などの武者行列を従えた信玄役が慈照院までを練り歩く。
 祭りの夜には湯治客の不要になった杖を炊き上げて供養する、全国でも珍しい「松葉杖供養」が行われ、温泉と杖への感謝を捧げる。
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