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2007/9/12


有峰湖 Arimine-ko Arimine Lake

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 有峰湖(ありみねこ)は、有峰ダムによって堰き止められた人口の湖。有峰ダムは、5年の歳月をかけて建設されたダムだ。このあたりは「有峰森林文化村」として、自然の保全活動の対象となっているため、今でも雄大な森が汚れを知らぬまま残されている。県立自然公園、国民休養地および全国水源の森百選にも選定されているという。
 ブナ、ミズナラ、モミジなどの新緑と紅葉は素晴しく、特に新雪をいただいた薬師岳を背景に眺める紅葉と、小見からダムに到る和田川峡谷は息を飲むほどの美しさだ。景観も魅力的だが、原生林に覆われた自然は貴重な植物や野鳥の宝庫となっている。有峰湖の湖畔にはキャンプ場なども整備され、アウトドア場として人気だ。
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2007/8/20


六所山 Rokusho-san Mt. Rokushosan

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 六所山(ろくしょさん)は、愛知県豊田市坂上町にある標高611mの山である。三河霊山の一つとされる。
 周囲は六所山原生林になっており、二抱え以上もある杉の大木が何本も立ち、高位相の針葉樹をはじめ、中位相に常緑広葉樹、落葉樹が繁る。
 六所山は泰澄大師(たいちょうだいし)が開山したという越知山の別山で、越知山が栄えていた頃は石仏を配置した参道があったとされる。
 里山の雰囲気を存分に感じさせる山で、麓には豊田市総合野外センターがあり、キャンプ場などが整備され、ハイキングコースや市民の憩いの場として親しまれている。また、徳川家康の先祖の地・松平郷も近くにある。
 六所山は、家族で気軽にピクニックを楽しむことが出来る、誰でも容易に登れる身近な山である。
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2007/8/16


南北浦海岸 Minami-kitaura-kaigan Minamikitaura Coast

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 南北浦海岸(みなみきたうらかいがん)は、宮崎県延岡市浦城町~北浦町に広がる海岸である。日豊海岸国定公園の中心地ともなっている。
 岬や入り江が多く、沖合いに小島が点在する事から「日向松島」とも呼ばれており、白浜と澄んだ水に恵まれている。
 日向灘に臨むリアス式海岸の美しい海岸線で知られ、宝伝説とともに、自然と親しめるキャンプ、フィッシング、海水浴、ダイビングなどの穴場が目白押しとなっている。
 海水浴には絶好のロケーションであり、夏場はアウトドアを楽しみに多くの観光客が訪れる。
 また海岸は、朝の冷え込みが激しい時には、海面に霧がかかった幻想的な世界となる。
 南北浦海岸は、美しい眺望と砂浜、水を誇る海岸である。
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2007/8/15


鵜ノ崎海岸 Unosaki-kaigan 

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 鵜ノ崎海岸は秋田県男鹿市船川港に位置する海岸である。
 男鹿国定公園の一部であり、男鹿半島南部から台島までの約1・5キロの地域をさす。日本の渚100選にも選ばれている風光明媚な場所。
 環状に広がる磯で、干潮時には全国でも珍しい200メートルほどの遠浅の岩場が広がり、貝や魚を取るなどの磯遊びができる。
夏場には海水浴やキャンプに訪れる観光客で賑わい、カップルや家族連れなど多くの人々が訪れる。
 夕暮れ時には海面全てが金色に輝き、岩場や波の影が連なる絶景を生み出し、男鹿半島でも屈指の夕日の眺望ポイントとして人気が高い。
 鵜ノ崎海岸は大人から子供まで、楽しむことができる海岸である。
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法体の滝 Hottai-no-taki 

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 法体の滝は秋田県由利本荘市鳥海町に位置する滝である。
 子吉川の源流部に位置し、鳥海山の雪解け水が集まり作られた瀑布。三段になっている滝は、一の滝、二の滝、三の滝と呼ばれ、流長約100m、落差約57m、滝壺は3000平方mの広さを誇る。
 法体とは僧を指し、滝の流れが上部からハの字状の形状を持つことから僧衣になぞらえたものと言われている。
 一の滝、二の滝には多くの甌穴(おうけつ)が存在しており、滝と共に県の天然記念物に指定され、学術上でも注目されている。甌穴とは、浅い谷川の水蝕により、川底の岩盤に生じる穴のこと。
 近隣には法体園地が作られ、ハイキングやキャンプに訪れる観光客で賑わう名勝の地である。
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2007/7/26


えんずのわり Enzu-no-wari Enzu-no-Wari

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 えんずのわりは、宮城県東松島市宮戸の月浜地区に古くから伝わる「鳥追い」を行い、豊作や豊漁、家内安全を祈願する小正月の伝統行事であり、受け継がれてきた行事を今に残す貴重な例として、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
 毎年一月十一日から十六日までの七日間、月浜地区の小学二年生から中学二年生までの男子が、同地区内にある五十鈴神社の下にある岩屋にこもり、寝食をともにし、学校へも通い、この間は子供達だけでの生活が岩屋で営まれる。
 そして十四日の夜に全員で月浜地区の全戸をまわり、松の棒で地面を突きながら「えんずのわり、とうりょうば、かすらわって、すおつけて、えんぞがしまさながせ」(意地の悪い鳥を追えば、頭割って塩つけて、蝦夷島さ流せ)と、唱え歩く。
 翌日には、各戸で早起きをし、薪などで火を起こして「ホーイ、ホイ」と鳥を追いながらその煙で腹をあぶり、一年の健康を祈る。
 昔から伝えられてきた伝統は、未来を担う子供達の手で今も大切に語り継がれている。
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2007/7/11


厚田川 Atsuta-gawa The Atsuta River

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 厚田川(あつたがわ)は、北海道石狩市旧厚田村を流れる、延べ30kmの清流だ。
 その源を北に広がる増毛山地に発し、今も自然を色濃く残した清らかな流れに乗って、遡ってくる鮭の姿も見ることが出来る川として知られている。
 川沿いに少し上流に行けば、そこはもう自然あふれる世界だ。緩やかに続く川の流れと両岸に続く渓容は、この川に鮭が帰ってくるのもうなずける美しさだ。
 鮭の遡上のシーズンは九月から十月にかけてで、ちょうど渓谷の木々が赤や黄色に色付き始める頃なため、体をくゆらせて水面近くを泳いでいく鮭と紅葉の二つを同時に楽しむことも出来る。
 鮭が遡上することからもその川の清らかさは言うに及ばず、流域にある公園と併設されたキャンプ場からは多くのカヌー愛好者たちがこの川の美しさにあこがれて、川面にカヌーを浮かべにやってくる。
 人は川を満喫するために下り、鮭は新たな命をはぐくむために上る。想いはどこかで交錯し、よりこの川を豊かにする。
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朱鞠内湖 Syumari-nai-ko 

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 北海道幌加内町。ここに、日本でも最大の広さを誇る人造湖がある。
 雨竜川の上流に、昭和十八(1943)年に建設された雨竜第一ダムによって、堰き止められる形ででき、アイヌ語で狐川を表すシュマリ・ナイ、もしくは石の多い川を表すシュ・マリ・ナイと名付けられた湖。それが朱鞠内湖(しゅまりないこ)だ。
 湖を見下ろせる高台からは、周囲に広がる複雑に入り組んだ湖岸線や湖面に浮かぶ大小十三の島、湖を覆いつくさんばかりの原生林など、これが人造湖なのかとややかんぐってしまうほどの大パノラマを望むことが出来るだろう。
 湖畔にはキャンプ場もあり、広大な大自然を求めてやってくるカヌーイストやフィッシャーマンを楽しませてくれる。
 また湖周辺は極寒冷地としても知られており、冬季にはダイアモンドダストを見ることが出来るといわれる。
 ダイアモンドダストの舞う広大な湖面。そこにあるのは、もはや人の手を離れた大自然の静かな息遣いのみだ。
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