|
豊稔池(ほうねんいけ)ダムは、香川県観音寺市の、高尾山・金見山に囲まれた深い山の中に位置している。
半月状のアーチが五連連なっているマルティプルアーチを石積式で実現しており、堤頂長は約128メートル、堤高30.4メートル。農地530ヘクタールを灌漑する農業用ため池として活用されている。
降雨量が少ないこの地は、大干ばつが多く、井戸を沢山掘っても枯れる事が多かった。そこで大正一五年、アメリカの最新技術を習得した佐野藤次郎が指揮し、地元の農民たちの手によって、約四年かけて作られた。
五連の壁は、中央部の水圧をを支えダムの先端を保護している。また壁面には洪水吐が設置されており、満水に近づくと自動的に放水する仕組みとなっている。
深い山のなかにある威厳のあるたたずまいは水の古城と称され、美しい景観を形成している。また、完成直前に死去した佐野藤次郎の石碑がダムの横に設置されている。
平成一八(2006)年に、国指定重要文化財となった。
半月状のアーチが五連連なっているマルティプルアーチを石積式で実現しており、堤頂長は約128メートル、堤高30.4メートル。農地530ヘクタールを灌漑する農業用ため池として活用されている。
降雨量が少ないこの地は、大干ばつが多く、井戸を沢山掘っても枯れる事が多かった。そこで大正一五年、アメリカの最新技術を習得した佐野藤次郎が指揮し、地元の農民たちの手によって、約四年かけて作られた。
五連の壁は、中央部の水圧をを支えダムの先端を保護している。また壁面には洪水吐が設置されており、満水に近づくと自動的に放水する仕組みとなっている。
深い山のなかにある威厳のあるたたずまいは水の古城と称され、美しい景観を形成している。また、完成直前に死去した佐野藤次郎の石碑がダムの横に設置されている。
平成一八(2006)年に、国指定重要文化財となった。
[+ADDRESS] |