NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/10/23


豊稔池ダム hounenike-damu 

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 豊稔池(ほうねんいけ)ダムは、香川県観音寺市の、高尾山・金見山に囲まれた深い山の中に位置している。
 半月状のアーチが五連連なっているマルティプルアーチを石積式で実現しており、堤頂長は約128メートル、堤高30.4メートル。農地530ヘクタールを灌漑する農業用ため池として活用されている。
 降雨量が少ないこの地は、大干ばつが多く、井戸を沢山掘っても枯れる事が多かった。そこで大正一五年、アメリカの最新技術を習得した佐野藤次郎が指揮し、地元の農民たちの手によって、約四年かけて作られた。
 五連の壁は、中央部の水圧をを支えダムの先端を保護している。また壁面には洪水吐が設置されており、満水に近づくと自動的に放水する仕組みとなっている。
 深い山のなかにある威厳のあるたたずまいは水の古城と称され、美しい景観を形成している。また、完成直前に死去した佐野藤次郎の石碑がダムの横に設置されている。
 平成一八(2006)年に、国指定重要文化財となった。
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2008/7/25


香川 田村神社 Kagawa Tamura-jinja 

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 田村神社(たむらじんじゃは)香川県高松市にある神社である。
 創建は和銅二(709)年古くから讃岐の国で一番格の高い一宮として人々の崇敬を集めてきた。また、江戸時代初期、延宝七(1679)年には神仏習合を廃止、神道のみを重視し、国守松平家の祈願所としたことから幕府や武家からも大きな崇敬を集めていたといわれている。
 神社は琴平電鉄一宮駅そばに鎮座し、大鳥居をくぐりきれいに舗装された参道を行くと見事な拝殿が建つ。その裏には本殿がありその後ろの奥殿付近に定水と呼ばれる深淵がある。香川県は灌漑用のため池が多く水に関する信仰も強く、この淵にも蛇や竜に関する伝承も残されている。
 田村神社はさぬき七福神のひとり金箔が貼り付けられた布袋様の像が置かれており、参拝に訪れる人々を暖かく見守っている。
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2008/4/8


かんおんじ銭形まつり Kanonji-zenigata-matsuri 

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 温暖な瀬戸内海に面し、江戸時代の通貨・寛永通宝(かんえいつうほう)を模した巨大な砂絵「銭形砂絵(ぜにがたすなえ)」で有名な香川県観音寺市では、7月中旬の3日間「かんおんじ銭形まつり」が行われる。
 白砂青松で知られる有明浜周辺を会場にした祭りは、「銭あさり大会」を皮切りに、創造性とビジュアル度を競い合う「銭形踊りコンテスト」や「THE ZENIGATA LIVE」、「宝探し的潮干狩り」、「花火大会」など熱気溢れる多彩なイベントが行われる。
 最終日には商店街に会場を移し、「和太鼓競演」や「銭形よさこい」など勇壮さと華やかさを競うイベントが行われ、大いに盛り上がる。
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2007/12/25


笠島集落 Kasajima-shuuraku 

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 笠島集落(かさじましゅうらく)は、国選定の伝統的建造物群保存地区で、約一〇〇戸の江戸末期から明治期にかけての建物が残る集落である。
 笠島は戦国時代まで、水上の兵力、塩飽水軍(しわくすいぐん)の本拠、江戸時代には要所として栄えた。その後貨物船の世話をする廻船問屋として栄えた笠島だったが、後に船舶建造の腕を活かし、家屋建築の塩飽大工として島民達が全国で活躍するようになったという。
 大工が各地から帰省する度に家屋を手入れしていたため、江戸時代の町並みがとても良い状態で保存されているという。
 街並みは迷路のようになっており、富を誇示するように粋を凝らして建てた屋敷が建ち並ぶ。千本格子の出窓や、漆喰塗りの白壁の家々、なまこ壁の土蔵などが連なり、美しさと共に塩飽大工の技術力の高さも随所で感じられるという。
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銭形砂絵 Zenigata-sunae 

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 江戸時代に広く流通した通貨「寛永通宝(かんえいつうほう)」。その寛永通宝を模した巨大な砂絵が、銭形砂絵(ぜにがたすなえ)と呼ばれるものである。
 その大きさは縦一二二m、横九〇mで、周囲の長さが三四五mという観る者を圧倒する大きさである。そして、有明浜の白砂に描かれたその美しさも大きさには劣らないという。
 寛永一〇(1633)年に、村人達が藩主を歓迎するために一夜で造り上げたという伝説が残るが、詳細は定かではなく、起原は謎に包まれている。
 年に数回市民によって補修され、化粧直しが施される。付近の琴弾山(ことひきやま)山頂の展望台から砂絵を見下ろすことができ、夜にはライトアップされた松林の中に、その姿はくっきりと鮮やかに浮かび上がるという。
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2007/12/10


碁石山 浪切不動明王 Goishizan Namikiri-fudoumyouou 

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 碁石山(ごいしざん)は、香川県小豆郡小豆島町の岩窟内にある真言宗の寺である。小豆島八十八ヶ所霊場第3番札所とされる。
 開基は不詳で、伝説では行基菩薩によって開かれたと言われる。
 安永三(1774)年、下野国の人である一翁道夢居士が、この岩窟内で念仏を唱えながら入定したとされ、岩窟内には、祈願の為の宝篋印塔(ほうきょういんとう)がある。
 浪切不動明王(なみきりふどうみょうおう)は、この碁石山に安置されている本尊である。
 海難事故を防ぐ不動明王としてはるか昔より、漁師や海運関係者に広く信仰され、多くの危難を防いだと言われ、弘法大師も止錫したと伝えられる。
 1番札所の洞雲山、3番札所奥の院の隼山とともに、験者が修行した道場とされている。
 碁石山の浪切不動明王は、地元の人たちから浪切さんと呼ばれて親しまれている不動明王像である。
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2007/11/5


小豆島大孔雀園 Shoudoshima-kujaku-en Shodoshima Peacock Garden

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 小豆島大孔雀園(しょうどしまだいくじゃくえん)は小豆島の池田港の近くにある、孔雀を中心とした鳥類の動物園である。
 孔雀はキジ科に属し、主に中国から東南アジアに生息する鳥。オスがメスに求愛する際に、美しい尾羽根をひろげることで知られ、飛ぶ姿を見るのは稀であるとされる。
 園内には、人間に慣れた孔雀が約一〇〇〇羽ほど放し飼いにされており、いたるところに悠々と自由に動き回っている姿を見ることができる。以前は、イベントのひとつとして、飛ぶ姿をめったに見ることの出来ない孔雀が、音楽に合わせて一斉に飛来、飛び去るショーが行われていたこともあった。これだけ多くの孔雀を調教することは世界でも例を見ることは少ないとされる。
 園内では、孔雀以外にもフラミンゴなど世界中から集められた珍しい鳥を見学することができる。また、パノラマ水族館も隣接されており、家族で楽しむことが出来る施設である。
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銚子渓 Choushi-kei Choshikei Gorge

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 銚子渓(ちょうしけい)は、香川県の小豆島(しょうどしま)を流れる伝法川上流にある渓谷で、同島の日本三大渓谷の一つといわれる寒霞渓(かんかけい)とは小豆島スカイラインで結ばれている。
 小豆島は日本猿が多く生息していることでも有名で、銚子渓にも野生の日本猿が多数群れをなしている。ここには、日本猿の自然動物園としても有名な「お猿の楽園」があり、人慣れした猿の生態を身近に観察することができる。
 銚子渓の頂上では猿の群れはもちろんのこと、ゆったりできる展望台も設けられおり、パノラマ状に広がる瀬戸内海の眺望を見学するこができ、その雄大で優しい風景は、心を和ませ穏やかにしてくれる。
 近くには、小さいながらも小豆島の神様とされる大野手姫を祀る大野手姫神社が鎮座する。
 銚子渓は、秋になると紅葉の景色と渓谷美が美しいコントラストを見せ、心穏やかに過ごすことができる場所である。
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