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「お屠蘇」は、一年間の邪気を祓い、長寿を願って正月に飲まれる薬草酒。「一人これを飲めば一家病無く、一家これを飲めば一里病無し」と云われにもある様に、本来は風邪予防の為に調合され、飲まれていたが、いつしか正月の祝いの膳には欠かせないものになった。
山椒、桔梗、桂皮など数種の薬草を組み合わせた屠蘇散を、日本酒や本味醂に浸しておいて作り、大・中・小の三種の盃を用いて飲まれる。飲む順番には、地域によって違いがあるが、年齢の若い者から順に飲んでいくのが正式である。これは中国の習慣からきたもので、若い者が毒味をしてからという意味がある。しかし日本では、明治から昭和初期の頃に家長から飲む事も行われる様になった。
山椒、桔梗、桂皮など数種の薬草を組み合わせた屠蘇散を、日本酒や本味醂に浸しておいて作り、大・中・小の三種の盃を用いて飲まれる。飲む順番には、地域によって違いがあるが、年齢の若い者から順に飲んでいくのが正式である。これは中国の習慣からきたもので、若い者が毒味をしてからという意味がある。しかし日本では、明治から昭和初期の頃に家長から飲む事も行われる様になった。
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