NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/1


大堀相馬焼 Oobori-souma-yaki Obori-soma Ware

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 大堀相馬焼は、福島県浪江町大堀にて焼かれる陶器である。
 1690年、相馬藩藩士・半谷休閑の下僕、左馬によって創始されたと言われている。
 相馬藩が焼き物作りを保護、育成したため、江戸時代末期には100軒近い窯元があり、大衆向けの民窯として親しまれた。
 しかし、明治時代以降は少しずつ数が減り、現在では24軒の窯元が300年の伝統を守る陶器を作り続けている。江戸の昔から庶民の焼き物として親しまれてきた陶器である。
 大堀相馬焼では、青ひびと呼ばれる、青磁釉を使ったひび割れ模様の入った陶器を主に作製している。ほかに、二重焼、走り駒などが特徴である。
 昭和五十五(1978)年、国の伝統的工芸品に指定される。
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2007/1/28


信楽焼 Sigaraki-yaki Shigaraki Pottery

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 信楽焼は、滋賀県甲賀市信楽町で焼かれる伝統陶磁器である。
 天平時代に聖武天皇が紫香楽宮(しがらきのみや)を造るにあたり、瓦を焼いたのが始まりで、日本六古窯の1つに数えられる。
 鎌倉時代から始まり、室町・安土桃山時代には茶道具の生産が盛んに行われた。江戸時代には登り窯によって、茶壷をはじめ多種多様な生活雑器が作られた。
 現在では生活に根ざした、土の持つ味わいを生かした製品が多く作られている。
 信楽焼の特徴は、信楽特有の土味を発揮して、登窯、穴窯の焼成によって得られる温かみのある火色(緋色)の発色と、自然釉によるビードロ釉と焦げの味わいに特色づけられ、土と炎が織りなす芸術として「わびさび」の趣を今に伝えている。
 昭和51(1976)年、国から伝統的工芸品の指定を受ける。
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2007/1/11


琉球ガラス Ryuukyuu-Garasu Ryukyu Glass

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 琉球ガラス(沖縄ガラス)とは、沖縄本島を中心に生産されるガラス工芸品のことである。
 沖縄でガラス器の製造が始まったのは約100年前と言われている。戦後アメリカ軍により持ち込まれたコーラ、ジュース瓶などを利用することにより急速な発展を遂げ、今日のよう手工芸品としての土台を築き上げた。
 さざなみのようなひび割れ模様、細かい気泡の入った柔らかな色合いの泡ガラスなど、ガラス職人の心意気が手作りのぬくもりとして伝わってくる。
 材料も技法も豊富になった現在では、その独特な造形美と相まって、暮らしの中にとけこむ光の芸術として広く認められるようになった。
 1998年、沖縄県の伝統工芸品に認定され、名実共に沖縄を代表する工芸品のひとつになった。
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