NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/16


寒河江城 Sagae-jyo Sagae Castle

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 寒河江城は、山形県寒河江市丸内にあった城である。
 寒河江城は、鎌倉時代に大江広元の嫡男親広が、寒河江に居館を構えたのが始まりとされる。大江時氏は寒河江城を修築して、三重の堀を持つ大きな城とした。
 天正十二(1584)年、最上義光との戦いに敗れ、大江氏は滅亡した。
 その後寒河江肥前の城となったが、義光の死去に際して肥前は殉死し、寒河江城は空城となった。
 1622年、最上氏が改易となり、鳥居忠政が山形藩主となると残されていた寒河江城も破壊され、廃城となった。
 現在の寒河江小学校敷地が本丸跡と言われている。宅地化によって遺構はなくなってしまい、西側をのぞく三方に堀の名残が残されている程度である。
 寒河江城は、地元の豪族・大江氏の、往時を偲ばせる城である。
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2007/2/8


竹田邸 Takeda-tei 

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 愛知県名古屋市有松にある江戸末期に建てられた重厚な歴史的建造物。名古屋市指定有形文化財。
 有松は幕末期当時の歴史的な町並みが残る場所である。当時、東海道一の美観とうたわれ、390年の歴史である、有松絞りの発祥の地でもある。
 主屋1棟・蔵3棟・茶室1棟・26畳の書院造りの座敷からなる。明治、大正に入って整備されている。 
 二階の壁は黒しっくいの塗ごめ造り、庇には明治期のガス燈が乗り、建物の西側には接客用の玄関がある。当時の商家の繁栄ぶりを今に残している。
 東側には土蔵郡があり、広い間口となっている。
 有松の観光コースとして、桶狭間古戦場などとともに紹介されている。
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2007/1/30


佐伯武家屋敷 Saiki-bukeyashiki Saiki Samurai Residences

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 大分県佐伯市、佐伯藩城下町に残る武家屋敷群。
 佐伯藩は慶長六(1601)年、豊後国日田から初代藩主毛利高政が転封され始まる。
 転封後、内陸の栂牟礼城(とがむれじょう)に不便を感じ、慶長十一(1606)年、番匠川河口の八幡山に鶴屋城を築城し移転。元和三(1617)年に焼失。その後は山麓部の三の丸が城とされ、近隣に藩士の武家屋敷が築かれた。
 現在、城山の周辺に残る武家屋敷は江戸のたたずまいを感じさせる落ち着いた雰囲気を今に伝える。
 明治二十六(1893)年、鶴谷学館に教師として赴任してきた国木田独歩が弟と下宿した武家屋敷、坂本邸は現在「城下町佐伯、国木田独歩館」として公開されている。
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2007/1/11


旧恵利家住宅 Kyuu-erike-jyuutaku Old Eri Family Residence

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 香川県さぬき市大川町にある県下で最古の農家住宅建築物。
 17世紀頃に造られたもので、元は大川町新名にあった。この地に恵利家先祖が沢姓を名乗って移り住んだ。現在は「みろく自然公園」内に移設された。
 「三間間取り」という間取りに、香川県東部独自の様式を加えた造りといわれ、一番の特徴とされる屋根は「つくだれ」という技法のもので、簡素な装飾、軒先まで茅で葺き降ろしている。土間の天井は木の曲がりをそのまま生かした梁が露出している。丸竹を編み、土壁を塗りつけた「大和天井」となっている。
 8畳の座敷には床の間が配置され、昔ながらの縁側に暖かい日差しが差し込み、日向ぼっこをする人達の姿がよく見られ、なんとなく懐かしさを感じながら、ほっこりとする場所である。
 国の重要文化財に指定されている。
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北前船主屋敷蔵六園 Kitamaesensyu-yashiki-zourokuen Zourokuen, the Estate of a Kitamae Ship-owner

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 江戸時代から明治の中期まで、日本海を舞台に活躍した北前船の主の屋敷。
 北前船主は、近江上人からの雇われ船頭が多かった。
 近江上人は蝦夷地でも活躍したが、蝦夷地開拓による交易品を運ぶ船として北前船を仕立てた。その時、加賀や越前、若狭の船乗りに船を任せた。
 交易を経験し、商才を発揮しはじめた船頭たちは、北前船の雇われ船頭から才覚のある商人へと成長していく。
 蔵六園は、その内の一家酒谷家の邸宅と庭園。その建築物と庭、さらに展示品などは、栄華を極めた当時の様子そのままである。
 敷地は約一〇〇〇坪。総漆塗りの屋敷で建坪は約三〇〇坪。蔵の中には古文書、九谷焼、吉田屋、宮本屋八郎赤絵、松山窯などの焼き物が展示してある。
遠州流の庭園には、約五〇〇種類の山野草が自生し、さらに全国からの銘石を配して見事である。
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