NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/29


はりみ(紙製ちりとり) Harimi(Kamisei-Chiritori) Harimi (Paper Dustpans)

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 まだ日本の家屋に和室が多かったころ、日々の簡単な掃除は箒とちりとりだった。
 さっと掃いて、さっと取る。その簡素な動作が、日々の暮らしを清潔なものにしていた。
 最近はそのような光景も余り見かけなくなってきたが、今の多種多様化するライフスタイルに、本当にそれらは合っているのだろうか。
 ちょっとした掃き掃除にもわざわざ掃除機を引っ張り出し、ちょっと使ってまたしまう。
 なら、いっそのこと昔のようにこのはりみ(紙製ちりとり)と箒を傍らに用意しておいてはいかがだろう。和紙に柿渋を塗ったもので、大きさも二〇cmほど。
 色合いも程好く、部屋の中にあっても自然と溶け込むし、大きさも小ぶりで、どこにあっても落ち着きがある。
 こういう日常の道具は無造作に部屋にあってこそ、映えるものであるべきだ。
 小さい箒とセットで、机や棚の上などの狭い場所で活躍してくれるだろう
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2007/2/15


片岡家住宅 Kataoka-ke-jyuutaku Kataoka Family Residence

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 片岡家住宅は奈良県宇陀市に存在する古民家である。
 元和五(1619)年から、明治初期に至るまで近隣9か村の大庄屋を勤めた農家の住宅を保存したもの。
 萱葺きの母屋は寛文十(1670)年、長屋門は天保三(1832)年の建築。
 御殿の名が付く客間は郡山藩の休泊の間として使われ、花組子を用いた花狭間欄間は非常に美しい。
 庭には樹齢800年の大ケヤキや、屋根を越える高さを誇る枝垂桜などの巨木が茂る。
 国の重要文化財であり、見学は可能だが予約が必要である。
 現在も住居として使用されており、昔と変わらないたたずまいを今に残している。
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2007/2/13


格子 Koushi Koshi

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 周期的に並んだ区切りや仕切りで、数学的な意味合いで使われる。一般的には格子戸や鉄格子などとして使われる。
 日本の格子戸は古来より、寺院建築に扉形式の格子戸が多用されており、平安時代後期には、引き違いの格子戸が広く使用される様になった。「源氏物語絵巻」「年中行事絵巻」などには、黒漆塗りの格子戸を引き違いに使ったり、はめ込み式に建て込んだ間仕切りの様子が描かれている。
 この様な格子戸の用い方は、隔てる機能を果たしながら、湿気の多い日本において、風通しを良くしたり、薄暗くならない様に光を取り入れたりしながら、美しく見せる機能美がある。これは、障子にも繋がっていくものである。
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2007/2/12


近江商人屋敷 Oumi-shounin-yashiki Omi Merchants Residences

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 近江商人とは、近江に本拠地をおく他国稼ぎ商人のことで、近江八幡・日野・五個荘から特に多く輩出した。その中でも五個荘出身の近江商人を五個荘商人と呼ぶ。
 五個荘は近江商人の発祥の地として広く知られ、白壁と舟板塀の蔵・屋敷や優雅な庭園など、町内のいたるところで見ることができ、また国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定され、五個荘町では代表的な近江商人の蔵屋敷などを公開している。
 五個荘商人はそのほとんどが江戸時代末期から明治時代の創業で現在も商社として多くの企業が活躍している。
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2007/2/8


岡邸 Oka-tei 

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 愛知県名古屋市有松にある江戸末期に建てられた重厚な歴史的建造物。名古屋市指定有形文化財。
 有松は幕末期当時の歴史的な町並みが残る場所で、岡邸は有形文化財では、一番古く、また一番大きいといわれる。 
 主屋1棟、作業場1棟、蔵2棟の構造で、街道沿いに並んだ絞商(しぼりしょう)の町屋の典型である。
 間口は連子格子、なまこ壁、虫籠窓、塗りこめ造りをよく残している。
 この家にだけある、2階のひさし裏の塗りごめ造りの「波状」も特徴的である。
 明治頃に改良され設置された「電話」がまるで「電話ボックス」のような透明の囲いの中に取り付けられているところが、なんともレトロであり、観光客の間でもちょっとした話題になっている。
 有松の観光コースとして、桶狭間古戦場とともに紹介されている。
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小塚邸 Kozuka-tei 

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 愛知県名古屋市有松にある江戸末期に建てられた重厚な歴史的建造物。名古屋市指定有形文化財。
 有松は幕末期当時の歴史的な町並みが残る場所である。当時、東海道一の美観とうたわれ、390年の歴史のある、有松絞りの発祥の地でもある。
 小塚邸は有松の街道で一番大きいとされる「岡邸」の横に並ぶ。
 塗籠造の中では、小塚邸は最も古いもののひとつといわれている。
 主屋1棟・蔵2棟・茶室1棟の構成で、街道沿いに並んだ絞商の町屋の典型である。
 連子格子・なまこ壁・虫籠窓・塗ごめ造り・卯達が整った建物であり、外柱に残る駒止めの環が往時を物語る。
 有松の観光コースとして、桶狭間古戦場とともに紹介されている。
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服部邸 Hattori-tei 

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 愛知県名古屋市有松にある江戸末期に建てられた重厚な歴史的建造物。愛知県指定有形文化財。
 有松は幕末期当時の歴史的な町並みが残る場所である。当時、東海道一の美観とうたわれ、390年の歴史を誇る、有松絞り発祥の地。現在でも8代目井桁屋の名で絞商品の卸、小売を営む。
 広い敷地には、主屋1棟・井戸館1棟・客室1棟・門1棟・門長屋1棟・蔵6棟の構造の大屋敷である。
 間口は連子格子・なまこ壁・虫籠窓・塗ごめ造り・卯達と当時の防火対策を今に残している。
 また、庭にあるクロガネモチは天明の大火前から、この地に生えていたと言われ「都市景観保存樹」に指定されている。
 有松の観光コースとして、桶狭間古戦場などとともに紹介されている。
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2007/2/7


川崎 日本民家園 Kawasaki Nihon-minka-en 

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 日本民家園は、神奈川県川崎市多摩区枡形にある、古民家の野外博物館である。
 日本民家園は、昭和四十二(1967)年、急速に消滅しつつある古民家を永く将来に残すことを目的に、開園した。
 東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25件の建物がある。うち、18件は国や県の重要文化財として指定を受けている。
 民家に関する基礎知識を学ぶことができ、地域や年代による建物の構造、工法の違いを比較することもできる。
 これら民家に関する民俗資料なども合わせ、古民家の野外博物館として大変充実している。
 川崎の日本民家園は、ほとんど一つの村となっており、気軽に古民家に触れられる、意義深い場所である。
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