NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/12


鶴見古墳 Tsurumi-kofun Tsurumi Ruins

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 国指定史跡「川部・高森古墳群」(宇佐風土記の丘の古墳群)は、6基の前方後円墳を中心として、周辺に約120基で構成される。それぞれの前方後円墳は地形的には独立した場所に営まれ、その方向もバラバラである。前方後円墳以外の墳墓は耕作などによって墳丘を失い、現状では墓と認識できないものが多いが、前方後円墳を中心に、このように多数の周溝墓が集中する遺跡は大分県内ではここだけ。九州内においても特徴的な遺跡で、規模も宮崎県の西都原古墳群(約320基)に次ぐ。
 「鶴見古墳」は、赤塚古墳に始まる川部・高森古墳群の中で、最後に造られた前方後円墳で、6世紀の中頃に築造された。この古墳は、赤塚古墳の被葬者から代々にわたって宇佐地方を治めた首長の系列を伝える最後の古墳。また、古墳時代後期の葬送の典型的な一例として重要な位置を占めている。
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2007/1/26


桜滝 Sakura-daki Sakuradaki Waterfall

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 桜滝は、大分県日田市天瀬町にある滝である。名前の由来は、この一帯に山桜が多かったからであると言われている。
 高さ25m、幅15mのこの滝は、純白のベールのように落下する優雅な流れが魅力的である。
 合楽川沿いの河畔は、両側とも崖地となっているが、岩肌が剥き出しており、岩塊の落葉樹が美しい景観を魅せる。
 滝壺の形状は岩塊の綺麗な半円形で囲まれており、容易に遠くから見ることの出来ない、閉ざされた空間である。
 JR天ヶ瀬駅から田園地帯の中を散策しながら、5分くらいでたどり着けるいうのも良い点である。線路を跨ぎ、少し行くと水しぶきがかかるほどの間近から迫力ある滝を見ることができる。
 桜滝は、誰でも気軽に自然に触れられる、心地よい場所である。
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八面山 Hatimen-san Hachimen Mountain

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 八面山は、大分県中津市にある標高659mの山である。四方八方どこから見ても同じ形に見えるために、八面山と呼ばれるようになったという。
 八面山は、阿蘇山の噴火によって形成された卓状溶岩台地であり、山容が締まらないため多少大きめの里山のように見えるが、険しい断崖絶壁を持つ岩山である。
 古くは箭山と呼んだという。耶馬日田英彦山国定公園の北東端を占める山である。
 中津市を代表する山であり、山頂にはテレビ局などのアンテナが設置されている。麓には金色温泉があり、周辺には耶馬渓もある。山頂からは豊前市・中津市街地は勿論のこと、周防灘や山国川、中津平野の水田地帯が一望でき、素晴らしい景観を誇る。
 地元の人は八面山を見て、故郷に帰ってきたと安堵するという。八面山は中津の原風景であり、決して切り離せない山である。
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2007/1/22


三重 千枚田 Mie Senmaida Maruyama Senmaida Ricefields

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 三重県の熊野市紀和町にある丸山千枚田は、日本の棚田百選にも選定された美しい田んぼである。
 千枚田というのは、丸山にある何枚もの小さな水田の事である。
 「一枚足りないと思ったら笠の下にかくれていた」といわれる位小さな田が幾重にもかさなり合っており、その数は合計約1300枚強と言われている。
 一時期は過疎によって500枚ほどにも減った千枚田だが、地元住民と紀和町の協力によってオーナー制を取り入れ、復興した。
 最も狭い田は畳2枚分ほど。高低差は100mある。急斜面ゆえに機械は入れず、収穫期には1株ずつ鎌で刈り取る。
 山の斜面に沿って細かく区切られた棚田は全国にあるが、丸山千枚田は保存状態と景観の美しさで群を抜く。まさに自然と人の調和によって生まれた景観と言える。
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2007/1/16


小杉の大杉 Kosugi-no-oosugi Small-Cedar's Big Cedar

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 山形県最上郡鮭川村にある大きな杉。
 「小杉の大杉」とはこの地域が「小杉」と呼ばれるためのものである。
 写真で見ると、2〜3本の杉が固まっているように見えるが、まぎれもない一本杉である。まわりは田んぼに囲まれ、根回り6.3メートル、高さ20メートル。樹齢は1000年以上といわれている。
 大きな幹が2本あるため、その様子から「夫婦杉」「縁結びの杉」とも呼ばれる。
 「となりのトトロ」という映画にでてくる木によく似ており、「トトロの木」などとも呼ばれ、有名になった。
 根元には「山神」が祀られ、村のご神木として崇められいる。
 杉は生存競争のため、太陽の日を浴びようと、狭く高く上に伸びようとするのだが、この杉は周りには田んぼ以外なにもなかったため、太陽の恵みをいっぱい浴びて悠々と広がり育っている。
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