NIPPON Kichi - 日本吉

2007/6/5

セタカムイ岩 Setakamui-iwa 

Jp


 セタカムイ岩は、北海道古平郡古平町沖町の海岸にある遠吠えしている犬の形をした奇岩である。
 小樽から函館をむすぶ「日本海追分ソーランライン」の中でも、古平町付近は奇岩が立ち並ぶ景勝地として有名な場所である。
 セタカムイ岩はそのひとつで、アイヌ語で犬の神様という意味を持つ。
 昔、文化神オキクルミが狩りの後に犬を1匹置いていった所、犬は海岸で悲しく遠吠えをしながら岩になったといい、それがこの岩であるという。
 また、ラルマキという村の若い猟師が遭難して帰ってこなかった時、可愛がっていた犬は数日間続いた嵐の間も海岸で主人の帰りを待ち続けた。
 嵐がやんだ日、海岸に犬の姿は無く、かわりに犬の遠吠えの姿の岩が忽然と立っていた。人々はこの岩をセタカムイと呼んだ、という伝説も残る。
 セタカムイ岩は、アイヌの伝説に彩られた奇岩である。

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住所
046-0133 北海道古平郡古平町沖町
名前
セタカムイ岩
電話
0135-42-2181




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