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2007/5/18


久田見祭り Kutami-matsuri Kutami Festival

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 「久田見祭り(くたみまつり)」は、久田見の氏神である神明・白鬚両神社で行われる。
 桜が咲き、若葉の香り漂う春の日に、6両の絢爛豪華なだんじりが笛のお囃子に合わせて村を練り歩く、壮麗でゆったりとした祭りである。見所は「糸切りからくり」。国指定の無形民俗文化財であり、県の重要無形民俗文化財にも指定されている。糸が直接からくりと繋がっていない、特徴的なつくりになっており、独特な技法で作られ、操作も通常の操り人形とは違うので、歴史的にも芸術的にも高く評価されている。この独創的な人形劇は、昔話や最近の出来事、流行したアニメやスポーツ等、毎年お題が変わるので、毎年飽きることなく楽しめる。
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2007/2/15


飴細工 Ame-zaiku Candy Craft

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 飴細工は水飴を加工して、様々な形、色に整えた菓子である。
 歴史は古く、平安時代に唐から来た職人が東寺に供えたものが最初とする説、江戸時代に煙管職人が客寄せのために作ったとする説などがある。
 日本だけのものではなく、東南アジアやヨーロッパなどでも行なわれており、屋台の売り物からケーキの飾りまで様々な種類がある。
 日本の飴細工は屋台や縁日で職人が作るものであり、熱した水飴に三色の食紅を練り合わせて色を作り、鋏と筆で形を整える。
 飴が冷めるまでの一分程度の間に加工を行なわなければならず、熟練の職人技を必要とする。
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2007/2/12


八日市大凧まつり Youkaichi-oodako-matsuri Yokaichi Giant Kite Festival

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 無形民俗文化財に選定されている八日市大凧をはじめ、数々の凧を揚げるのを中心に、凧にまつわる多くのイベントが行われる。
 八日市大凧は300年以上も昔の江戸時代中期、男子出生を祝って5月の節句に鯉のぼりと同じように揚げられたのが始まりであるが、徐々に大きくなって畳200枚以上の大凧もある。
 現在は100畳敷大凧を揚げるほか、成人を祝う行事や大きな行事を記念して揚げられているが、
この凧は、上部に魚・鳥などを墨で描き、下部に赤色文字を書いて意味を持たせる「判(はん)じもん大凧」で、全国にも類を見ない切り抜き工法で風の抵抗をできるだけ少なくし、揚げ糸の強度と凧の大きさのバランスをとっている。
 まつりは、毎年、5月の第4日曜に愛知川河川敷で行われ、多くの人出で賑う。
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2007/2/7


川崎 日本民家園 Kawasaki Nihon-minka-en 

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 日本民家園は、神奈川県川崎市多摩区枡形にある、古民家の野外博物館である。
 日本民家園は、昭和四十二(1967)年、急速に消滅しつつある古民家を永く将来に残すことを目的に、開園した。
 東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25件の建物がある。うち、18件は国や県の重要文化財として指定を受けている。
 民家に関する基礎知識を学ぶことができ、地域や年代による建物の構造、工法の違いを比較することもできる。
 これら民家に関する民俗資料なども合わせ、古民家の野外博物館として大変充実している。
 川崎の日本民家園は、ほとんど一つの村となっており、気軽に古民家に触れられる、意義深い場所である。
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2007/2/5


修正鬼会 Syujou-onie 

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 六郷満山に伝わる伝統行事「修正鬼会」は、かつては六郷満山の天台宗の各寺で行われていたが、今では豊後高田の天念寺と、国東の成仏寺・岩戸寺の三ヵ寺だけとなってしまった。西満山に属している天念寺では毎年行われ、東満山の成仏寺と岩戸寺では隔年交代で行われている。
 この鬼会行事は五穀豊穣 国家安泰、無病息災、万民快楽を祈願する宗教行事で、養老年間(720年頃)、元正天皇の頃に京都で行われたのが最初であると云われている。国東の六郷満山が出来たのも同時代なので、鬼会行事も1200〜1300年伝わる行事であると考えられている。
 六郷満山の鬼会は「鬼を追い払う」のではなく、「鬼に姿を変えた祖先を出迎える」、「鬼に出会う事は、祖先に出会う事。祖先と楽しく過ごす」という平安時代以前の一般的な考え方を伝えている。鬼の面には角が無いなど、国東独特の行事で、国指定重要無形民俗文化財に指定されている。
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2007/1/26


日田祇園祭 Hita-gionmaturi Hita Gion Festival

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 日田祇園祭(ひたぎおんまつり)は、大分県日田市で行われる厄除けの神事である。
 日田祇園祭は、疫病や風水害を払い、安泰を祈念する勇壮な夏の祭りである。およそ300年前に厄除けの神事として隈地区、豆田地区で始まり、やがて本格的な曳き山が作られ、祭りも大きくなり、現在に続いている。
 1988年、90年ぶりに復活した高さ10mの山鉾は圧巻である。9基の山鉾が昼夜市内を巡行し、絢爛豪華さを競う。
 山鉾の巡行に欠かせないのが祇園囃子で、篠笛、太鼓、三味線が奏でる音色も独特である。また、JR日田駅前に9基の山鉾が一同に集合する祇園山鉾集団顔見世も見ものである。
 1996年、国より重要無形民俗文化財の指定を受ける。
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2007/1/25


安乗人形芝居 Anori-ningyou-shibai Anori Puppet Play

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 安乗人形芝居は、三重県志摩市阿児町の安乗神社にて行われる人形芝居である。
 安乗の人形芝居は、安乗神社の祭礼に奉納する神振の人形芝居として受け継がれ、400年の伝統をもつ民俗伝承芸能である。
 文禄元(1592)年、志摩の領主・九鬼嘉隆が文禄の役に参加する際、安乗の八幡宮(現安乗神社)に祈願し、その加護によって渡航の無事と武功を立て、お礼参りに訪れた時に人形芝居を上演することを許したことから始まったと言い伝えられる。
 安乗人形芝居の特徴として、3人遣いの人形がある。呼吸を合わせるのは難しいが、仕草の多様さや、ダイナミックな動きを生み出した。1体の人形を3人で動かすのは世界広しといえども文楽だけである。
 1980年、国の重要無形民俗文化財に指定される。
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2007/1/19


カセ鳥 Kasedori Kasedori Festival

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 山形県上山市で行われている火防(ひぶせ)行事。
 ここ上山地方では約350年ほど前に始ったといわれる。当時は、旧正月の13日に御殿に呼ばれ、その踊りを披露していた。
 15日には町で行なわれ、町方の若衆から手桶の水を「カセ鳥」にかけご祝儀を出し、商売繁盛などを祈った。
 明治29年で一旦途絶えてしまったが、昭和34年から再現された。
 今でも「ケンダン」と呼ばれるわらの蓑をかぶった若者たちが、「クッツクック」などの独特な掛け声とともに、町中を練り歩く一行の姿は、当時と変わらない。
 この時期、この地方では大概は「雪」が積もっている。若者たちはほぼ「はだか」の状態で、蓑をかぶり町内を練り歩くわけだが、お祭りさわぎで寒さもどこかへふっとんでしまう熱気である。
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