NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/31


月山 Gassan Mt Gessan

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 山形県東田川郡にある出羽三山のひとつ。
 標高1984メートルで、山形県のほぼ真ん中にそびえたつ。磐梯朝日園立公園の北にあたり、ブナの原生林、動植物などの大自然の宝庫とされる。
 月山の名は、その山容が「ちょうど月が半輪を描いて空に現れたようなおおきな山の姿」からきているといわれる。
 信仰が深い山でも知られ、山頂には「月山神社」があり、天照大神の弟、月読命が祭られている。
 役行者の修行の地であった。幾人もの行者が月山大神登拝におとずれたが、修行の未熟さをさとられ引き返した「行者返し」という登山路がいまでも残っており、現代でもその道を、登山者たちが行き来きする。
 眺望や高山植物にも恵まれた霊山である。
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紅葉川渓谷 Momiji-gawa-kyoukoku Momiji River Valley

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 山形県山形市の北東にある「面白山」にある渓谷。
 四季折々の自然を満喫できるハイキングコースとして整備され観光客で賑わう。
 特に10月下旬から11月中旬にかけて、紅葉川の名の由来となっている「紅葉」は見ごたえたっぷりである。
 コースは2キロの長さを、ゆっくりと歩いて40分ほど。渓谷に流れ落ちる「藤花の滝」「幻竜の滝」などの「滝」が、随所に見られる。また、渓谷ならではの大きな「岩」が転がり、「鯨岩」「宝船」などの名が付けられ、奇形な岩もたくさんある。
 川の所々は、幅が大きくなったり、また岩と岩の細い間を通り抜けたりと、川の表情が変化し、訪れる人達を楽しませてくれる。
 写真家たちにも非常に人気がある場所である。
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2007/1/23


高麗館 Kouraikan Kouraikan

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 山形の戸沢路には、緑の山並みの中に突然異国の空間が広がっている。そこが、高麗館である。
 高麗館は、韓国の文化・歴史の紹介と、訪れた人々との交流と相互理解を深めるために造られた、異国情緒たっぷりの建物である。
 1997年、韓国・堤川市との交流から古代朝鮮半島文化に触れる友好のシンボルとして建てられた。
 伝統民具や工芸品の展示・販売を行う「物産館」、韓国の食文化を紹介する「食文化館」、風俗や芸術を紹介する「民族文化館」、韓国の花、ムクゲやモクレンなどを配した「韓国庭園」、村人たちが集う遊びの広場「ノリマダン」などの数多くの施設があり、まるで韓国に居るかのような気分を味あわせてくれる。
 高麗館は韓国の文化・歴史を華麗に再現した建物であり、訪れる者に感動と興奮を与えてくれる日韓友好の絆である。
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2007/1/19


花笠まつり Hanagasamatsuri Flower-Hat Festival

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 山形県で毎年8月に行なわれる東北四代まつりのひとつ。
 威勢のいい掛け声と花笠太鼓の勇壮な音色。100万人という人手で賑わうこの夏祭りは、山形県のシンボルである。
 8月5日から7日の間、山形市のメインストリート1.2キロに、県花、山形市の花である「紅花」の笠が咲き誇り群舞が繰り広げられる。
 祭中、「そろたそろたよ・・」などと歌われる「花笠音頭」は明治、大正の頃、村山地方で歌われていた「土突き唄」が元歌になっているといわている。
 踊りの基本は「日本舞踏」的なものであるが、最近では男性的な踊りも誕生。ダンスの要素なども取り入れられ、年々個性的な演出が増えている。
 祭り好きな日本人なら、一度は参加してみたいと思ってしまう。
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2007/1/17


鶴岡公園の桜 Tsuruoka-kouen-no-sakura Cherry Trees in Tsuruoka Park

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 山形県鶴岡市にある、鶴ヶ岡城跡地、鶴岡公園に咲く桜。
 酒井家が庄内藩主として約250年来居城とした鶴ケ岡城跡である鶴岡公園内には、堀や石垣などの文化財が点在する。樹齢数百年の老杉が城の名残りを感じさせ、もっとも人々を魅了しているといわれる、約800本の桜は「日本の桜百選」に選ばれ、県内随一の桜の名所として知られるほどである。
 その種類は「ソメイヨシノ」をはじめ「八重桜」「枝垂れ桜」など多種であり、4月中旬から一斉に花を咲かせる。
 公園西側の外堀の両岸に咲く桜は格別で、堀の水面に映り込む桜とともに、バックには残雪の鳥海山があり、カメラマンでなくとも、その姿に自然の歴史とロマンを感じずにはいられない。
 シーズンには、出店が立ち並び、全国から大勢の観光客でにぎわう。
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十二滝 Jyuunitaki Junitaki Waterfall

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 山形県東田郡平田町にある、相沢川上流の大小12段になって流れ落ちる滝。飽海三名瀑として知られている。
 経ヶ蔵山(標高474m)の西の麓にあり、滝の落差はおよそ30メートルほどある。12に別れた、滝と滝つぼにはそれぞれ、「天狗滝」「蛇の滝」「河原滝」などの名前が付けられている。
 昔から滝は、修験者たちの修行の場として使われてきた。滝に打たれることによって、心身を清め、霊力を授かるものとして、不動や弁天が祀られていることが多い。
 秋には「紅葉」が回りに現れ、美の競演を見せる。冬には真っ白な雪の中で、流れを止めることなく、落ちていく水の姿は、厳格ささえ感じられる。
 山形県は滝の数では日本一とされている。その数はおよそ230であり、全国の1割程度の比率である。
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2007/1/16


庄内平野 Shounai-heiya Shonai Plain

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 山形県の北西部に位置する、日本海の近くにある平野。
 広さは南東に100キロメートル、北西に40キロメートルに及ぶ。日本で有数の「穀物」の生産地区であり、江戸時代は幕府の御用米としてあつかわれた大産地である。
 作物がよく育つのは、日本三大急流のひとつ、「最上川」をはじめ、大小の河川が、綺麗な水を長い年月をかけて、運んでくるからである。
 さらに、作物の土壌も栄養分豊かな土地であり、周囲にある山々からの冷風、夏と冬の気温差が大きいことなど、米造りに最も適した場所でもある。
 秋になると、稲穂の成長に伴い、頭が垂れ、黄金色一色の田んぼが360度見渡せる。都会では見られない、赤とんぼや鬼やんまが優雅に飛び回っている。
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小杉の大杉 Kosugi-no-oosugi Small-Cedar's Big Cedar

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 山形県最上郡鮭川村にある大きな杉。
 「小杉の大杉」とはこの地域が「小杉」と呼ばれるためのものである。
 写真で見ると、2〜3本の杉が固まっているように見えるが、まぎれもない一本杉である。まわりは田んぼに囲まれ、根回り6.3メートル、高さ20メートル。樹齢は1000年以上といわれている。
 大きな幹が2本あるため、その様子から「夫婦杉」「縁結びの杉」とも呼ばれる。
 「となりのトトロ」という映画にでてくる木によく似ており、「トトロの木」などとも呼ばれ、有名になった。
 根元には「山神」が祀られ、村のご神木として崇められいる。
 杉は生存競争のため、太陽の日を浴びようと、狭く高く上に伸びようとするのだが、この杉は周りには田んぼ以外なにもなかったため、太陽の恵みをいっぱい浴びて悠々と広がり育っている。
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