大浦天主堂(国宝) Ooura-tensyu-dou Ooura Cathedral, National Treasure
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大浦天主堂は、教会として日本で唯一国宝建築物に指定されており、現存する日本最古の木造ゴシック様式の教会である。正式名称は「日本26聖人殉教者天主堂」と呼ばれ、豊臣秀吉のキリシタン禁教令によって捕縛され1597年長崎の西坂の丘で日本人20名、外国人6名の聖人が処刑された。後に1862年ピオ9世教皇により彼ら聖人の尊称を献上されて、カトリック全教会信者の尊崇をうけることになった聖殉教者達に捧げる為に、フランス人司祭ベルナール・プチジャン神父により建立された。建築当初は三本の塔を持つゴシック風のつくりながら、正面中央の壁面はバロック風で、外壁はナマコ壁という特殊なスタイルであった。1879年に増築され、外壁をレンガ造にあらため、完全にゴシック風の建物になった。
- 住所
- 850-0931 長崎県長崎市南山手町5-3
- 場所名
- 大浦天主堂