NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/6/18


能面 大童子 Noumen Oodouji Noh Mask Dai-doji

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 能で使われる面の一つで、霊力をもった男等に使われる。
 年かさの相貌で、見た目から険しい眉や眉間の皺、しっかりと開いた睨みつける目から神秘性や力強さを表現している。
 通常の童子の面と違い丸みがあることで、表情全体が強いのが特徴。
 個性が強いためか、一般の演目ではなかなか使われない。
 能の曲である大江山では、八尺もある大男で、人血、人肉を喰らい、源頼光に退治されるといった役である酒呑童子が鬼になる前の姿等、特別な役として使われる。
 この大江山での酒呑童子は、平安京での一部の貴族たちの繁栄に対し、暗い生活に耐えて生き抜いてきた人々の象徴として描かれている。
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2007/6/4


能面 顰 Noumen Shikami Shikami Noh Mask

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 顰(しかみ)は、古くは「獅噛」や「歯噛」とも表されてきた、能楽において大別して鬼神に分けられる木製の能面である。
 その様は、獅子が悪鬼のごとく上歯と下歯で、ものを噛まんとする様を恐ろしいまでに刻み込んでいる。
 俗に言う「しかめっ面」の語源でもあるその面は「大江山」「紅葉狩」や「土蜘蛛」など様々な作品に登場する人気者でもある。
 獅子そのものは日本においては古来より聖獣として、また悪の象徴としても語り継がれている伝説の存在である。
 それを人が、その仮面をつけて舞い、演じる。
 穿った見方をすれば滑稽かもしれない。狂言においては動物が演じられる場合はむしろ笑いどころでもあることが多い。
 しかし、この顰をつけて檜舞台にひとたび上がれば、見るものはそれを恐怖の対象と捉えると同時に物語に惹きつけられていく。
 日本人の畏怖の存在に対する魅力が、そこには表れている。
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2007/2/22


鬼の架橋 Oni-no-kakehasshi 

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 兵庫県の多起郡と氷上郡の境にある金山の頂上には、「鬼の架け橋」という、民話にまつわる一大奇岩がある。ふたつの巨岩の間に大きな岩がかかっており、空中に横たわる巨岩は遠くから眺めてもスリル満点だ。
 この岩には鬼が架けたという民話が残る。大江山の鬼が夜な夜な京へ出没しては金銀財宝を盗み、姫や子どもをさらってはこの架け橋を渡って帰っていったというものだ。この地は谷が深く、曲がりくねった峠道であり、交通の難所であったため、どうしても渡れない岩の谷間に大きな岩で架け橋を作って渡ったという。
 この景観を珍しがって、古くから多くの文人墨客が訪れている。この鬼の架橋を浮世絵師の安藤広重が「日本六十余州名所絵図」に描いたのは有名な話だ。
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