NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/4


石尊様の裸祭り Sekison-sama-no-hadaka-,atsuri The Naked Festival at Sekison Shrine

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 宮城県栗原市若柳の武鎗(むやり)地区で、毎年三月の第二日曜日、石尊様の裸祭り(せきそんさまのはだかまつり)が開催されている。
 まだ冬の寒さが残る朝、腰わらにわらじ、白いはちまきを身に着けた裸の厄男たちが水を体にかぶりながら地域を練り歩き、各家に立ち寄って盛大に水をかけて回る。これは火伏せを祈願したものだ。
 およそ2キロ、120世帯の家全てをまわり、威勢の良い掛け声で水をかけると、見物人からは拍手や歓声があがった。
 石尊神社は室町期の大火の際に火勢を鎮めた事から由縁し、防火の守り神としての信仰されている。ご利益にあやかって里の人がこの裸祭りを始め、室町期から続く伝統行事となった。
 この祭りが終わると寒さが和らぎ春が訪れる。
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2007/12/21


鳥羽神明社の火祭り Toba-shinmeisha-no-hi-matsuri Himatsuri (the Fire Festival) of Toba Shinmeisha Shrine

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 ごうごうと燃えさかる大松明の炎の中に飛び込んで行く勇猛果敢な男たち。三河の鳥羽神明社(とばしんめいしゃ)で行われる火祭りは、天下の奇祭として知られる。起源はおよそ千二百年前と伝えられ、県の無形民俗文化財に指定されている。
 祭りは高さ五メートル程度の「すずみ」と呼ばれる大松明を二基作り、中に神木と、月の数と同数の十二縄を納め、それに火打ち石で点火して始まる。地元鳥羽地区を西の「福地(ふくじ)」と東の「乾地(かんじ)」とに分け、海で身を清め神前でお祓いを受けた厄男とそれを助ける奉仕者たちが、神主の合図で「すずみ」の火の中へと一斉に飛び込む。最後に「すずみ」の燃え具合と「福地」「乾地」の勝敗によって、その年の豊凶を占う。「福地」が勝てば山間部は豊作に恵まれ雨も多く、「乾地」が勝てば干天が続いたり異変が起こるという。
 祭りは毎年旧暦の一月七日に行われていたが、現在は二月の第二日曜日に行われている。
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2007/8/21


御櫃割 Ohitsu-wari Ohitsuwari

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 御櫃割(おひつわり)は江戸時代末期から続く、五穀豊穰、家内安全を祈る伝統的な農業祭である。「御鉢割(おはちわり)」ともいわれている。西尾市の無形民俗文化財に指定されていて、神明社境内で毎年一〇月に行われる。
 この神事はなかなか荒々しい。
 神前から受け取った赤飯入りのお櫃を、一五人の厄男達が受け取る。お櫃のふたが男達によって素手の拳でたたき割られると、参拝者達が先を争うように押し寄せる。この赤飯を食べると一年中無病息災で過ごせるといわれるからだ。
 厄男と大勢の見物客が入り乱れ、手づかみで赤飯を奪い合う様は、見応え充分の秋祭りである。
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