NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/8/7


香積寺 Koujyaku-ji 

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 紅葉やカタクリの花などが有名な香嵐渓(こうらんけい)の中心にある禅寺で、本尊は聖観世音菩薩である。応永三四(1427)年、この地の豪族であった足助氏一族が滅亡後、菩提を弔うために居館跡に創建された。
 座禅堂は江戸時代後期のものがそのまま現在も使用されている。重々しい鎧を身につけ目を光らせた力強い毘沙門天像は室町時代の永禄二(1559)年の銘が入っており、町指定文化財である。
 江戸時代の寛永一一(1634)年、香積寺一一世の三栄和尚は「美しい自然を、より美しく」との願いをこめて、巴川沿いの参道から香積寺にかけて、楓、杉などを、般若心経を一巻詠むごとに、一本一本植えていった。その後住民の手により植えたとされ、現在の香嵐渓になったとされている。
 毎年紅葉の時期になるとすばらしい景勝地となっている。一一月中は、日没から午後九時まで夜間のライトアップも行われ、幻想的な雰囲気が楽しめる。
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2007/9/6


瑞巌寺 庫裏、廊下(国宝) Zuigan-ji Kuri,Roka Kuri and the Corridor at Zuiganji Temple (National Treasure)

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 瑞巌寺(ずいがんじ)は、宮城県宮城郡松島町松島にある臨済宗妙心寺派の寺である。本尊は、聖観音菩薩。
 天長五(828)年、慈覚大師円仁が開き、淳和天皇の勅願寺として平泉藤原氏の庇護を受けた延福寺が前身と伝えられる。正元元(1259)年、臨済宗に改宗し、繁栄した後、戦国時代に衰退した。 慶長一四(1609)年、伊達政宗により復興され、寺名を瑞厳円福禅寺と改めた。
 庫裏と廊下(くりとろうか)は慶長年間(1596~1614)の建立と考えられ、廊下は庫裏と本堂をつなぎ、縁に勾欄があり、繰形をつけてある。
 庫裏は切妻造、本瓦葺の巨大な屋根を架しており、妻飾り及び廊下の構成美が特に優れているとされ、国宝に指定されている。
 瑞巌寺の庫裏、廊下は、秀逸な意匠をこらした貴重な史跡である。
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2007/3/16


弘誓寺 Guzei-ji Guzeiji Temple

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 一般に宇土観音(うどかんのん)と呼ばれ親しまれている弘誓寺(ぐぜいじ)。宇土観音の名は、宇土の地名から来ているとか。
 創建は飛鳥時代。大化年間(645〜650年)に、法道仙人により開創されたと伝えられる。「槙が峰千軒坊」と呼ばれた多くの堂宇も、寿永元(1182)年の源平の合戦で平家の軍勢が潜んだことから源氏の兵火により全焼したという悲運の歴史を持つ。この戦乱のとき、ご本尊の聖観音菩薩像だけは近くの滝に隠し、難を逃れて残ったため、この寺は清流山弘誓寺とも呼ばれるようになったという。
 病気封じにご利益があるといわれ、毎日午前中に行われる祈祷には、病気快癒を願う人々が大勢訪れる。
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2007/2/15


観音寺 Kan-non-ji Kannon Temple

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 観音寺は奈良県桜井市、音羽山の山中に位置する融通念仏宗の寺院。山号は音羽山。尼寺三十六所第八番。
 白鳳時代に藤原鎌足を妙楽寺に祀った際に、鎌足の子、定慧が鬼門除けとして建立。鎌足の手による梅の木の「手千眼十一面観世音菩薩」を祀ったのが始まりとされる。
 平安時代には上院、下院、諸堂を有し「音羽百坊」と称され大いに栄えた。貞観十八(876)年に音羽流れと言われる大洪水により多くを流出、現在の堂宇が残る。
 本尊は手千眼十一面観世音菩薩、眼病に霊験あらたかであるといわれ「音羽の観音さん」として親しまれる。
 境内には眼病に利くと言われる音羽の滝や、ギンナンにイチョウの葉が付いたお葉つきイチョウがあり、お守りとして伝えられている。
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奈良 大願寺 Nara Daigan-ji Nara Daigan Temple

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 大願寺は奈良県宇陀市大宇陀区に位置する真言宗御室派の寺院。山号は薩垂山(さったさん)。別名を七福寺。
 聖徳太子の命により、蘇我馬子が建立したと伝えられる。江戸時代には宇陀松山藩により保護され、隆盛を誇った。
 本尊は神亀元(724)年に作られた十一面観世音菩薩像、明治十八(1885)年に火災にあいながらも土の中から見つかったことから「焼けずの観音」として知られ、火災、災難除けに御利益がある。
 境内には奈良では珍しい仏足石や、森野旧薬園の園主であった森野好徳の筆塚などが安置されている。
 近隣で採れた薬草を使った精進料理が食べられることでも有名。
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2007/2/12


大分 清水寺 Ooita Shimizu-dera Oita Shimizudera Temple

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 宝陀寺に隣接する歴史の古い清水寺は、曹洞宗で、山号は補陀落山(ふだらくさん)。清水観音とも呼ばれる。 本尊の十一面千手観音は秘仏。九州西国三十三観音霊場第3番札所である。
 境内の一角にある岩山から湧出する清水は、大分県の「豊の国名水15選」に選ばれ、遠く平安の昔から水量に変化がなく、どんな大雨や干ばつの時でも、影響を受けた事がないといわれている。年間を通しての湧出量は変化せず、夏・冬とも変わらぬ清水が、今日でも周辺の田畑を潤している。この水は「不老長寿の水」として伝えられており、胃腸や糖尿病に特効があると言われる。見事なシイ林を背に、辺りを見回すと静かな段々畑が広がっているので、それを眺めているだけでも、寿命が延びるようだ。
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2006/11/29


瑞巌寺本堂(国宝) Zuiganji-houndou(Kokuhou) Zuiganji Temple (national treasure)

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 宮城県の松島町に位置する端巌寺。天長5年(828年)、慈覚大師・円仁により開創された奥州随一の禅寺だ。天橋立、宮島と並ぶ日本三景のひとつに数えられている。
 現在の大伽藍等の建物は、江戸時代の初めの1609年、伊達政宗が桃山様式の粋を尽くし、5年の歳月をかけて完成させたものだ。京都および和歌山の根来から名工130人を集め、建材も桧や杉・欅を熊野から取り寄せるなど、奥州の覇者としての勢いが伝わる。特に唐戸や欄間、襖や床の間の豪華絢爛な絵画は圧巻だ。
 国宝に指定されている本堂は10室の部屋で構成。入母屋作造・本瓦葺きの本尊には聖観音菩薩が静かに祀られている。
 桃山様式を今に伝える貴重な寺院。古(いにしえ)の武将や匠が心血注いで造り上げた「美」の極致がそこにある。
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