NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/12


百済寺 Hyakusai-ji Hyakusai Temple

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 押立山(771・8m)の山腹にあり、石垣がどっしりとした城郭の趣を見せている天台宗の寺院が百済寺だ。
 湖東三山の中で最も古く、建立時は「くだらじ」と呼ばれた。平安時代に天台宗に改宗してからは300余坊の塔頭を構え、「湖東の小叡山」と云われるまでになったが、 度重なる大火や兵火によってほとんどが焼失してしまい、平安時代のものは現在の本尊などの主な仏像や経巻類が残るだけである。
 総門から参道を登ると、参道を固めるように道の両側には削平地が各所にあり、まるで安土城大手道の雰囲気があり、湖東三山の一つに数えられ、荘厳な雰囲気を漂わせる寺の境内を目的に大勢の観光客がおとずれる。
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2007/1/30


志村ふくみ(人間国宝) Shimura Fukumi Fukumi Shimura (Living National Treasure)

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 大正十三(1924)年、滋賀県近江八幡に生まれる。平成二(1990)年、重要無形文化財「紬(つむぎ)織」の保持者に認定。
 氏がはじめて母親より機織りを習ったのは十七歳のとき。30才の時織物の道を志し、離婚。独力で草木染の技法を学び、鮮烈な作品を次々と生み出した。
 氏の作品の魅力は、なんといっても自然界の草木から丹念に採取して絹糸に移し換えた、きわめて豊かな色彩のハーモニーにある。また、古くから伝わる縞や緋などの織り文様と、植物染料による染め糸を巧みに組み合わせることで、紬織りの着物を芸術作品にまで発展させた努力と功績は高く評価されている。
 歴史上の物語を主題とした織りも手がけており、とくに源氏物語はライフワークにもなっているという。物語の心のイメージを植物から得た色糸で優美に織り上げた紬が、平安の色と心象風景を奏でている。
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福田喜重(人間国宝) Fukuda Kiju Kiju Fukuda (Living National Treasure)

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 昭和七(1932)年、京都市に生まれる。平成九(1997)年に「刺繍」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。刺繍の分野ではじめての認定者である。
 氏は刺繍の第一人者、父・喜三郎のもとで伝統技法を徹底的に習得、厳しい修行を経て家業を継承。生地の選定から染色、摺箔、刺繍を総合的に発展させ、刺繍本来の重厚な雰囲気を現代的に表現し、独自の世界を切り開いた。
 その作品の多くは、染、金や銀の箔を組み合わせて美を表現する。「刺繍は半立体です」と氏が語るように、糸は生地の平面から盛り上がり、人の動きに合わせて豊かな光彩を放つ。
 平成十一(1999)年には紫綬褒章も受章した。
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2007/1/22


土井竹林 Doi-chikurin Doi Bamboo Forest

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 土井竹林は、三重県尾鷲市古戸野町にある竹林である。
 山林で材を成した尾鷲の富豪・土井八郎兵衛が、約250年前に鹿児島から数千本の孟宗竹を移植し、保護育成した竹林である。
 尾鷲の暖かくて雨の多い気候と、200年という年月からできた見事な竹林で、高さ15mもの美しい竹が400平方mに及ぶ敷地に群生しており、中には太さ直径30cmに達するものもある。
 竹林の入口にはミニ博物館「お人形の家」が存在する。この明治初期の木造の家屋は、土井家別荘であり、日本・世界の人形を集めて広く公開している。
 竹林は静まりかえっており、風が吹くとサワサワと葉の擦れ合う、心地良い音に包まれる。
 土井竹林は、日本情緒を思い起こさせる、癒しの空間である。
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2007/1/12


シルクリーフ 薄紅梅・若緑 Silkleaf strap usukoubai・waka-midori Pink and Green Silkleaf Straps

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 技術立国日本、というおなじみの言葉にある「技術」の意味は、通常は半導体加工などのハイテクのことを指す。しかし、長い歴史を俯瞰してみれば、日本は長年、その時々の先端技術を持っていたことが伺える。土木技術、伝統工芸、芸術にいたるまで、「匠」の言葉で言い表されるそれは、いまのハイテクと変わらず、精緻で丁寧な先端技術とも言えるのではないか。
 その象徴が、小さな世界で表現される工芸物の数々である。根付や人形といった、比較的小さなサイズの造作物に注がれる意匠の細やかさ、美しさは、まさに日本独特。職人の描き出す宇宙に想いを巡らせることができるのは、日本人であることの証左でもある。
 わずか12cmの長さのストラップも、匠の技を受け継ぐ京都の紐組職人の手にかかれば、日本の美をたたえる芸術品に昇華する。伝統色の紅梅と若緑で染め上げられた絹糸を、さりげなく使う贅沢さこそ、日本人だけが持つ美的感覚である。
Magic Garden
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2007/1/11


かせかけ Kasekake The Kasekake Dance

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 かせかけ(綛掛、カシカキ)とは、沖縄に伝わる琉球舞踊の古典女踊りである。
 元は布を織る糸ごしらえの仕事の事を「かせかけ」と言った。
 愛しい人を旅立たせ、留守を預かる若妻が遥かなる人を偲びつつ、却って愛しい想いが増す「恋情の動き」を、繰り返し布を織る「かせかけ」の様子に重ね合わせた踊りが「かせかけ」である。
 紅型衣裳を右肩袖脱ぎに着て、両手に糸巻きを持ち、糸を繰る所作を美しく踊る。右肩袖脱ぎ(脱下)の着付けは、仕事(糸巻き、機織)をする姿を象徴している。
 踊りはわずかな動きや振りを取り入れているので、踊り手は細やかな心づかいを表現する演技力が必要となる。最小限の所作によって最大の感動を与えるところに、「かせかけ」の魅力があるといえよう。
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