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壺屋焼(つぼややき)は沖縄県那覇市壺屋地区、恩納村、読谷村で焼かれる陶器で、上焼(じょうやち)と荒焼(あらやち)に大別される。
上焼は、釉薬(ゆうやく)をかけ約一二〇〇度の高温で焼いたもので、沖縄独特の絵付けを施した碗、皿、鉢、酒器のカラカラ、花瓶などの日用品が多く、壺屋焼の主流を占めている。
荒焼は南蛮焼ともいわれ、釉薬をかけずに約一〇〇〇度で焼いたもので、酒甕、水甕類など大型の容器が多い。魔除けで知られるシーサーもこの一種。
その歴史は古く、一四世紀から一六世紀にかけて南蛮焼の技術が伝えられたといわれる。一七世紀初頭、琉球王府は朝鮮人の陶工を招き、朝鮮式陶法の習得に力を入れ始めた。この時から上焼が焼かれるようになり、現在の壺屋焼が誕生した。
壺屋焼の特徴は、その素朴さと力強さにある。風格漂い重量感あふれる器は、沖縄の良質の土と伝統技法から生まれる。昭和五一(1976)年、通商産業大臣により伝統的工芸品に指定された。
上焼は、釉薬(ゆうやく)をかけ約一二〇〇度の高温で焼いたもので、沖縄独特の絵付けを施した碗、皿、鉢、酒器のカラカラ、花瓶などの日用品が多く、壺屋焼の主流を占めている。
荒焼は南蛮焼ともいわれ、釉薬をかけずに約一〇〇〇度で焼いたもので、酒甕、水甕類など大型の容器が多い。魔除けで知られるシーサーもこの一種。
その歴史は古く、一四世紀から一六世紀にかけて南蛮焼の技術が伝えられたといわれる。一七世紀初頭、琉球王府は朝鮮人の陶工を招き、朝鮮式陶法の習得に力を入れ始めた。この時から上焼が焼かれるようになり、現在の壺屋焼が誕生した。
壺屋焼の特徴は、その素朴さと力強さにある。風格漂い重量感あふれる器は、沖縄の良質の土と伝統技法から生まれる。昭和五一(1976)年、通商産業大臣により伝統的工芸品に指定された。
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