NIPPON Kichi - 日本吉

2007/11/28

新長谷寺(吉田観音) 三重塔 Shinchoukoku-ji(Kitta-kannon) Sanjuu-no-tou 

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 新長谷寺(しんちょうこくじ)は、別名、吉田(きった)観音ともいい、真言宗智山派のお寺である。鎌倉時代に僧・護忍(弘法大師四代法孫)の開基によるもので、貞応元(1232)年に創建され、以後、時の権力者に保護されてきた。
 ご本尊は十一面観音で「観音さま」の名で親しまれ、二月一八日の「初観音」や八月九日の「九万九千日供養」などの祭事には多くの参拝客で賑わう。
 新長谷寺は文化財の宝庫で「美濃の法隆寺」とも呼ばれているが、その文化財のひとつに数えられるのが三重塔である。
 二階堂出羽守行藤の息女、理秀尼の建立で、徳治二(1307)年竣工。現在の三重塔は、寛正四(1463)年に再建された。江戸時代中期に最上層屋根を銅板に改めたが、昭和の修理で桧皮葺となる。三間三重の和様の均整のとれた塔であり、塔の内部には胎蔵界・大日如来を安置している。
 約二〇メートルの高さがあり、明治四二(1909)年に国の重要文化財に指定されている。

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住所
501-3831 岐阜県関市長谷寺町1
名前
新長谷寺(吉田観音)
電話
0575-22-3464




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