NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/15


四国村 Shikoku-mura Shikoku Minka Museum

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 香川県高松市北東部にある屋島(やしま)といえば、劣勢の平家が新たに本拠地を構えた地であり、名将・源義経との間に壮絶な源平合戦が繰り広げられた地である。
 四国村(しこくむら)は、この屋島山麓に四国各地の歴史ある建物、民家を移築・復元した野外博物館である。
 四国各地から集められた伝統的家屋や市指定、県指定の文化財である農村歌舞伎舞台、旧丸亀藩斥候番所、米蔵であった旧丸亀藩御用蔵などを、ゆっくりと散策することができる。
 また、南の山の斜面に建てられている美術館「四国ギャラリー」には多数の美術品が展示され、バルコニーからは「水景庭園」も楽しめるようになっている。
 特に、農村歌舞伎舞台は、現代ではなかなかお目にかかることが出来ない貴重な保存建物である。
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2007/5/23


菊屋家住宅 Kikuyake-juutaku 

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 「菊谷家住宅(きくやけじゅうたく)」は、萩藩の御用達を勤めた豪商菊屋家の住宅である。幕府巡見使の宿として本陣にあてられたとされる。屋敷地には数多くの蔵や付属屋が建てられている。
 主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場の5棟が国の重要文化財に指定されている。
 萩に入った菊屋家は、現在の菊屋家住宅周辺を毛利輝元から与えられ、整備し、 そして呉服町という町名がついた。
 この住宅は主屋が極めて古く、全国的にみても最古の部類に属する大型の町家として、その価値は極めて高い。
 菊屋家に伝わる500点余りの美術品、民具、古書籍等が常設展示されており、往時の御用商人の暮らしぶりを今に知ることが出来る。
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2007/5/22


佐瀬勇 Sase Isamu 

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 佐瀬勇さんは東京でただ一人、ガラスペンを製作する職人である。生まれは現在の千葉県印西市で、昭和十一年八月六日が誕生日。父の米蔵はガラスペンの創始者・佐々木定次郎のもとで修行した人。佐瀬さんは父に弟子入りし、佐々木定次郎直系の唯一の後継者となった。
 ガラスペンは、8本の細い溝のあるガラス棒を引き延ばしてペン先を作るもので、両手を同時に同じ早さ同じ力加減で回し続けるという、熟練の技が必要とされる。
 ガラスペンの書き味は鉛筆に近く、誰でも簡単に使える。インクはもとより墨汁なども使用できて、ペン先は腐食もせず、先端部の破損を防げば寿命は大変長いという優れもの。
 また平成元年ころ佐瀬さんが開発した「ひねりガラスペン」は、それまでの軸が竹や木のものとは違って軸とペン先が一体のガラス。見た目にも大変美しく、美術品としての赴きさえ感じさせる。発売当初、一度に2,000本の注文が来たこともあるという。
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2007/4/19


大鐘家住宅 Oogane-ke-jyuutaku The Ogane Family’s Residence

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 大鐘家住宅は、静岡県牧之原市片浜にある旧家の民家である。母屋と長屋門は国の重要文化財に指定されている。
 大鐘氏は、戦国時代には柴田勝家の家臣であった。江戸時代中期から末期までの間、この地方の大庄屋となり、また豪農として3000石以上の格式を持っていた。
 手斧造りの母屋は、慶長2(1597)年頃の建築といわれている。母屋の横には、小堀遠州作と伝わる庭園もある。
 長屋門前には1万2千本のアジサイ、3千本の花菖蒲が咲く「あじさい庭園」もあり、5月下旬〜7月上旬には「あじさい祭」が開催される。
 米蔵を改装した蔵の資料館は、宝物の展示やギャラリーとして使用されている。
 大鐘家住宅は、江戸の暮らしを今に残す古民家である。
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2006/11/27


渡邉邸 Watanabe-tei Watanabe-tei

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 新潟県岩船郡関川村に位置する重要文化財・渡邉邸。豪農・渡邉家の大邸宅500坪と庭園など合わせて3000坪を保存・公開している。
 村上藩主の家臣だった渡邉家初代は江戸時代、1667年に関川村下関に隠居。その子孫は米沢藩勘定奉行格を受けるまでに繁栄したという。全盛期には75人の使用人を抱え、千ヘクタールの山林を経営、700ヘクタールの水田から一万俵の小作米を収納したと伝えられている。
 切妻造りの母屋をはじめとして、米蔵、味噌蔵など6つの土蔵が国の重要文化財に、回遊式庭園が国の名勝に指定されている。屋内には書画・骨董品・農耕具・甲冑などを展示。当時の繁栄と暮らしぶりを偲ばせる。当時使われていた姿そのままの囲炉裏もあり、散策の後などに暖まるのも一興だ。
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