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まいまいず井戸は、東京都羽村市にある五ノ神(ごのかみ)神社にある古い井戸である。
まいまいずとは、多摩地方でのカタツムリの方言で、井戸の取水口が深く掘り下げられたすり鉢状の底にあり、その取水口までの斜面にカタツムリの殻のような、らせん状の道が設けられていることからその名で呼ばれている。
大同年間(806~810)のものという話もあるが、その形態や周辺からの出土品などから見て、鎌倉時代の創建と推定されている。
井戸周辺の地質は、柔らかい砂礫層に覆われており、当時の技術では垂直に掘るのが難しかったため、一端すり鉢上に掘り下げ、比較的硬い層になったところで、垂直に井戸を掘ったため、この形になったと思われている。
同じような井戸は東京都と埼玉県の西部や武蔵野台地、伊豆七島の一部で見られるのみである。
無論、井戸としての機能は立派に果たし、昭和三七(1962)年まで使用されていた。
今は都の指定史跡となり、人と水とのつながりにおける歴史の一例として保護されている。
まいまいずとは、多摩地方でのカタツムリの方言で、井戸の取水口が深く掘り下げられたすり鉢状の底にあり、その取水口までの斜面にカタツムリの殻のような、らせん状の道が設けられていることからその名で呼ばれている。
大同年間(806~810)のものという話もあるが、その形態や周辺からの出土品などから見て、鎌倉時代の創建と推定されている。
井戸周辺の地質は、柔らかい砂礫層に覆われており、当時の技術では垂直に掘るのが難しかったため、一端すり鉢上に掘り下げ、比較的硬い層になったところで、垂直に井戸を掘ったため、この形になったと思われている。
同じような井戸は東京都と埼玉県の西部や武蔵野台地、伊豆七島の一部で見られるのみである。
無論、井戸としての機能は立派に果たし、昭和三七(1962)年まで使用されていた。
今は都の指定史跡となり、人と水とのつながりにおける歴史の一例として保護されている。
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