NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/2


天平筆(雀頭筆) Tenpyouhitsu(Jantoupitsu) 

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 「天平筆(てんぴょうひつ)・雀頭筆(じゃくとうひつ)」は、芯となる毛に和紙を巻き、其の周りに毛を植えて穂を作るという製法の筆で、歴史は古い。
 日本に現存する最古の筆も、現在、正倉院に収蔵され、聖武天皇ゆかりの御物として伝え残る「天平筆(雀頭筆)」である。その「天平筆(雀頭筆)」は、17点の筆からなり、大きさ、長さ、筆管の装飾、筆帽の装飾、竹の種類、筆の穂などが、それぞれで異なっている。また、使われてる原毛も、狸毛、兎毛、鹿毛、羊毛、馬毛と、さまざまな種類の原毛が使用されており、象牙や黄金、銀糸などの高価な装飾が施されている点から、日用品としてではなく、観賞用、装飾品などに使われていたと考えられている。
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2008/1/8


函館 湯倉神社 Hakodate Yukura-Jinja Yukura Shrine

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 函館の湯倉神社(ゆくらじんじゃ)は、北海道函館市湯川町にある神社である。祭神は大己貴神、少彦名神。
 元和三(1617)年、創祀されたと伝えられる。
 承応二(1653)年、松前藩主・松前氏広の嗣子で、後に第9代藩主となる高広が幼時の時、重い病を患ったという。
 母・清涼院は霊夢に信託を得て、境内地に湧出する温泉に入浴させてみた所、高広は全癒した。
 翌年、松前氏は報賽として社殿を造営し、黄金の薬師像・唐金造りの鰐口(わにぐち)などを神社に奉納したとされる。
 湯の川温泉発祥の地とされる神社であり、社殿東側の脇にある「湯川温泉発祥の地碑」には、温泉の歴史が書かれている。
境内は見事なイチョウの大木や多くの緑に守られており、静謐で神聖な雰囲気が漂う。
 湯倉神社は、温泉街の守神とも言える地域に根ざした社である。
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2007/10/4


黄金崎 Kogane-zaki Cape Koganezaki

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 黄金崎(こがねざき)は、静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須にある景勝地である。
 駿河湾に面した断崖「黄金崎」は、猫越火山流(ねっこかざんりゅう)が海になだれこんでできたもので、風化によって削り取られた岩肌が特色である。
 夕日を浴びて岬全体が黄金色に輝く西伊豆の名所で、海の展望のすばらしさと落日の美しさで知られ、春から秋にかけてはさまざまな花が咲き乱れる。
 夕日を受けて黄金色に輝くのは、風化した安山岩が黄褐色に変化した全国でも珍しい「プロピライト」のお陰であり、県の天然記念物にも指定されている。
 晴れた日には富士山も見る事ができ、他にも、文学碑、遊歩道、自生植物群などの見所が沢山ある場所となっている。
 黄金崎は、名前の通りの景観を誇る名勝地である。
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黄金崎公園 Koganezaki-kouen Koganezaki Park

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 黄金崎公園(こがねざきこうえん)は、静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須の黄金崎にある公営の美しい公園である。
 黄金崎は、夕日を浴びて岬全体が黄金色に輝く西伊豆の名所で、海の展望のすばらしさと落日の美しさで知られる。
 夕日を受けて黄金色に輝くのは、風化した安山岩が黄褐色に変化したプロピライトのお陰であり、県の天然記念物にも指定されている。
 岬全体が松林を中心とした広大な公園になっており、駿河湾と富士山の眺望もよく、遊歩道に沿って、芝生の広場や展望台などがある。17ヘクタールのコレクションガーデンでは、春から秋にかけて様々な花が楽しめる。
 二月中旬~四月上旬までは一五種類もの桜を見る事ができ、四月の第一日曜には毎年、黄金崎桜まつりが開催されている。
 黄金崎公園は、風光明媚な景勝地である。
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2007/9/28


飛騨春慶 Hida-syunkei Hida Shunkei Lacquer Ware

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 飛騨春慶(ひだしゅんけい)は、岐阜県高山市、飛騨市に伝わる伝統工芸品である。
 慶長一一(1606)年、高山城下で神社・仏閣の造営にあたった大工の棟梁・高橋喜左衛門が、たまたま打ち割ったさわらの柾目(まさめ)を発見した。
 そこから美しい枇目(へぎめ)の盆が塗り上げられ、色調が茶器の名品で加藤景正の飛春慶に似ているところから、春慶塗と名付けられたと伝えられる。
 透明で木肌の持つ美しさをそのまま活かすところに特徴があり、軽やかな風合いと気品の高さが好まれ、光を当てると透明の漆を通して木目が黄金色の光を放ち、使用するにつれてその光沢が増していく。
 飛騨春慶は、線と円とで立体的な美しさを表現する、優雅で繊細な伝統工芸品である。
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2007/9/13


金華山 Kinka-san 

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 金華山(きんかざん)は、宮城県石巻市に面した石巻湾に浮かぶ島であり、その島全体を覆うように聳える山のことである。
 山頂までの高さは445mで、周囲約26kmの島全域が山となっている。岩盤がむき出しの海岸線から原生林の山が隆起する様は、荘厳ささえ感じる迫力である。
 青森の恐山、山形の出羽三山と並び「奥州三霊場」に数えられる超自然の霊島であり、島のほぼ全てを太古の原生林が覆い、神の使いとされる鹿が多数生息する不思議な島でもある。
 また、島全体はおよそ千二百年以上前に祀られ、「三年続けてお参りすれば、一生お金に困ることはない」という言い伝えを持つ黄金山神社の神域となっている。
 そのため、古来から登山信仰のお山がけが行われ、その頂上からは遠く仙台市や蔵王、栗駒連峰を眺望することができる。
 多くの自然と歴史が残されたこの島には、霊験と景勝、島に息づく命の美しさを同時に味わう贅沢を求めて、今も参拝者が途切れることなく訪れている。
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2007/8/20


入谷の祭と打囃子 Iriya-no-matsuri-to-uchi-bayashi 

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 入谷の祭と打囃子(いりやのまつりとうちばやし)は、毎年の九月十五日に、宮城県南三陸町の入谷八幡神社で行われる例大祭である。
 打囃子が始まった時期は定かではないが、八幡神社に奉納したとされる太鼓に享和元(1801)年の年号が見られることから、その時期にはすでに行われていたと考えられている。
 秋の収穫も間近な頃、身を清めた神職らを先頭に、入谷八幡神社から祭りの行列がスタートする。
 花傘や花バレンに彩られた神輿、色鮮やかな衣装に身をつつんだ子供たちが、入谷の田園風景のなかを御旅所(おたびしょ)である田んぼの中に聳える一本松の元まで練り歩く。
 御旅所に到着すると、祇園囃子の流れを汲むといわれる打囃子が、五穀豊穣と家内安全を祈願して獅子舞と共に舞われ、奉納される。
 黄金色に輝く田んぼの中で、優雅に舞われるお囃子は、いつか遠い昔に感じた郷愁を見るものに思い起こさせてくれる。
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2007/8/14


佐田岬 Sada-misaki 

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 四国愛媛県伊方町の日本一細長い佐田岬半島の突端にある岬。四国最西端の岬であり、瀬戸内海国立公園に属している。
 大正七(1918)年四月に点灯した佐田岬灯台からは豊予海峡を挟み大分県佐賀関まで直線15キロである。晴れた日には九州の山並みを見ることができる。
付近は海上交通の要所で黄金碆(おうごんばえ)などの岩礁が多く難所としても知られている。
 平成一〇(1998)年には「日本の灯台50選」にも入っている。
 灯台からの眺めは壮大で美しく、崖の下には15加砲4門を備え海峡を警備していた帝国陸軍佐田岬要塞の砲台跡を見ることができる。
また、周辺には海水浴場やキャンプ場があり、年間、5万人以上が訪れる観光地でもある。
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