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茶の湯の世界で用いる茶を抹茶というが、この抹茶はさらに薄茶と濃茶に分かれる。淹れるお茶により器が異なり、薄茶を入れるのは薄茶器、濃茶を淹れるのは濃茶器という。
古い時代には、茶の湯というともっぱら濃茶が主流だったが、侘び茶の流行にともない、味わいが淡白で廉価な薄茶も盛んに飲まれるようになった。
薄茶器の代表的なものに「棗(なつめ)」があるが、竹や和紙に漆を塗ったもの、焼き物、無地のもの、季節の絵の描いてあるものなど、ほかの道具に合わせて選ぶ。
薄茶器は形がシンプルなため、作りの丁寧さと品格がさらにきわだつ。慎ましやかな茶会の席にふさわしい茶道具だ。
古い時代には、茶の湯というともっぱら濃茶が主流だったが、侘び茶の流行にともない、味わいが淡白で廉価な薄茶も盛んに飲まれるようになった。
薄茶器の代表的なものに「棗(なつめ)」があるが、竹や和紙に漆を塗ったもの、焼き物、無地のもの、季節の絵の描いてあるものなど、ほかの道具に合わせて選ぶ。
薄茶器は形がシンプルなため、作りの丁寧さと品格がさらにきわだつ。慎ましやかな茶会の席にふさわしい茶道具だ。
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