NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/8/6


仙台竿 Sendai-zao Sendai Fishing Rods

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 趣味人で釣り好きでもあった仙台藩祖・伊達政宗は、釣竿にもいろいろと愛着を持っていた。
 仙台竿(せんだいざお)は、宮城県内で採れる古竹と本漆を使った、細く丈夫で大変しなやかな接ぎ竿の逸品である。政宗公も愛用していたと伝えられ、現代まで受け継がれた製作方法も、政宗公が仙台竿を愛した時代とほとんど変わっていない。
 真竹や高野竹など八種類の竹を駆使して、先や胴、手元の調子に応じて使い分け、二百にも及ぶ細かな工程を経て一本の竿へと変わっていく。漆を塗り重ねて仕上げる最後の工程を終えると、見事なまでの艶が引き出される。
 分割された竿は、全てをつなげば3mほどの長さになるが、竿全体のバランスの取れた美しさも素晴らしい。
 もちろん、釣道具としての性能も折り紙つきであり、何本もの竹をつないだ竿は、まるで一本の竹のような、ふわりとしたしなやかな調子を出すことで知られる。
 仙台竿は、強さと美しさを兼ね備えた逸品として、今も全国の釣り師憧れの品となっている。
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2007/7/25


早川尚古齋(人間国宝) Hayakawa Shoukosai(Ningen-kokuhou) 

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 国の重要無形文化財に指定されている「竹工芸(ちくこうげい)」。木や竹を加工して創り出す精巧な細工で、森林資源に恵まれていた日本ならではの伝承技である。
 この竹工芸の人間国宝に認定されているのが五世・早川尚古齋(はやかわしょうこさい)氏だ。昭和七(1932)年生まれの早川氏は、父である四世・早川尚古齋に師事し、竹工芸を修行。編組技法や染色技法を習得し、昭和五二(1977)年、五世・早川尚古齋を襲名した。平成十五(2003)年、71歳のときに人間国宝に認定される。
 竹工芸は、細く割ったひごを編組(あみくみ)して造形する編組物や、円筒形のままの竹を用いる丸竹物などに分けられるが、早川尚古齋氏が得意とするのは、編組の技法。直線的な美しさと弾力性を生かした重厚感のある花器や茶道具を編み出している。
 氏の繊細な仕事と大胆な意匠は奥深く、近年では欧米のコレクターも魅了しているという。
 
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2007/5/21


渡辺竹清 Watanabe Chikusei 

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 1932年、別府市生まれ。竹工芸師渡辺清の次男として生まれる。
 同じく竹工芸師であった大田龍々斎を祖父に持つ。
 1966年に本名渡辺稔之から二代目竹清を襲名する。
 1978年に日本伝統工芸展にて入選。
 翌年、ティファニー社の専属デザイナー、エルサ・ペレッティ女史がデザインしたパーティーバッグを共同製作。これが一躍脚光を浴びることになり、発表から二〇年になろうかという今でも、マイナーチェンジを繰り返しながら多くの人々に愛され続けている。
1983年には日本工芸会認定、伝統工芸士の認定も受ける。
 別府竹細工には八つの基本的な編み方があるが、その中の一つである『網代編み』を得意とし、網代編みの巨匠と呼ぶ人もいる。
 古民家の囲炉裏に使われ、百年を吸収した古竹を用いて、さらに百年経った後も愛されるような作品を願って、今も精力的に発表し続けている。
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2007/5/11


ubushina(うぶしな) ubushina Ubushina

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 自分が生を受けた土地のことを、古語で産土(うぶすな)と呼ぶ。「うぶしな」はその同意語で、デザインディレクター立川裕大率いる株式会社t・c・k・wが運営するプロジェクトの名称。
 ubushinaは、優れた職人の技術を建築家やデザイナーに紹介し、プロジェクトの全体像の構築や商品企画の立案など技術が商品になるまでをマネジメントする。全国各地の職人の工房や工場を訪ね、その卓越した技術をどのようなプロダクツに活かせばよいのかを練る一方で、建築家やデザイナーの要望に耳を傾け、プロジェクトの全体像を戦略的に描き、最終的に技術やデザインが機能する環境を整えていく。
 注目すべき点は、漆や鋳物、金箔や竹細工など、日本の伝統工芸や職人の手仕事に新たな価値を見出そうとする姿勢だ。職人の技術とデザインを融合し、現在に通じる新しい価値を宿した商品を創造しようとしているのである。
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2007/3/14


駿河竹千筋細工 Suruga-take-sensuji-zaiku Suruga Sensuji Bamboo Ware

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 駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)は、静岡県で造られる竹細工工芸品である。
 竹千筋とは、特徴である細い竹ひごのこと。。
 静岡の竹細工は、狩猟や旅行の際使用していた藤編笠を、岡崎藩士が安い竹で改良製作したところ大変好評で、同心達の内職として40戸あまりがこれに従事したところから始まった。
 当初は安かろう悪かろうの製品であったが、改良を重ねるうちに形や質が上がっていき、駿河の竹細工の名声が高まっていった。
 全国各地にある竹細工と違い、丸ひごを組み立てて造る、やさしい竹細工である。
 経済産業大臣指定伝統的工芸品となっている。
 駿河竹千筋細工は、繊細で柔らかい、魅力的な工芸品である。
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2007/2/28


ひたち竹人形 Hitachi-take-ningyou Hitachi Bamboo Dolls

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 水戸二代藩主、徳川光圀(水戸黄門)が竹の栽培を保護、奨励されたため、茨城県は昔から竹の産地として知られている。
 ひたち竹人形は、真竹や、孟宗竹、紋竹、黒竹、虎竹、煤竹、胡麻竹などの良質の竹を用い、手作りにて人形化したもの。
 油抜きしたさらし竹を2〜3年自然乾燥し、部品を作って竹釘などで組み立てる。色つけ、文様つけは、竹の表皮を削ったり表皮に彫りを入れて行う。
 人形の題材を能や歌舞伎にとり、精緻なつくりを見せているほか、ご当地ものの黄門人形や梅娘人形などもある。
 また、毎年干支に因んだ可愛らしい動物も作られている。
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2007/1/25


神酒口 Mikino-kuchi Mikinokuchi

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 「神酒口(みきのくち)」は、各地方の正月の神棚を飾るため、左右一対で御神酒徳利の口に挿す、三百年以上の歴史を持つ民芸品。結婚式や上棟式などの席に縁起物として飾られることもある。  
由来は定かではないが、御幣(ごへい・お祓いのときなどに用いる白い装飾品のこと)の変形したもの、あるいは神様を迎え入れるためのアンテナとも言われている。
 地方により素材は竹、ひのき、紙と異なるが、奈良県吉野郡下市町では吉野杉を使う。表面に溝を彫り、
カンナで紙のように薄く削った経木の溝同士を編み目のように組み合わせて作るのだ。「汚れを焼き尽くすように」との祈りを込めて、まるで炎がメラメラと燃え盛るようなかたちに仕上げる。
正月が過ぎた後は、下市町では、一年間の無病息災を祈って小正月の「どんと焼き」で焼くという。
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2007/1/12


江戸簾 Edosudare Edo Sudare Blinds

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 江戸簾(すだれ)は、竹などの天然素材を生かしたところが特色の伝統工芸品である。
 簾は平安時代、宮廷で用いられていたことが「枕草子」から知られている。主な技術は江戸時代前期に確立したと言われ、専門の御簾師もいたという。
 浮世絵の代表的絵師、喜多川歌麿(1753〜1806)の作品である「百科園涼み」「簾ごし美人図」「風俗三段娘」などにもしばしば登場しており、江戸時代には日常的に使用されていた。
 江戸簾の特色は、竹、萩、御業、蒲、よし、などの天然素材の味わいをそのまま生かしているところにある。最も多く利用されている竹は、肉質が固くしまっていて色艶が良い秋の彼岸から春の彼岸までの間に採取する。
 江戸簾は、現代でも粋な室内装飾品として活用されており、夏の風情を彩る工芸品である。
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