NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/28


柿田川湧水群 Kakitagawa-Yuusuigun 

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 柿田川湧水群(かきたがわゆうすいぐん)は、静岡県駿東郡清水町にある湧水群である。環境庁の名水百選に選ばれている。
 狩野川水系柿田川は、一日百万トンの水量を誇る東洋一の柿田川湧水群を水源に、1200mという日本最短の一級河川として知られている。
 湧水群は、富士山の雪解け水を水源として、市街地の真ん中でこつ然と湧き出している。それがそのまま河川となっている柿田川は、流域に豊かな自然環境を作り、貴重な生態系を維持している。
 流域にはケヤキ、エノキ、ヤブニッケイ、ヤブツバキ、シイ等温帯性広葉樹林に囲まれ、ホタル、トンボ、チョウ、アブラハヤ、アユ、セリ、トウカイタンポポなど田園地帯から消えつつある動植物が多数見られる。
 柿田川湧水群は、豊富な自然と水量を誇る湧水群である。
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2008/6/2


称名滝 Shoumyou-daki 

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 称名滝(しょうみょうだき)は、富山県中新川郡立山町にある滝で、立山連峰の主峰である雄山を源流とする。
 この滝が弥陀ヶ原台地にあるV字型の断崖から一気に流れ落ちて称名川を形成し、その後、常願寺川に注ぎ込む。
 その落差は実に350mに達し、これは日本で一番大きな落差を持つ滝であり、日本の滝百選に選ばれ、国指定の名勝及び天然記念物にもなっている。
 滝は四段構成の段瀑となっており、上から70m、58m、96m、そして最下段の一番大きな126mとなっている。
 大きな特徴として、雪解け水が増える頃になると右側に落差500mに達するハンノキ滝という滝が現れ、時期が合えば、称名滝とあわせてV字型の美しい瀑容を楽しむことができる。
 周辺はムラサキヤシオツツジやオオカメノキなど、植物も豊富で緑も濃く、紅葉の季節には荒々しい峡谷がよりいっそうの趣を見にまとう。
 赤や黄色の山肌が水煙を纏う様は、まさに山紫水明だ。
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2007/12/25


飯豊山麓 鳴き砂 Iidesanroku Nakisuna 

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 山形・福島県との県境に立つ飯豊山麓(いいでさんろく)にある中津川地区遅谷は、県内でも屈指の豪雪地帯で、山から流れる豊かな雪解け水に育まれたブナの天然林が広がっている。自然豊かなこの地区には、それを象徴するかのように鳴き砂と呼ばれる砂がある。
 鳴き砂の主成分は石英だとされている。きれいな水や空気の中で充分洗われた石英の砂粒のみが「鳴く」とされているため、鳴き砂が確認されている地域は環境が美しい証でもある。
 「日本の音風景百選」にも選ばれている飯豊山麓の鳴き砂は、歩くと「キュッ、キュッ」という不思議な音がする。全国には約三〇ヶ所の鳴き砂が海辺に確認されているが、それがなぜ海から遠く離れた山里に存在するのかは今も謎に包まれている。この謎を解明するために、この地区が海に面していたのではないか、という仮説が立てられているという。
 五〇〇万年前の太古にまでさかのぼる鳴き砂のロマンに、人々は今も魅了されている。
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2007/12/21


柿田川湧水 Kakita-gawa-yuusui The Spring Water in the Kakita River

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 静岡県の東部に位置する清水町の市街地を流れているのが、柿田川である。柿田川湧水は、日本最後の清流といわれ、富士山の雪解け水が、長い年月を経て湧きでてくるものである。
 水量は非常に多く、日量約百万トンといわれる。水温も一年を通して一定で約一五度で、水質も大変よく「東洋一の湧水」と呼ばれている。環境省が選定した日本の名水百選に選ばれている。
 約八五〇〇年前の富士山大爆発により、大量の溶岩が噴出して三島溶岩流ができたといわれる。その溶岩流の間を通り、富士山の東斜面に降った雨や雪解け水が約四〇キロメートル離れた清水町の真下から湧き水として現れる。
 清水町は昭和六一(1986)年に柿田川公園をつくり、園内の展望台から年間を通じて変わることなく水が涌き出る「わき間」を見ることができる。
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2007/12/7


甘露泉水 Kanro-sensui Kanro Sensui

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 甘露泉水(かんろせんすい)は北海道北部に位置する利尻島の利尻山(標高1771メートル)の湧き水である。
 利尻山は利尻富士とも呼ばれ、日本名山百選にも選ばれた明峰である。
 甘露泉水は利尻富士の3合目付近、標高にすると290メートルあたりから湧き出している。四季を通じて水温は約5.5度と一定で、日本名水百選の一番北に属しており、名前のとおり甘い水である。
 利尻富士は風光明媚な山であり、トド松、エゾ松やイタヤ楓、ダケカンバなど自然の宝庫といえる場所であり、甘露泉水は山に降り注いだ雨や雪解け水が地下に浸透し、100年の年月をかけて湧き出したものである。
 利尻富士の標高はさほど高くないが重装備が必要なほど険しい環境に支配されている。しかし、登山者は多く、頂上からはサハリンまでを見渡せることが出来る、また、登山者にとって、登山の途中で甘露泉水を口にするのは大きな楽しみの一つである。
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2007/10/24


羅臼岳 Rausu-dake Mt. Rausu-dake

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 羅臼岳(らうすだけ)は、北海道の知床半島にある火山群、知床連邦の主峰で標高1660m。日本百名山のひとつである。
 冬に純白の雪をまとい、慄然と立つ姿は圧巻だ。夏でも雪渓が多く残り、雪解けの早い場所から次々に多彩な高山植物が咲き乱れ、山全体が大きなお花畑のようになる。花は7月下旬頃が見ごろだ。
 山頂から望む大パノラマは遥か遠く国後島まで見渡すことができ、絶景と評判だ。登山口は、羅臼町からは羅臼温泉付近から、斜里町からは岩尾別温泉付近にあり、登山道が整備されている。所要時間は前者が4時間30分、後者が約6時間である。
 羅臼岳は、厳しい冬を乗り越える、力強い自然の気高さをたたえる山である。
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2007/8/15


法体の滝 Hottai-no-taki 

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 法体の滝は秋田県由利本荘市鳥海町に位置する滝である。
 子吉川の源流部に位置し、鳥海山の雪解け水が集まり作られた瀑布。三段になっている滝は、一の滝、二の滝、三の滝と呼ばれ、流長約100m、落差約57m、滝壺は3000平方mの広さを誇る。
 法体とは僧を指し、滝の流れが上部からハの字状の形状を持つことから僧衣になぞらえたものと言われている。
 一の滝、二の滝には多くの甌穴(おうけつ)が存在しており、滝と共に県の天然記念物に指定され、学術上でも注目されている。甌穴とは、浅い谷川の水蝕により、川底の岩盤に生じる穴のこと。
 近隣には法体園地が作られ、ハイキングやキャンプに訪れる観光客で賑わう名勝の地である。
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2007/8/1


色麻大滝 Shikama-ootaki The Shikama Otaki Waterfall

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 宮城・山形両県にまたがり、奥羽山系に属する県立自然公園船形連峰の中心に位置する舟形山(ふながたやま)。頂上部が船を伏せたような形をしていることからその名がついたといわれ、山形県では御所山との名称もあるその山の登山道沿いにあるのが色麻大滝(しかまおおたき)の大瀑布である。
 高さ41m、幅7mの迫力ある直瀑は断崖を豪快に流れ落ち、保野川にかかる。
 普段は、一度途中の岩肌にぶつかって落ちる二段の滝であり、静かで荘厳さに満ちた清冽な瀑容を見せるが、春先の雪解け時期になると水量が増して二段になることなく直接落ち込んでいき、その高さとも相まって豪快で迫力満点の直瀑へと変貌を遂げる。
 展望台や東屋、遊歩道も整備されており、遊歩道を下っていくと、その雄大な白い飛瀑を間近に眺めることができる。
 また、舟形山自体が紅葉の名所でもあるため、展望台から望めば、赤や黄色の彩りの中に浮かぶ白い絹糸のような大滝を眺望することができるだろう。
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