NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/31


葛城山 Katsurag-isan Mt. Katsuragi

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 葛城山(大和葛城山)は、奈良県御所市櫛羅と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる、標高959メートルの山である。
 金剛生駒紀泉国定公園内にあり、金剛山地において、金剛山と並ぶ主峰格である。
 葛城山の祭神は一言主神(ひとことぬしのかみ)。伝説によると、役の行者が葛城山から金峰山に橋を作っていた時、この神は容貌を恥ずかしがって夜間だけ手伝ってくれたという。
 四季それぞれの自然の美しい風物と、変化に富んだ登山コースは、ハイカーや登山者に人気がある。
 春のヤマツツジ、秋のススキで知られる高原状の山上台地は、山の形状がなだらかであるために、この付近を指して葛城高原と呼ばれている。
 葛城山は、四季折々の景観も美しい行楽地である。
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2007/10/12


丹沢山 Tanzawa-san Mt. Tanzawa

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 丹沢山(たんざわさん)は、神奈川県相模原市と愛甲郡清川村、足柄上郡山北町の境界にそびえる標高1567mの山である。丹沢大山国定公園に属し、丹沢山地の丹沢主脈とされる。
 日本百名山に選定されているが、その理由として、百名山の一つに丹沢山を取りあげたのは個々の峰ではなく、丹沢山地全体としての立派さからである、とされている。
 丹沢山の名前は、明治時代の陸地測量で、ここへ一等三角点を置いた時、仮称として丹沢山の名前を用いたのが定着したという。
 春にはヤマザクラ・ミツバツツジ・ヤマツツジ・シロヤシオが咲き乱れ、初夏にはガクウツギ・ヤマボウシ・コバイケイソウ・ヤマユリ・ハギ、そして秋には見事な紅葉に包まれる。
 丹沢山は、首都圏からも近く、四季を通じて多くの登山者で賑わう山である。
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犬越路 Inukoe-ji Inukoeji Pass

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 犬越路(いぬこえじ)は、神奈川県足柄上郡山北町と相模原市の間にある標高1050mの峠である。かながわの景勝50選に選ばれている。
 西丹沢の展望が広がる犬越路は、もの静かな峠で、桧洞丸(ひのきぼらまる)と大室山(おおむろやま)に登る登山者の休憩場所でもある。この峠には、登山者の為の避難小屋がある。
 戦国時代には、甲斐の武田信玄の勢力がこの辺りまで及んでいた。武田の軍勢はたびたび小田原北条氏を攻めたが、その時、この間道を使って小田原へ向かった。険しい山道であったため、軍用犬を先頭にして兵を進めたという伝説が地名の起源とされている。
 峠からは、すばらしい富士の展望と、秋には見事な紅葉を拝むことが出来る。
 犬越路は、古くから使用されてきた景観の美しい峠である。
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2007/8/21


日本コバ Nihon-koba Nihonkoba

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 日本コバ(にほんこば)は、滋賀県東近江市永源寺高野町にそびえる標高934mの山である。
 永源寺ダムの北側にあり、鈴鹿山脈の一峰で、ダムと湖東平野を隔てる山々の中の最高峰ともなっている。
 コバは伐木集積用小平地「木場」の意味で、湖東を一望する素晴らしい頂上を「日本一のコバ」と誇ったから付いた名ではないかと言われている。
 その異様なほど山頂部の平たい形が印象的で、鈴鹿の主稜線からは遠く離れているため、登山者は少なく、静かな山旅が楽しめる。
 山頂は30~40人が休めるほどの広場となっており、霊仙岳・御池岳・藤原岳などを見渡せる展望も素晴らしい。
 他にも美しい藤川谷や奇人の窟、湿地帯などの見所が存在する。
 日本コバは、珍しい名と美しい景観を持った山である。
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2007/8/1


禿岳 Kamuro-dake Mt. Kamurodake

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 禿岳(かむろだけ)は、奥羽山脈のほぼ中間にあり、栗駒国定公園の南端に位置する、別名「小鏑山」(こかぶらやま)ともいわれる秀峰である。
 標高は1262mで、宮城と山形両県の境を花崗岩の山稜が南北に走るその雄大な山容から東北百名山にも指定されている。
 鬼首(おにこうべ)カルデラ外輪山の最高峰であり、神室山がすぐ近くに聳え、その右手には鳥海山や栗駒山の大きな山塊が横たわる。
 そうしたことから、山頂からの眺めはまさに360度の大パノラマであり、登山の疲れをあっという間に吹き飛ばしてしまうほどの雄大な景色を望むことができる。
 もちろん、登山そのものにも魅力の多い山で、東面が岸壁状になっており、その急峻な山容から「リトル谷川岳」とも呼ばれ、登山者達の登頂意欲を高めている。
 登山と眺望。秀峰の名にふさわしい楽しみをこの山は同時に与えてくれる。
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2007/7/31


ウペペサンケ山 Upepesanke-yama Mt. Upepesanke

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 北海道の雄峰が連なる大雪山系。その最南端に位置するのがウペペサンケ山である。
 標高も大雪山系の中では比較的高く、1848m。険しい山容の多い大雪山系であるが、ウペペサンケのその姿は険しいというよりも雄大といった言葉の方が似つかわしい。
 シーズンになれば、道外からも多くの登山者たちが訪れ、その頂を目指して歩を進める。
 途中にはいくつかのピークとよばれる尾根などの頂上があり、そこから見える壮大な景色や様々な高山植物は、この山の見所でもある。
 また尾根から頂上へ続く稜線がとても美しく、稜線の左右に広がる景色を足元に見ながらの道程は、頂上への歩みを盛り上げてくれる最高の舞台となる。
 山頂を踏みしめた後は麓の糠平温泉でゆったりするのも良いだろう。
 湯船に使って、先ほどまで自分がいた頂を見上げてみれば、また違った魅力が見えてくるかもしれない。
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2007/7/13


恵庭岳 Eniwa-dake Mt. Eniwadake

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 アイヌ語で先の尖った山、という意味をもつ「エエンイワ」と呼ばれる恵庭岳(えにわだけ)は、北海道西部・石狩平野の南西部に位置し、支笏湖の北側に鎮座している。標高1320mの活火山で、武者兜に似た整った円錐型の山容が特徴で、道央のどの地域からでも眺める事が出来る。
 恵庭岳には自然の奥深さと変化に富んだ風景があり、樹木に覆われ太古の姿を残した山裾や荒々しい火山岩が剥き出していて、噴煙が棚引く中腹、そして荒涼とした山頂には可憐な高山植物が広がっている。
 何よりも山頂から眼下に広がる支笏湖の全景と、石狩平野のスケールの大きさを実感できる展望は圧巻で、言葉に言い表せない感動がある。
 また、振り返ると北海道三大秘沼の一つ「オコタンペ湖」の神秘的なコバルト・ブルーの輝きが眼下に広がり、空気の澄んだ日には遠くのニセコ連山や蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山を眺める事が出来る。山間部は支笏洞爺国立公園内にあり、夏場は多くの登山者で賑わう。
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2007/7/12


利尻山(利尻富士) Rishiri-zan(Rishiri-fuji) Mt. Rishiri (Rishiri Fuji)

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 利尻山(りしりざん)は北海道稚内(わっかない)の西、日本海に浮かぶ利尻島の中央に聳える独立峰で、円錐形の美しい山容はその裾野を大きく広げ、ほぼ島全体を占めている。
 標高は1721mあり、その山容から利尻富士との別名も持ち、日本最北の富士として日本百名山にも選ばれた名峰として知られている。
 利尻町と利尻富士町の2町にまたがる広大な裾野は海にまで差し掛かり、「海抜0m」で始まるためにその登高差は日本一である。
 高山植物が豊富であることでも有名で、それらを目当てにシーズンには離島であるにもかかわらず多くの登山者が訪れる。
 また、登りやすい山としても知られており、初心者でも充分にその頂を踏破、山頂からの360度の大パノラマを心行くまで堪能することが出来る。
 利尻とはアイヌ語で「高い山のある島」という意味を持つ「リイ・シリ」が語源とされる。
 海上に浮かぶ利尻富士は、その名にたがわぬ雄大な山容を訪れるものに見せてくれる。
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