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いわき絵のぼりは、端午の節句や男の子の成長を祝う縁起物として、江戸時代から伝えられてきた。一五種類の顔料を用い、大きな木綿地に鮮やかに描かれる。
絵柄は、邪気を払う神といわれる鍾馗(しょうき)、八幡太郎義家や源義経、武田信玄と上杉謙信による川中島合戦などの武者絵をはじめ、高砂、神功皇后、大黒など迫力あるものばかり一五種類ある。
いずれも丹念な手描きで、故事にあやかって子供たちの健やかな成長を願う親心が込められており、贈り物としても人気が高い。平成九(1997)年、福島県の伝統的工芸品に指定された。
工程は、木綿全体に糊付け処理を行う「下地」、顔料に接着力を加える「豆汁(ごじる)」、薄墨で下絵を描く「下描き」、色付けをする「下塗り」「上塗り」、絵に生命を吹き込む「輪郭線」、輪郭線を残す彫り塗りの技法で墨を挿す「墨描き」、衣服や鎧の模様を描き込む「模様」、家紋を描く「家紋」から成る。完成まで一週間以上を要する。市内では複数の職人が製作に携わっている。
絵柄は、邪気を払う神といわれる鍾馗(しょうき)、八幡太郎義家や源義経、武田信玄と上杉謙信による川中島合戦などの武者絵をはじめ、高砂、神功皇后、大黒など迫力あるものばかり一五種類ある。
いずれも丹念な手描きで、故事にあやかって子供たちの健やかな成長を願う親心が込められており、贈り物としても人気が高い。平成九(1997)年、福島県の伝統的工芸品に指定された。
工程は、木綿全体に糊付け処理を行う「下地」、顔料に接着力を加える「豆汁(ごじる)」、薄墨で下絵を描く「下描き」、色付けをする「下塗り」「上塗り」、絵に生命を吹き込む「輪郭線」、輪郭線を残す彫り塗りの技法で墨を挿す「墨描き」、衣服や鎧の模様を描き込む「模様」、家紋を描く「家紋」から成る。完成まで一週間以上を要する。市内では複数の職人が製作に携わっている。
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