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2007/11/22


文様 紗綾形(サヤガタ) Monyou Sayagata 

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 紗綾形(さやがた)とは、卍(まんじ)つなぎの一種で、卍を斜めに連ねた連続文様の和文様である。
 和文様とは、平安時代以来、公家の服装・調度品や装飾に用いられた形、色、構成などに独自の優美な様式を持つ図柄の総称である。
 桃山・江戸時代に紗綾織(さやおり)が明から輸入され、地文様として使われたので、紗綾形と呼ばれるようになったと言われる。
 卍を斜めに崩して連続文様にしたもので「卍崩し」「卍繋ぎ」または「雷文繋ぎ」などとも呼ばれ、白生地や帯地の地紋によく使われる文様である。
 染物の地文様、建築の装飾などにも用いられ、慶長時代の小袖のほとんどは紗綾形の綸子(りんず)であったといわれている。
 文様・紗綾形は、組子障子・欄間・衝立など建築の和風装飾や絹織物に良く用いられる、伝統的な和文様である。
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雷鳥(ライチョウ) Raichou 

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 雷鳥(らいちょう)は、キジ目ライチョウ科の鳥の一種である。日本では、特別天然記念物となっている。
 世界的にみても日本のライチョウは、分布の最も南限に生息する貴重な個体群である。氷河時代の生き残りと言われ、太古の昔より、神の使いとして大切にされてきた。
 大きさは全長37cm、翼開長59cm、体重450gほどで、オスの目の上には赤い肉冠があり、繁殖期には大きくなる。
 雷鳥の最大の特徴は、その毛色で、岩肌があらわになる夏は茶色のまだら模様、辺り一面が雪で覆われる冬は純白の保護色というように、換羽を行う。
 また、オスは五月~六月の縄張り形成期に、縄張りに侵入してくるオスと激しい空中戦を行う事がある。
 雷鳥は、古来より日本に棲む中型の鳥である。
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2007/10/3


梯子滝 Hashigo-daki 

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 梯子滝(はしごだき)は、北海道岩内郡岩内町にある名瀑。
 以前は岩内町市街から島牧方面へ進み、敷島内の集落を越えたところにある樺杣内覆道と鵜の岩トンネルの間のわずかな場所を流れていたが、現在はこれを迂回する新トンネルの上を流れている。
 このトンネルは、長さが4km近くあり、出口は雷電温泉手前になるため、現在は海上で船から見ることしかできない「幻の滝」である。
 高い崖から三段になって水流が流れ落ちる様は圧巻。冬には水が大きく氷結し、見事な氷瀑を見ることができる。厳しい海風が吹き付ける北海道ならではの風景である。
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2007/9/7


賀茂神社 Kamo-jinja Kamo Shrine in Sendai

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 仙台市泉区にある賀茂神社(かもじんじゃ)は、京都の本社と同じく下賀茂神社と上加茂神社の二社から形成されている。大鳥居から中の鳥居、玉垣内の二社の社殿すべてが朱塗りで、赤神様として親しまれている。
 社殿は七北田川が北に流れる台地に位置する。元禄八(1695)年、伊達藩四代藩主・伊達綱村が塩竃神社造営のとき、境内社だった糺の宮(ただすのみや)を現在地に移し、併せて上賀茂神社も建てられた。
 玉垣内には向かって右(東の宮)に下賀茂神社が、左(西の宮)には上賀茂神社が並び、南に面して建っている。神社に伝わる棟札によると、正式名は右が御祖神社(みおやじんじゃ)、左が別雷神社(わけいかづちじんじゃ)となる。また社殿の向拝(こうはい)にある蟇股(かえるまた)の彫刻は、下賀茂神社が雌鳥、上賀茂神社が雄鶏となっている。
 賀茂神社では初詣や、正月飾りを持ち寄り境内で焼き無病息災を祈る「どんと祭」の際、大きな賑わいをみせる。
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2007/9/5


渋川へそ祭り Shibukawa-heso-matsuri 

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 榛名や赤城などの山々に囲まれ、水と緑に恵まれた群馬渋川市では、毎年7月になると「渋川へそ祭り(しぶかわへそまつり)」というユニークなお祭りが行われる。
 渋川は地理的に日本の真ん中とされ「日本のまんなか・へそのまち」と言われている。それにちなみ、昭和五八(1983)年に市のキャッチフレーズを「日本のまんなか緑の渋川」と制定し、翌年に商工会議所が中心となり実行委員会が発足、「第1回日本のまんなか渋川へそ祭り」が開催された。
 例年盛り上がりを見せる祭りは、八木節や渋川雷太鼓など多彩な催しが行われ観客を楽しませてくれる。更に踊り手がお腹に大きな顔を描いて、腰に法被を纏い、大きな笠で頭を覆うスタイルで「はら出せヨイヨイ、へそ出せヨイヨイ、ここは渋川、日本のおへそ」という掛け声の「へそ音頭」で観客の笑いを誘う。
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2007/8/10


和霊神社 Warei-jinja 

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 和霊神社(われいじんじゃ)は、愛媛県宇和島市和霊町にある神社である。祭神は、山家清兵衛公頼(やんべせえべえきみより)。
 山家公頼は伊達秀宗の元で産業の拡充、民政の安定に手腕を発揮した人物だが、元和六(1620)年、これを嫉妬する者により讒言(ざんげん)され、秀宗は公頼とその息子らを殺害させた。これが世に言う和霊騒動である。
 その後この事件に関与した者が相次いで海難や落雷で変死し、公頼の無罪が証明され、人々が公頼の怨霊だと恐れたため、承応二(1653)年、秀宗は山家公頼を祀って、和霊神社を創建した。
 7月23・24日の和霊大祭では名物の闘牛が行われ、四国を代表する祭りの一つとされている。また、高さ15mの花崗岩の大鳥居は、日本一の大きさを誇る。
 和霊神社は、荘厳な社殿を持つ四国でも指折りの大社である。
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2007/7/17


綴子大太鼓祭り Tsuzureko-oodaiko-matsuri 

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 綴子(つづれこ)神社の祭典である綴子大太鼓祭りは、主役は神輿ではなく大太鼓である。それも並の大太鼓ではなく、直径が4メートル近くもある巨大なもの。重量は何と3トン半にもなり、ギネスブック世界一の認定を受けている。
 旧北秋田郡綴子村は純農村として開かれた村であったが、耕地面積に比較して水源・水利の便が悪く、常に灌漑用水の不足に悩んでいて、時には水争いなども起こったという。そこで綴子神社では、干ばつ時に大太鼓の響を雷鳴の音に似せて、天上の神に祈りをこめた雨乞いの神事として大太鼓祭りが始められたと言われる。
 700年の歴史を誇るといわれる綴子大太鼓祭りは、毎年7月14日・15日に行なわれ、住民たちが直径4メートル近くもある大太鼓を「ドロンドロン」と打ち鳴らして練り歩くのだが、雷鳴にも似たその響きは16キロ四方に鳴り響くといわれる。その他に境内では獅子踊、奴舞、ヤツハリと呼ばれる棒使いなどが奉納される。
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2007/6/26


鳴神の滝 Narugami-no-taki 

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 鳴神(なるがみ)の滝は、北海道岩内郡岩内町にある滝である。
 国道229線の八千代の沢から雷電山へ入って約4kmの所にある。幌別川上流の森の中にあり、国道からすぐの所にあるのに山深い風情が感じられる場所である。落差は約5mと、さほど高くないが、豊富な水量と、ゴーゴーと鳴り響く轟音が迫力のある滝だ。
 滝つぼ上にせり出した崖をえぐるようにして清水が流れ落ちる様は豪快そのもの。
 岩の下には、不動尊や龍神様が祀られている。また、この滝は水流を裏からも見られる裏見の滝で、涼やかな雰囲気を味わえる。
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