NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/17


【誠】 Sei Sincerity

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 この字は甲骨文や金文にはみられず、篆文から現れます。右と左の部分に分けられるのは確かですが、ただそのためにA+Bという数学的な感覚の解釈に乗り出すのは勇み足です。意味について白川静先生は「誓約を成就する意である」とまとめています。
 「言(ことば)」が「成る(成就・実現する)」という表面的解釈よりもっと、古代中国の社会の在り方に目を向ける必要があります。白川文字学によると「信」の説にあったように「言」の下の部分の「口」は、祝詞を入れる器の意味です。常用字体からはわかりにくいのですが、その上の四本の横線は、刺青を入れるための道具で、取っ手の付いている針の形です。この「言」の部分だけでも神への誓いのことばという意味があります。
 また「成」は戈・矛(ほこ)を作り上げた後、飾りをつけて完成の儀式を行う形です。つまり、この字の左右の部分は宗教的な由来にもとづくものと考えられます。
 
■ 誠・篆文(てんぶん)
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2008/2/12


坐禅 Zazen 

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 禅とはインドから中国、そして日本へは鎌倉時代に伝わったとされる宗教である。武士や庶民にも広まり、各地に禅寺が建てられた。
 その禅の修業のひとつ、坐禅(ざぜん)とは、姿勢を正して坐った状態で精神統一を行う、基本的な修行のことをいう。
 座禅とも表記されるが、正式には「坐」の字を使用するという。坐禅は坐ることに重きを置く修行である。
 姿勢、呼吸、心を整え、坐禅用の座布団、坐蒲(ざふ)の上に腰を下ろし、浅くあぐらをかく。足の組み方や体勢など、いくつか独特の流儀があるという。そして目を閉じて、ひたすら無の境地に至ることが目的とされている。
 坐禅による腹式呼吸の効果は医学的にも認められてきており、健康目的などにも体験する人が増えているという。
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2007/12/20


【寛】 Kan Tolerance, Leniency

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 いわゆる会意文字です。まず上部ですが、ほかの字にもたくさん見られる宀(ウ冠、うかんむり)はただの屋根を表しているのではなく、霊廟(れいびょう、みたまや)の屋根です。この部分がアジアの宗教文化の基礎となっている祖先供養と祖先礼拝を表しています。
 歴史に見られるアジアの長い平和の秘訣は、このような漢字にも含まれています。祖先の恵みを思うことで人生の困難に耐えることが可能になり、心が広くなります。自分とは異なる考え方、人生観を持っていた祖先を思いますと現在の自分と正反対の生き方や信念を持つ人に対しても、もっと寛容になることができて、人生の本質が見えてきます。
 下の部分は廟(みたまや)で儀式を勤めている巫女です。神道にも巫女が神がかりになる儀式はよくあります。巫女が緩やかになり、神のお告げを伝えます。その時の巫女の姿は、目が強調されてその上に常用漢字には草冠の形になってしまった呪飾も象っています。巫女の寛和な振る舞いだけでなく、それと切り離せない儀式に参加している家族の祖先を敬う心と気持ちも字の意味に寄与していると考えられます。
 
■ 寛・篆文(てんぶん)
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2007/1/31


唐招提寺(世界遺産) Toshodai-ji Toshodaiji Temple

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 奈良県にある律宗の総本山。開基は唐僧、鑑真。
 鑑真は聖武天皇からの招請を受け、五度の渡航の失敗、失明などの苦労を超え、十二年をかけてついに来日を果たした。
 東大寺で五年をすごした後、天平宝字三(759)年に新田部親王(にいたべのしんのう)の旧宅地を授けられ、戒律を学ぶ為の道場として唐招提寺を建立した。
 日本最古の肖像彫刻である国宝、御影堂の鑑真和上像には往時の姿が刻まれている。
 境内には天平金堂の唯一の遺構である金堂や、平城宮の遺構である講堂などの貴重な仏教建築物が立ち並ぶ。1989年には「古都奈良の文化財」の一つとして世界遺産に登録されている。
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2007/1/26


仙の岩 Sen-no-iwa Sen-no-iwa Rock

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 集塊岩でできた旧耶馬風景の代表的なものとして、競秀峰(きょうしゅうほう)「青の洞門のある所」と並び称される。特に剣ヶ岳(けんがだけ)は全耶馬渓随一の大岩柱である。奇岩がそびえ立つ様はまるで山水画の様である。
 また、100mの大絶壁平岩や大中小の屏風岩や大巖寺(だいがんじ)岩窟・奥の仙岩窟などもあって、昔から山岳仏教の聖域となっている。大昔、インド僧法道仙人が居たので「仙の岩」と呼ぶようになった。
 仙の岩は頂上まで登ることができ、頂上からは由布岳、鶴見岳を正面に見ることができる。ここはちょっとした公園にもなっていて、春になれば桜が咲き花見を楽しむことができる。
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2007/1/24


最上稲荷 Saijo-inari Saijo Inari Shrine

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 最上稲荷(さいじょういなり)は、日本三大稲荷のひとつで、祈祷の名刹。吉備平野を一望できる景勝の地、岡山県岡山市に所在する。
 最上稲荷は今から1200余年前、報恩大師によって開かれたという。戦国時代、豊臣秀吉の備中高松城水攻めの際、戦火により堂宇焼失の憂き目に合う。しかし、本尊の最上さまだけは八畳岩の下の元宮と呼ばれる場所に安置され。難を免れたという。
 以来、祈祷の名刹として霊験は遠くの地にも名高く、「不思議なご利益がある最上さま」と広く大衆の信仰を集めたとか。ご利益は「商売繁盛」「交通安全」「学力増進」など。  
 毎年3月には開運・発育健全を祈願して行われる初午祭が執り行われ、ご利益祈願を行う参詣者が今でも絶えない。
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